【 2022年6月13日 】
前回からちょうど1週間後になり作業開始から5週間後となります。
僕は6月3日以降は一切作業に入っていませんが、微妙に手伝ってくれる人もいるみたいなので少し改善してる場所もありました。
今回は下流域から順番に紹介していきたいと思います!
うん…まぁ…そうねぇ…
正直なところ…想像の上を行く繁殖力です…。
これが“緑の絨毯”です。
これはため息だわ…。
この藻については多角的に撮影をしてますが、最終的にはこのように水面を覆うように大繁殖します。
「ポン吉2号」こと“王女”を見つけた場所ですね。
増えてるのは増えてるけど…一番最初に比べてまだ少ないです。
水面に浮かんでいる分は若干色が薄めですが、これは光合成によって酸素を作り出しその泡とともに水面に上がってきます。
この下側はスッカスカなので網で掬うことで除去自体は早いので…これで20分もあれば底に沈んだ分もほぼ取り切れるかな?
ただね、生えてきた水草を傷めないように丁寧な作業が求められるので…実際は30~40分ほどかかるかな? 取るだけなら早いんだけどね。
もちろん立ち入り禁止のエリアにも流れていきます。
この場所も5月終わりから清掃に入ったんだけどね。
ココはある程度撮影してるので別記事を3本用意してます。
もちろん総量が圧倒的に多いのでそこそこ大変な作業になりますが、実は川底の状態が良く足場がしっかりしてるので見た目とは異なり楽なんですよね。
ここも見える分はほぼほぼ取ったんだけどなー。
まずは水面上に浮くガンガン光合成をしてる分から網で掬い増殖スピードを抑えています。
その後に底に溜まった藻へ日光が差し込み光合成が始まり水面に浮いてくる…というサイクルになるので川底の泥を掬うこともなく効率は圧倒的に良いですね。ただし圧倒的に量が多い。
そうは言っても?
あまり雨が降らなかったので10日ほどでかなり圧縮しています。
元々は石垣の高さまで積み上げていたので…鬼のように掬いまくったんだけどね…。
ココが酷いなぁ…。
岸側に生えてる背の低い水草の根の周りに大繁殖してます。
綺麗に取りきることができないので溢れるように成長し大繁殖していく…。
もう“いたちごっこ”ですよね。
ココは前回の記事で『流れてきた水草が水面を堰き止めるように…』と書いた1週間後です。
こうなりました!
ちょっと水流が弱い影響もありますが、このように“緑の絨毯”が形成されてゆき、もはや「池」のように水面に油膜まで溜まっています。
この状態が続けばもちろん悪臭が発生するし、何より「ボウフラ」も大量に沸いてきます。
ちなみに、鉄バクテリア(細菌)による「鉄酸化被膜」も現認してるので土壌の状態も相当悪化してますね。
既存の水草を抜けないので…時間をかけて丁寧な作業をしても全てを取りきることができません。
そこの背の高い水草が引き抜かれていますね。調べてないけど「花菖蒲」でいいのかな?
ここも抜かれてるね。
雑草に見えるのかな?
もう頭が良い悪いの次元ではなく、そもそも脳みそが入ってないと思うわ。
あの奥は綺麗だな…。
ちょっと理由がわかりませんが、ひょっとしたら上部の木々によって日中の日差しが少なく光合成が抑えられているのか?
この辺りが比較的綺麗です。
底の方に光合成をしていない緑色が少し確認できますが、最下流域からこの辺りまではこれぐらいまで藻の除去が終わっていました。
信じられますか?
心が折れるよね?
反射して見づらいですが、長細い藻が確認できます。
これが「アオミドロ」でいいのかな?
もはや藻類の種類はどうでもよく、とにかく物理的に除去していくしか方法がありません。
まだ生きてたのか…。
そのうち壊されるんだろうなーって思うと切なくなってくるけどな。
この辺りは地のコンクリートがむき出しの箇所に根を張ってると言うか…簡単に取れないしほぼ途中で切れて「根」が残るんですよね。
前回折られたエリア。
水面を塞ぐように折れているので上流から流れてきた藻類が絡まり繁殖が始まっています。
どうすんのコレ?
で、ココも書いておこうか。
この場所は手前20㎝程が絞られ「用水路」のような形状になっています。本来はね。
画像の大半を占める石畳のような場所は本来水没してはいけないエリアになります。
誰かが大きな石を運び水路からオーバーフローさせていますが、何度取り除いてもこの状態に戻ります。
結果として?
本来は水が無いエリアでも藻類が大繁殖してますね。
この場所もデッキブラシで磨いて水で流して藻類をほぼほぼ除去できたんだけどね。
このような水深がほぼ無い箇所は素手で掬うように藻を取っていきますが、僕は手を切りました。別記事で書きます。
副産物として?
藻類とは別に河川でよく見かける緑色の「コケ」が石の表面に付着(発生)し始めています。
この状態で水路を堰き止めている大きな石を撤去し水を引かせるとするでしょ?
間違いなく滑る!
この場所は奥にある「アジサイ・ウツギ園」に向かうルートでもあるので高齢の方もよく渡る場所です。
このコケを見る限り…もう逆にこのままの状態を維持した方が「安全」と言える状況に陥ってます。
こういうのも「想像力の無いバカ」が勝手にやってるわけですが、だいたいやった奴はその後知らぬ存ぜぬで、こうなっている事を知らない人が足を滑らせ怪我をするお決まりのパティーンになりますよ。
世の中ってそんなもんよな?
この辺りは…さほど増えてない。
このエリアは人が入って水遊びをしてることが多いですね。
ここについても別記事でしっかり補足しますが、そもそも誰も入っていいって言ってないのね?
要はね『何が当たり前なのか?』ということにもなってきますが、この場所も馬鹿基準になってくるので…一度「馬鹿基準」について…。
この後に書きます!
