あくまでも僕の基準になりますが、大阪城公園の保全活動を始めてから「社会問題」と言えることが4つありました。
2.外来生物の放流
3.ゴミ投棄問題
4.人工物への破壊行為
「1と2」は既に書いていますが、問題の「3と4」について本丸はまだ書いていません。本当は書かない方が良いのかもしれませんが事実は事実としてしっかり記録に残したいと思います。
コレは昨日の話ですわ。
【 2022年6月19日 】
6月はほぼ作業に入らない予定でしたが…この記事の前に公開する予定だった内容を後にずらすとして、先週は16日(木)、18(土)、19日(日)の3日間作業をしています。
朝5時過ぎスタートね!
大阪は14日(火)に梅雨入りしたものの、それ以降さほど雨が降っておらず…今週以降もよくわからない天候が続きそうです。
先にちょっとね!
水面を覆っていた一部の箇所については水の流れを改善させ油膜を流す為に応急措置を行いました。
「脱皮殻」は本当に久しぶりの発見となりますが、センスの良い人であれば気付いたかな?
誰かがアメザリを放流し、誰かが直ぐに捕獲し持ち帰るので現在の小川で「脱皮殻」を見ることはほぼありません。
まぁコレはいいわ。
大した問題でもないし。
【 2022年6月16日 】
作業を止めて約2週間後となりますが、案の定と言いますか…正直な感想として『けっこう増えたなぁ…』ですかね。
言うて本日は6月20日なので、これから7月8月…9月も水温が高いので向こう3ヵ月間の予測を立てる意味でも一度「藻類の増殖スピード」を知る必要があります。
と言うのも、この場所の藻類について全ては取りません。別記事で詳しく書きますけど。
今回の「クソ老害」はこの内容が絡んできますが、この場所については取っても総量の「1/3」までがベターであろうと計算しています。
要はね、この場所は止水の池ではなく、大阪城南外堀へ水が流れていきます。逆に止水だったら放置できたんだけどね。
藻類が南外堀へ流出しなければ別に「1/4」でも「1/5」でも何でもいいわけですが、現状ではこれから向こう数カ月がどうなるかわからないので安全策の「1/3」になるわけです。
もう一つ理由があって
最下流域の6mほどの区間です。
見ての通り“緑の絨毯”が進行しており、これ以上は流石に放置できません。
反対側から撮影。
水草が数本確認できますが、これも作業を開始したゴールデンウイーク明けにはさほど芽を出していませんでした。
藻類が増殖した結果としてほぼほぼ見えていませんが、水流で押し寄せる藻類によって茎ごと倒されて水中に潜っている状態になります。
この状態でガツガツ藻類を除去すると水草にもダメージが残ります。
いろいろ試した結果、この「デッキブラシ」で泡を立てるように水流を起こし、浮かせるように下流へ流すことで細切れになった藻類が綺麗に除去できます。
先端の緑のブラシ部分がイイ感じで細切れになった藻類を絡め取るので水草にも優しいですね!
ただし、底に沈み泥を被ってる藻はなかなか浮き上がらないのでぶっちゃけまぁまぁ時間がかかります。
まだ底の方に塊が点在してますが、2日間の延べ2時間の作業でここまで綺麗になりました。
もうそこに写っていますが、若草色の植物が保全対象の水草です。
昨年2021年、一昨年2020年の止水措置を乗り越え残った株なので何とか育成させ増やさなければいけません。
ただなぁ…
トータルで30株ほどが芽を出しましたが、成長が遅かったというか後から芽を出した高さが5㎝ほどの株が慢性的に藻類に覆われ光合成ができずに成長が止まっています。
「水草水槽」をやってる人であればこの色味でわかると思いますが、既に葉が変色しており溶けだしています。
ただし、この場所はそれなりの自然なので後は植物が持つ回復力に期待したいところです。
そういうわけで、現状は上流からいくらでも藻類が流れてくるので一度最下流域に流し、ある程度溜まった段階で一気に除去するという流れになります。
でね、作業を始めてから実はまぁまぁ声を掛けられることがありますが、内容は大きく分けて3つです。
まずは『大阪城ホールはどこですか?』や『森ノ宮駅にはどう行ったらいいですか?』等のどこですかシリーズです。
次に子供たちの『アメザリいてるー?』や保護者の『どんな生き物がいますか?』の生き物シリーズです。
最後に労いの言葉ですね。
意外かもしれませんが、この場所での作業を始めて一番喜んでくれたのが高齢者の方々なんですよね。
要はね、毎朝のルーティンで散歩をされている方々です。一度死んだこの小川が日に日に綺麗になっていく様子が嬉しかったみたいで『暑いのにご苦労様です。』という声が一番多いですね。
この日は違った。
最初は何をしてるかわからない人や、藻を取る意味がわからない人も多いから時間がある時はしっかり説明をするし、そこから違う話で盛り上がったりね(笑)
だからコレも一つの「コミュニティ」であって、社会に席に置く身としては大切なことですよね?
