前回は子供と一緒に楽しく作れる【簡易版】の紹介でしたね。
第2部の今回は大人がガチで作る「アルミ玉」です。
子供向けに比べ一気にハードルが上がりますが、丁寧に作れば綺麗なツルツルピカピカのアルミ玉が作れるので暇な人は是非挑戦して下さい!
【簡易版】は「ビー玉+アルミホイル20m」で作りました。
【ガチ版】はもう少し大きくしたいと思います!
用意したアルミホイルはメーカー違いの8m×2本!
まずはコレを圧縮します。
まずは1本目8m分の1次圧縮です。
一気に2本目を巻いていきます!
ここも「ふわっと」巻きます。
指で軽く圧縮しながら形を整えます。
詳しくは別記事に書きますが、この「ふわっと」巻き圧縮する事で「最終部分のめくれ」が無くなります!
かなり丸くなりましたね!
これを2次圧縮します。
ここまで小さくなります。
こんなくだらない物(失言?)を作ったことがないので、ここで一度耐水ペーパーによる研磨でどの程度削れるのか検証をします。
耐水ペーパー♯120
画像でも目の粗さがハッキリわかると思いますが、この番手は「頑固なサビ落とし」や「古いペンキのケレン」等に使う事が多く、ガッツリ下地ごと削れる番手になります。
ざーっと削りましたが、深い「えくぼ」が目立ちます。
これは「金づちでの面出し(つらだし)不足」を意味します。
もっと叩け!です。
たぶんこの時は本人も気付いていないと思われますが、番手が小さいから磨きながら「えくぼ」を作っていってたと思われます。
別記事で詳しく書きますが、アルミ玉を綺麗に作るコツは…
いかに圧縮できるか?
これにかかっています!
ちなみに!
ペーパーを新しい物に替えるだけで毎度これぐらいの削りカスが出ます。
ある程度大きな「えくぼ」が取れたので番手を#400に上げます。
全面を磨きました。
パッと見では綺麗に見えますが、それはそう見えるだけであって拡大すると
細かい「えくぼ」が無数に残っています。
これ以上番手を上げてもこの「えくぼ」が消えることはありません!
これがアルミ玉を作る上で一番バランス調整が難しい所になります。
僕自身は作るのが初めてで全く分かっていないんだけど、今回初めてDIYに挑戦したようなズブの素人の作品を見ても何の参考にならないので…
ここで一度「ハイラップ#320」を付けたグラインダーで表面の小さな「えくぼ」を無くせるか磨きました。
無理ですね!
もう一度耐水ペーパー#400に戻して磨きます。
一か所から決めて磨くのではなく「薄皮をはぐように」均一に全体を磨いていきます。
黒っぽい所が「低い場所」になります。
絶対に守る事は「全体を均一に」です!
かなり時間がかかる作業ですが#400で磨き続ければ…
「ハイラップで磨いた低い場所が完全に消え」これで面出しが完了となります。
そして、かぎりなく「真円」に近づきます!
せっかくだし耐水ペーパーの番手を上げて「どの番手でどの程度光るのか?」の検証をしてみましょうか!
これが#400
これが#600
これが#800
これが#1000
これが#2000
照明の加減でわかりにくいですが、耐水ペーパーでも#2000まで番手を上げるとそれなりに輝いてきますね!
【簡易版】ではこの後に「液体コンパウンド」で仕上げますが
一番メジャーな「ピカール」がこの値段です。348円
遊び程度ではもったいないので…
ダイソーで「シンクの汚れを落とす研磨剤」が売っています。
もちろん100円ね!
ペースト状で液だれが皆無なので使いやすいです!
ステンレスの汚れ落とし用なので研磨剤の粒子が大きいですが、乾いたぞうきんで軽くしっかり磨いてやれば顔が写る程度には輝きます。
小さなお子さんにはこれでも十分満足ではないでしょうか?
さて、大人用の【ガチ版】はここから更にアクセルを踏み込んでいきます。
続く