ザリガニを探すついでに藻類を石の上に置いて…取ってくれることはいいんだけど、そういう感じで放置されるとけっこう臭くなるんだよね。
まぁ…もともとはこのエリアにザリガニはいないんだけど、ここにも気持ち悪い「老害」がおってなぁ…。
たぶん承認欲求の塊なんだろうけど、こういう奴がリアルな世界に出てくるとマジで迷惑。まぁネット世界に住まう「パヨク」や「ネトウヨ」も迷惑極まりないんだけどw
これはたぶん「どくだみ」と思われますが、ザリガニを探すためであれば植物を引き抜こうが踏み潰そうがお構いなし!
それが現在の大阪城公園。
『ザリガニガー』を言ってるアホでカッペの想像力の無い専門家にはわからんと思うけど、これが来年2023年に「特定外来生物」に指定される弊害になります。
そもそもな、どのジャンルであろうが「専門家」なんて素人が大して知識が無いことをいいことに、「ミクロ」と「マクロ」をころころ入れ替えて話よるからな。
どうしようもないな。
また後で触れるとして、先にこの上段に上がりたいと思います。
まぁでも…重力に負けて切れた藻類が水中に増えてきますねぇ。
この辺りは少し取った後があったのでさほど増えていません。
たぶんサマルトリアだと思うけど、別に連絡を取り合って作業をしてるわけではないので詳しくは知らん。
この背の低い水草がある箇所も一度綺麗に取ったんだけどなぁ。
この中もエライコトになってるなぁ…けっこう取ったんだけどね。
画面右半分の上段部分の藻類をもっと取らないと、いくらでも下段に流れていくわけです。
こういう感じだよね。
この小川の全長がどのくらいあるのか測ったことがないから知りませんが、この辺りが全体の中間付近になります。
ちょっと計算が難しいけど、現状であれば「毎日1人工(にんく)」の仕事量でコケの大繁殖を抑えられる計算になります。たぶん
6月はほぼ作業をしないからこれから爆殖するとして、7月8月は「毎日2人工」の活動で増殖が止まり減少に転じると思われます。たぶん。
誰がやんの???
この辺りはまだ「川」としての機能が残っているのでさほど。
石橋の手前らへんから藻類はかなり少なくなります。
この辺りはもともと木々に覆われ直射日光がほぼ当たりません。
後は悪さをする奴もほぼいないから現状維持というか、でも全く無いわけではないのが少しネックです。
ちょっとあるな。
水深が浅いし流れる水は無色透明なので簡単に目視で確認できます。
ただなぁ…落ち葉や小枝等の障害物が多いし、蜘蛛も多いんだよね。
最上流のこの場所にコレだけある。 本来であれば絶対に発生しないハズなんだけど…。
後はわかるね?
たぶん詰んでますね!
そうは言っても?
やっぱり最上流から清掃を始めないと前に進みません。
ちょっと気になるのが、画面中央らへんの石が崩れて土が流れる(流出)ように見える箇所ですね。
もともとその場所は崩れていましたが、以前より面積が広がってきてるから先にシャベルでちょっと修正した方が良さそうだね。
で、コレだわな?
どうしようかコレ?
一度取ったことがありますが、もちろん綺麗に取れるわけがありません。
右側の明るい方がこの場所に本来あったコケです。
自然下でもよく見かける割とスタンダードな奴だと思われます。
上段から細切れになった藻類がボトボト落ちてくるし、実はこの状態でも繁殖してるので、必ずしも水に浸かってる必要は無いようです。
もう最悪やんけw
何よりこの藻類はスポンジ状なので体長が1~2㎜の羽虫がコロニーを形成し大量発生してます。
近寄ったりそれこそ手で取ると、その羽虫どもがウワーって舞うからガチで気持ち悪い。
オマケに?
この茶色くドロドロになった物体は藻類の活動サイクルが終了した“亡骸”ですが、もちろんこのまま水流に乗って川の中に溶けていきます。
故に土壌の成分なんかもおかしくなってるでしょうね。
ドロドロに溶けた茶色が既存のコケに覆いかぶさるように浸食が始まっています。
もうこのフェーズに突入してるのであれば、一度「高圧洗浄機」で根こそぎ落としてピッカピカにしないと絶対に終わりません。
この辺りに電源はないし、そもそも誰もやらんやろ。 少なくとも指定管理者にそんな予算は無いと思うわ。
仮にできたとしても…
次は下段以降が死ぬことになります。
こういう石の隙間って手で取りきることは不可能だから、それこそバケツに水を汲んできて流すか? ちょっとやってみたけどね。
でも…流したら下流に流れていくんだけどね。
潰された所だな。
まだ辛うじて一カ所残っていますが時間の問題です。
大問題がココですね。
この小川の水は近くの中浜下水処理場からろ過された上水を流しています。
この場所に溜まった水は最後に「大阪城南外堀」へ流れていきます。
目詰まりを起こしてもいけないし、この場所はカルガモのねぐらでもあり、既に繁殖期を迎えていますが2カップルがいます。
これから7月8月を迎え、もしも仮に万が一…「大阪城南外堀」で大繁殖することになると…もはや景観もクソもない事態に陥るし、水面に浮かんだ藻類の回収にはボートを出す必要が出てきます。
どうなるだろうね?
キッツイなコレ。
一度逝くところまで逝ってもいいのかな~って最近は考えていますが、この人工物を破壊するアホどものせいで無駄に作業量が増えてるというか…仕事を邪魔されてるからこれ以上やりようも無いんだけどね。
今までやってきた活動内容は記録として公開していきますが、すでに保全活動というよりも別次元の戦いになってます。
もう辞めて良いかな?
無理やわコレ。
つづく