それでは改造の続きです。
手袋をしてますが、ギプスの内側はそこまでツルツルしてる訳ではないので常時手袋が必要になります。
現状は親指がこの角度になります。
この状態を1週間も続ければ誰でも痛みが出てきます。
と言うよりは、骨折をしてない健常者でも1ヵ月間ギプスを装着するとまず間違いなく「伸びなく」「曲がらなく」なります。
人間の関節とはそういうもので、使わなければ確実に固まります。
そういうわけで!
2ヵ月間も副木やギプスを取り付け全く動かせないとリハビリに膨大な時間を要します。
なので!
僕の場合は骨折後数日でリハビリを開始しています!
【親指部分】
とりあえずこれぐらい削ります。
手袋が付いた状態で親指がギプスに一切干渉しない所まで削ります。
これぐらいかな?
ちなみに!
この手袋はスマホが操作できるタイプなので、寒くなるこの時期では重宝しますね!
ザックリこんな感じです。
強度を確保しつつ良い感じで解放できました。
「FRP」は切断面が非常に弱くもろく割れやすいので「補強」が必要になります。
あくまでも短期使用に留まるのでグルーガンで実用強度が確保できます。
長期使用の場合は素直にFRP樹脂を再塗布する方が良いですね!
まずは外側を修正します。
若干ボコボコしてるのでグルーガンで隙間を埋め表面をなだらかにします。
これをしておくと、上着の袖が引っ掛からず裏地を傷つける事もありません!
内部の段差や切断面もしっかりグルーガンでコーティングしておきます。
グルーガンで樹脂を塗布すると通気性が悪くなりますが、これから毎日お風呂に入れるので全く気にする必要はありません。
そうは言ってもアホほど塗布するといくらでも樹脂が必要になるので適度に終わらせます。
切断面の「空気で膨らませた層」は強度が落ちているのでしっかり充填しておきます。
これにてグルーガンは終了です。
続いて用意したのが「金具」と「ボンド」。
コレを使って分割したギプスを再装着できるようにします。
商品名は【パッチン錠】
ホームセンターで売ってます。
これが正位置になりますが
最大で2㎜ほどの遊びがあるので、そこまで神経質になることもありません。
小さい方には「ツメ」があるので、しっかり入り込むようにクリアランスを確認して接着し取り付ける必要があります。
こんな感じ。
けっこうテキトーです。
取付位置はこんな感じ。
これぐらいの長さのギプスでは片面3個が理想ですが、そこまで無駄にお金を使いたくないので片面2個の計4ヵ所にしました。
これでも十分です。
注意点としては常に体と接触する二の腕内側部分には取り付けない方が良いですね!
あとは強度を確認しながらですね!
小さい方のパーツは強度がいらないのズレない程度にボンドを塗っておけばOKです。
固定します。
けっこう勢いよく『パチンっ』と閉まるので反対側のパーツはしっかりボンドを塗っています。
ボンド同士が引っ付かないように注意しましょう!
【外側】
【内側】
ボンドが完全乾燥したら完成です。
簡単だったでしょ?
風呂に入りたいから外すって理由もなかなかだと思いますが、骨折の度合いが酷いので外した状態のこのままでははやり問題です。
完璧やないか!
ちなみに!
担当医の先生はコレを見てビックリしてたw
………
……
…
なんか物足りんな…
おもんないよな?
続く。