家庭でカラーザリガニを飼育する上で少し厄介な「バーンスポット(病気?)」
多くの人がこの「バーンスポット」を経験していると思いますが、今のところ発症原因は不明なのかな?
実際に僕もよくわかっていません。
発症してすぐに体調が崩れるわけではなく、まして死ぬこともないのでどちらかと言えば…まぁ発症しない方がいいよね!
で!
症状としては「損傷ヵ所」や「欠損ヵ所」に【茶色いシミ】のようなものができることが多いですが、これがバーンスポットになります。
特にカラーザリガニ(主に白系)では非常に目立ち愛玩目的の飼育では「萎える」と思います。
何とかならんのか?
多くの人が頭を抱える問題だと思います。
どこかの記事で『これから秋ぐらいにかけて野生個体のバーンスポットの発症率を調べます』と書きましたが、一応調べました。
調べましたが…
けっこう前の画像ですが…1匹目にしてバーンスポットが出てたんですよね…
同じ個体だけど、この部分もそうだね。
バーンスポットの症状は大きく分けて2種類になると思います。
1.欠損/損傷ヵ所
圧倒的にこちらが多いと思いますが、ハサミの先っちょや足の先っちょ、長いヒゲの先っちょ、尻尾部分の衝突痕等、何かしらの損傷があった場合に欠損箇所が茶色くなります。人間で例えるなら「かさぶた」のような感じ?
多頭飼育において喧嘩が頻発に起こる環境では発症率も相応に高くなります。
特にこの後ろに逃げた際に固い物にぶつかって出来る「衝突痕」については頭が痛いというか、これが一番厄介なので…う~ん。
使う素材の選定からやり直し…
2.非欠損/非損傷ヵ所
こちらは【1.】と発症理由が異なりそうです。
上の画像(捕まえた個体)のバーンスポットはこの【2.】になり、健康そうな部分にポツンと茶色いシミができますが進行すると穴が開きます。
そして
この「バーンスポット」は脱皮をする事でしか治せないと言われています。
要は上の薄皮をバーンスポットごと脱ぎ捨てる感じだね!
ただし
あまりにも悪化すると内臓の方まで浸食?するそうです。
で!
たぶんこの時は「TLが6㎝を超えたメス」のセメント線の有無も同時に調べてたんですね。
そういうわけで!
涼しくなったから最後にもう1回調べたいと思います。
今回の注目はーーー。
【うんこばさみ】です!
全国的には「火ばさみ」とも言うらしいですが【うんこばさみ】です!
小学生の頃、公園で犬のうんこをコレで拾って鬼ごっことかしたよね?
ひょっとして…知らん…?
大阪だけ……?
本題に戻り…
手で拾うのが嫌だったから持ってきました。
浅漬けの落ち葉ですね!
原型が残りつつ色が染まった物です!
あとは落ち葉ですね。たぶん4種。
これで新しい「環境」を作ろうとね!
本題に戻り
反射してますね!
バーンスポットを見落とし無しで調べるには明るい日中の方が適していますが、撮影は困難だし、周りに人が多いし、大きなザリガニは警戒して隠れまくってるので…
効率が悪いんです!
だから最近は暗い朝方に来ます!
画面中央にいるのが確認できますかね?
これぐらいの距離だと「釣る」より「すくう」方が早いですね!
これ可愛いね(笑)
共にTL7㎝越えのオスとメスです。
どちらも完全体です。
裏側は綺麗ですね。脱皮して2週間ぐらいかな?
繁殖フォームです。
バーンスポットは無いけど、セメント線も出てないね。
このTLが7㎝ぐらいまではほぼバーンスポットを確認する事ができません。
あーーーしくった…
前の絶対王者調べてないわ…
もうね、僕の中では「終わった事」になってたんですよね…
それに僕はあまり生体に触りません。
たぶんザリガニの表面って雑菌の塊だろうし、人間の手もばい菌だらけで汚いんですよね!
【雑菌 VS ばい菌】w。
でね
バーンスポットを調べるだけならコレでもいいんですよね!
これね「脱皮殻」ではなく「亡骸」です。それも大きそうです。
青丸はバーンスポット【1.】確定ですが、黄色の方は怪しいです。
これは【2.】ですね!
手の届く物を拾いましたが、はやり小さな物にはバーンスポットは見当たらず…
大きい物にはやはり…
んっ?
最初のやつと位置が少し違うか…
これがTL8.5㎝のメス
やっぱりあるね。
でね、本当はもっと調べる予定だったんですよ。
っていうか、ここまで多く確認できないと思っていました…
水槽で飼育をするから「バーンスポット」の発症率が高くなると思ってたんですよ…むしろ、それを期待していたんですよね…
とにかくこれは大阪城公園の生体の話になるので本当はもっと違う環境を調べない事には始まりませんが…すでに心が折れました…
一番最初のタイゴーストを飼う前に『バーンスポットは出る時は出るで』と聞いていたので飼育環境に左右されると思ってたんですよね。
発症率を下げるのは無理じゃないのかな?
どうだろう?
野生個体のバーンスポット発症率については、「生体数」で調べるより「1歳以上」か「TL7㎝以上」に絞った方が良さそうな気がします。
まぁ…気が向けば来年も引き続き大きな生体を捕まえては確認しようと思いますが…
どうしたものか…
そうそう!
ちょっと気になる事を補足すると、飼育下のカラーザリガニのバーンスポットはほぼ【茶色】になりますよね?
野生の赤いアメリカザリガニのバーンスポットの色はほぼ【黒色】になります。
この「違い」は何だろうね?