で、このクソジジイな。
こんな老害は晒していくで。
このジジイが「A」として左に切れてる奴を「B」として話を進めたいと思います。
今日はね、何か視線を感じたというか、この場所から指を差されたり、僕について何か話してる感じがしてました。
で、この「A」が下まで降りてきて『何をしてはるんですか?』と尋ねて来たわけです。
もちろん通常の対応で一連の説明をしたわけです。
この後にね『誰の許可でやってんの?』『勝手にやってんの?』『いつまで続けんの?』と畳みかけるように続いたわけです。最初から喧嘩腰だったからピンと来ました。
それでは大阪弁で少し読みにくいと思いますが、「大阪市民 VS 大阪市民」による“コミュニティ”を書きたいと思います。僕は「P」にしときますね。
P『そんな奥歯に物の詰まったような言い方せんと言いたいことがあるんやったら言ってみろや。』
A『ワシらはここでトンボの撮影をしてるから今すぐ止めて欲しいんや。』
P『何で止めなアカンねん、何でお前の言うことを聞く必要があるんか説明してみろや。』
A『ソレを取ったらトンボの卵まで取ってまうやろ、だから止めてくれ。』
P『そんな事わかっとるやんけ、でソレがどないしてん、トンボなんか他にもおるやんけ。』
A『なんやわかっててやってんたんか、誰の許可や大阪市か?いつまで続けるんや?』
P『お前面倒くさいな 上の奴もそうか?』
A『ワシらの仲間は10人ぐらいやからな、みんなここでの撮影を楽しみにしてるんや。』
P『お前ちょっと上に来いや、アイツも一緒に説明したるから。』
A『ゴニョゴニョゴニョ…』
P『おぃごらっボケっ オドレかヤカラ言うとんのは 何や言いたいことあるんやった言うてみぃやなぁ?』
B『いや…僕は関係無いです…』
P『あ”っ 何やねんそれ?』
P『おぃコイツ関係ない言うとるやん? お前さっき仲間言うとったんやんけ どないなっとんねん? おっ?』
A『ゴニョゴニョゴニョ…』
P『オドレが仲間言うとった10人って誰やねん もう面倒くさいから残りの9人早よ呼べや 10人まとめて相手になったるから早よ呼べや。』
P『で、お前さっきコイツと仲よう喋っとったやんけ 知らんとでも思ってんか?』
B『いや僕は前から作業をされてる時も一言もそんなこと言ってなかったじゃないですか?』
P『知らんやんけ。誰やねんお前。』
P『ほんでな、お前さっきから毎年楽しみに撮影してたって言うとったけど去年一昨年は止水でカラッカラなっとったやんけ 何の撮影をしとってん? トンボなんかおらんかったやんけ 何でそんな2秒でバレる嘘ついとんねん? テキトーなこと言うたらアカンで。』
A『ゴニョゴニョゴニョ…』
P『お前だけちゃうんかごちゃごちゃヤカラ言うとんのは もうええから早よ残り呼んでみろや。10人もおんのか? おっ?』
ちょっとわかりにくいけど、赤で囲った部分に枯れた枝があります。
ちょうど「シオカラトンボ」が休憩をしてますが、このような物は必要最小限の除去で極力残すようにしています。
この件についてもごちゃごちゃとヤカラを言ってきたわけ。
これは前日の土曜日の除去分になりますが、手前の藻類の奥に水草のような物が写っています。
要はコレなんですよね。
P『ほんでな、お前ら取るなって言うとるけど、もちろん何かわかった上で言うてるんやろな?』
B『いや僕はトンボしか知らないから草は知りません。』
P『知らんねんやろ 何で知らんくせにそない偉そうに物吐かしとるねん アホちゃうか? なんや文句あるんやったら環境省とグループ会合に出とった専門家に言うてこいやボケっ。喧嘩したいんやったらもうちょい勉強してからかかってこいアホがっ。』
別記事を用意してますが、この植物は環境省が「特定外来生物」に指定してる「オオカワヂシャ」になります。
今年になってこの特定種が大爆発しました。小川の方もドエライことになりましたが、藻類の除去の前に根こそぎ取ったんですよ。
もちろん環境省の本店に電話をし全国的な生息域拡大の実態や駆除や処理に運搬の方法、この小川の状況を軽く伝え今後考えられるリスクであったりと確認をし、その内容は指定管理者にも伝えています。
基本的に環境省の方針には従いますが、この立ち入り禁止エリアにおいては少し残しています。
