では改造を行います。
用意したのは新品のブルーレンズのヘッドライトユニットです。
裏側です。
シグナスのヘッドライトユニットはフロントカウルに4本のボルトで固定されています。
原付2種としては強度がある方なので、灯体は少し重量がありますが期待に応えてくれると思います。
サイドから確認
スクーター用としては比較的大きめのユニットですが、バイク特有の形状のせいで奥行きがあまりありません。
自動車用のHIDプロジェクターはバラストのソケットまで含めると平均値で全長(奥行き)が200㎜ほどになりますが、車体のフレームやその他の障害物との絡みで有効220㎜は欲しいところです。
物理的に入れることが出来るかは事前確認が必要になりますが、シグナスについては問題ありません。
改造にあたり分解(殻割り)が必要になります。
基本的にはブチルゴムという温めれば柔らかく素材で止まっているのでユニットを温め柔らかくします。
ユニットにドライヤーの温風を直接当てても一部分しか温めれないので、このような段ボール箱を用意します。
僕の場合は内側にアルミテープを貼って熱効率を高めています。(効果不明)
本当はヒートガンが良いみたいですが、こんな1,000円以下の安物ドライヤーでも十分使えます。
大きめの-ドライバーで少しずつ広げていき、固くなってきたら再度温めます。
しっかり温めればブチルはお餅ぐらい柔らかくなるので、焦らずしっかり熱を入れれば誰にでも出来るレベルです
溝に残ったブチルはドライヤーを直接当てて-ドライバーで根こそぎ取ります。
レンズに付いているブチルも同様に取ります。
この後にマルチリフレクターを取り外しますが…
割っていますね(爆笑)
これね、無償でやってるから従兄弟に手伝わせたら…あらあら…案の定…
まぁ僕の物ではないし、売り物でもないのでモーマンタイ!
とは言いながら一応修復をしておきます。
けっこう激しくイってますね(笑)
最後に化粧カバーを付ければイケるでしょう!(テキトー)
どの向きに力を入れればこうなるか確認してませんが、丁寧にやれば割れる事はありません。
リフレクターは3カ所で止まっているので
その芯にある窪みをエポキシ樹脂で充填補強をします。
ここで一度リフレクターにベゼルを仮合わします。
当然ポン付なんかできないので、何処をどう削るかイメージを構築します。
理想としてはこの辺りですね!
このプロジェクターはレンズが70パイなのでベゼルまでを含めるとけっこうカツカツになります。
遠近法の加減もありますがカツカツですね!
とりあえず、削りながらバランス調整をしていきます。