前回の「落ち葉」の記事で使った“バイオフィルム”という言葉。僕もあまり深く考えていませんでしたが『目に見えんの?』と聞かれたので一度記事にしようと思います。
本当は次のエサの記事で少し触れる予定でしたが、まぁそこまで重要ではないし“キーパー”には不要です。
【培 養 箱】
落ち葉についてはいろいろな箱を使って熟成を進めていますが、その中の工程で「育てる」があります。
赤いラインが1枚の落ち葉になります。注目は表面の色味になりますが、まだら模様になっておりパッと見では汚く見えると思います。
コッチ方が分かり易いね!
右下の部分に「半透明の膜」が確認できます。
使ったことが無いから知りませんが「サガミオリジナル0.01」ぐらいの厚みじゃないですかね?
これが「バイオフィルム」です。
色味の変化がわかりますかね?
持ち上げた事によって落ち葉から分離した証拠になります。
あんまり弄りまわすとどんどん剥離するのでよろしくありません。
ようは、ザリガニはこのバイオフィルムを摂取するために落ち葉を食べます。いや、付いてなくても落ち葉なら齧ると思いますが大して栄養が無いからね!
細かい仕様説明は省きますが、条件をいろいろ変えて熟成させています。
これなんかはほぼほぼ剥がれ落ちていますが、洗浄をやり過ぎるとほぼ剥がれるのでこの辺りの加減は難しいですね!
これはほぼ残ってますね。
バイオフィルムとは「微生物の塊」なので培養ができ増やす事ができます。
ザリガニが食い散らした小間切れのアナカリスも一緒に入れたりしますが、栄養価が高い水なのでこの時期のこの水温でも枯れることなく新芽が出てきたり。
こういうのもしっかり取り入れていくと“箱”の数がとにかく増えます。
「飼育者」を目指すのであればこの辺りはやってて当たり前というか「何を目指すのか?」に直結してきますが、将来的に「ニホンザリガニ」や「カンバルス」の飼育を予定しているのであればやらないと話にならない。
逆説的にはサイクル重視で色遊びをする場合の「アメリカザリガニ」には不要。
終わり。