非常に根が浅いので簡単に引き抜けるというか、この状態でも枯れることなく増えていくと思います。
多少はヤゴの羽化用の「足場」として残した方がベターであろうと。
この辺りは各現場で状況判断をするべきですが、国内の在来種との交雑が確認されており種子が鳥の糞等で運ばれるので本来であれば全て取りきるべきだと言えます。
まだ様子見なので最終的に全駆除するかもしれませんけどね。
でね、このクソジジイがトンボトンボってうっせーからここにどんなトンボがいるか確認したわけ。
2種類しか答えられないわけ。
僕は5種類現認してるわけ。でね、トンボはオスメスで色味が変わる場合があり例えば「シオカラトンボ」であればメスの色味は青色ではないから「ムギワラトンボ」と呼ばれたり。
色違いを含めると8種類の現認となりますが、このトンボ大好きクソジジイはたったの2種類だってよw
A『ここはヤンマがおらんからな』
P『はぁ?おるやんけ クロスジおるやんけ どこに目つけとんねん?』
A『そう、ワシはソレを撮りたいんや』
ってトンボの話になったら急にテンションが上がって気持ち悪くなったから
P『お前首から何ぶら下げとんねん 重そうなネックレスやのぅ そんなガラクタ要らんやろ代わりに捨てといたろか?』
と言ってやった。
でね、ここまで書くと僕がガイジっぽく見えると思うんだけど、僕は自分から喧嘩を吹っ掛けることはないし、この人工物にとって現状手が打てる「最適性」を考えて作業をしています。
結局のところ昨年一昨年の「止水措置」によってこの小川の生態系バランスが大きく崩れたことが原因であり、このような状態は初めてなので今後どのようになっていくのか誰にもわかりません。
ここからですわ。
P『お前な取るな取るなって言うとるけど、取らんかったどないなるかわかってんか?』
A『そんなんわからん。』
P『この人工物の構造知ってるんか?』
A『そんなん知らん。』
P『さっきからエエ加減なこと言ってんちゃうぞボケっ この場所が目詰まりを起こしてオーバーフローしたらどうすんねん お前が作業するんやな?』
A『ワシはせえへん』
P『このまま放置して南外堀まで広がったらお前がボートを出して作業するんやな?』
A『ワシはせえへん』
P『なんやお前はトンボが撮れたらソレでええんか? 他が犠牲になろうがどうでもええわけやな?』
A『ワシはトンボが撮れたらええんや』
P『おぃこらっクソジジイ』
ここから先の会話を書くと流石にGoogle先生に怒られそうなので割愛しますが、とにかく『最近の若者はー』タイプというかアホのくせにとにかく上から。
こういうアホってそれなりの企業で役職に就いてた「自己陶酔型」にも多いですが、とにかく自分良ければ全て良しの自己中の完全な老害でしたわ。
こいつ等と同じで「日本語」が全く通じませんね。
っていうか、上本町のアンダーパスらへんの高層マンションが立ち並ぶエリアですが、日曜日の朝一から何やってんのこいつ等? 拡声器まで持ってきてマジで迷惑じゃない?
19日の10:00ぐらい。
手前半分を常時これぐらいにしとけば南外堀への流出は起きないだろうし、残り半分でヤゴには頑張ってほしい。
手前のこのエリアはカモ類の寝場所だし、水深が浅いのであまり取らないようにしてます。
ほぼ日陰ということもあり増殖スピードも緩やかですから。
だからさぁ、ここまで状態が悪化してしまうともう「円満解決」なんて無いわけで、何が正解かわからない「答え」が無い中でも前に進めていかないといけないわけ。
もちろんヤゴが減少することになりますが、これ以上全体のバランスが崩れないように、また一カ所に「犠牲」のしわ寄せがいかないように常に状況を確認しながら頭をフル回転させてやっとるんだわ?
この下流域はまだ時間を掛けると綺麗になるからマシですが、上流域はもう手が付けられないのでぶっちゃけ終わりました。多少はやるけど。
だんだん腹が立ってきたからこの日はこれで終わり。イライラしてると作業が雑になるからね。
スロットでも行ってくるわ。
うぇ~~いっwww
設定2やな…コレ…。
テキトーに過去画像を貼ってると思われそうだけど…
ホンマに行ってるからw
いやね、8月だったか「6.5号機」で政宗が出るから復習がてら打ちたくなったんだよね。それだけやで。
もちろん負けたけどな?
おわり