シグナス(SE12J)はヤマハ製125ccのスクーターです。
ちなみにコレ↓
このバイクにHi/Lo切り替え式のHIDバイキセノンプロジェクターを入れてみようと思います。
自動車ではヘッドライトの光源にLEDが採用されるようになりバイクでも
メーカー純正のLEDが搭載されるようになりました!
ただ、現状では暗いし配光が悪すぎて論外です!
移植するとなれば車用ですね!
それはさて置き
今回はHIDですが、これも全てのバイクに入るわけではありません。
シグナス(Xを含む)は純正でH4バルブ仕様で ↓
35WのHIDを無理なく入れる事ができます。
この当時であれば、台湾製の交換キットが販売されていましたが
たぶんHi/Lo切り替え式のシングルユニット
たぶん左右でHi/Lo仕様のデュアル式等も3万円ほどで購入できましたが、言える事はどちらも配光はゴミのなんちゃってです。
都市部の明るい街中のみであれば問題がないと思いますが、ツーリングで街灯の少ない田舎道や峠も走行する事を考慮すればスペック不足…つまりはゴミ!
保安部品である以上、それ相応の物が必要になります。
では、何がいいのか?
単純に自動車用を入れればクリアします。
バイクの1灯式、車の2灯式は大体がH4バルブを採用しています。
つまりは、Hi/Loを切り替えれるプロジェクターを入れればオールクリアとなります。
この当時、ヤフオクをいろいろ見てるとHi/Lo切り替え式(バイキセノンプロジェクター)が数種類ありました。
どれが適正か?
これは難しいというか…単純に好みです!
ただ、バイクに搭載するとなると軽い方がいいので
日産ティーダに搭載されいるバイキセノンプロジェクターは良いですね!
下側から覗いていますが、黒い筒がモーター(ソレノイド)です。
バイキセノンプロジェクター全てに言える事ですが、このソレノイドに入力すると遮光板(フラップ)が作動しLoビームとHiビームの切り替えができます。
ただ…ここで問題!
このプロジェクターはHELLA製です。
メッキベゼルを外すと良くわかりますが、内部がスカスカで灯体自体は軽いのでバイクに最適でありますが…
メッキが弱いんですよねぇ……
ベゼルの調整加工が必要になりますが弱すぎてすぐに線傷が入ります。
塗装を前提にすれば用途からして最強なんですが、クライアントがメッキにこだわっていたので…
っというか、従兄弟なんですがね!
僕自身もシグナスに乗っていましたが、こんな事やっていません!
メンドクサイから…
長々と書いてきましたが、結局V36になりました。
V36 ? ? ?
車に詳しくない人にはチンプンカンプンですね…
車好きってたいがいみんな「型式」を言いますからね…
特に女性から見れば ハァ?の世界観ではありますが
種類が多いトヨタのマークⅡなんて、それこそ型式じゃないと…
要はコレ↓
日産スカイライン(インフィニティG35)
今でもめっちゃカッコいいですが
メッキベゼルがフィンタイプでおまけに薄紫になっています!
たぶん小糸製作所製なので配光も文句なしです!
HELLA製に比べ重くなりますが強度を上げれば問題ありません!
レンズ径は70パイで灯体はオールアルミ製
バラストのソケットまでを含めると全長が220㎜までだった記憶ですが、この手のプロジェクターであればシグナスに問題なくインストールできます。
シグナスは標準でH4バルブなので、H4切り替え式HIDも入れれます。
入れた人はわかると思いますが、大して明るくならないでしょ?
光源としては明るくなるので、正確に言うと配光が出ないになります。
そもそもハロゲン専用設計リフレクターに発光点を合わせたHIDを入れてもスポット的に一部分が明るくなるだけです。
ちょっと細かい説明になりますが、バイクは車種を問わずそれなりの空力特性が必要になるので基本的にはエアロフォルムになります。
これがヘッドライト的には大問題で、多くの車種でこのような断面になり車体面積が小さいのでヘッドライトに割ける有効スペースも当然小さくなります。
ちょっと落書きをしましたが…
(落書きしすぎて画面がバグった…)
本来Loビームに必要な上部のリフレクター容量を稼げません。
バイクがモデルチェンジを繰り返しても配光が改善されない原因はコレです。(プロジェクター式以外)
バイクのヘッドライトを明るくするなら自動車用HIDプロジェクターを流用するのが一番コスパが良く手っ取り早いわけです。
次回から【製作記】になります。