それでは「ギプスの改造」に入ります。
切断に使う電動工具はルーター(リューター)のみです。
力加減を知りたいので一度切ってみます。
刃は鉄鋼用というか黒いやつです。
黒い部分。
これはマジックのラインになりますが、それなりに切れています。
が!
この刃では時間がかかり遅いです!
再脱着できることが一番の目的になるので、丁寧に切ることに意味があり時間はいいとしても…
最大の問題は…
この1㎝になります!
ちょっと足りんかな?
というのも
どこをどれぐらい重ねているか?をしっかり確認していましたが
骨折をした「肘部分」は一番大事な所であり、空気を含ませながら厚みを持たせて巻いていたのでかなり太くなっています。
この刃で届くかな?
【二の腕の肩側】
固定用のテーピングを外して生地をめくるとグラスファイバーの端がギザギザになっています。
修正も必要ですね!
【手首側】
ここも問題でした。
親指を上に上げた状態で固定したので、ギプスを装着して1週間でしたが指の腱が伸び切った状態になり手首まで痛みが出てきました。
これはマズい!
【外側】
このラインで切断をします。
【内側】
このラインで切断をします。
この部分で切断すると上下二分割にできますね!
つまり?
簡易的に「下側」だけでも装着する事が可能で、形状だけで比較しても
副木(添え木)よりも安定感があります。
これでも良くね?
とにかく切っていかないと何も進みませんが、腕の角度が完全に決まっているのでこちらからはどれぐらい削れているか?が全くわかりません!
鏡で確認しながら削っていきます!
ここで「刃」を交換。
先ほどの黒い刃よりも速くなりましたが、この拳部分も相当厚みがあるので確認作業が続きます。
【腕の外側】
この部分は目視で確認できるので簡単です。
【手の平側】
ここもかなり厚みがあります。
オマケにこの角度が限界なので、ギプスに対し刃を垂直に入れなければいけないので少し面倒くさいですね!
【腕の内側】
ここも角度的に厳しいです。
やはり「肘部分」の厚みが凄く、刃は入っていきますがなかなか切断できません。
とは言っても、刃を当ててればいずれは切断できるので丁寧な仕事を心がけます。
この青いクッション材
やっぱり厄介でした。
完全にギプスと接着してるし、ハサミを入れてもなかなか切れません!
最終は引きちぎりました。
で!
ここでまずはお風呂だよw
1週間ぶりに何も気にせずゆっくり湯船に入れました。
ここで一度確認。
一回切ってみないとこの「メッシュ素材」の強度がわかりません!
「FRP」は【切断】と【穴あけ】に弱いので切断面を中心に各部の強度をしっかり確認していきます。
切った割には意外と強度があるな!という印象でした。
特に問題なさそうです!
けっこう青いのが残ってますね。
ある程度は取れますが時間がかかります。(←すでに飽きた)
【親指部分】
ガッツリ切る必要があります。
どうしようかな…?
本当はグラインダーで全部落とした方が仕事が早いし強度を気にしなくていいんだけど…
芸術性が無いよね?
角度が悪すぎるから相当切る必要があるな…
とりあえず…
もう一度風呂に入るか…
続く。