主人公:葛葉紘汰が変身する
オレンジ、カチドキ、極アームズこれら全てで使われ
第1話から最終話まで登場する
仮面ライダー鎧武で一番メジャーな武器
それが
無双セイバー!!!
仮面ライダー鎧武はシリーズで初となる戦国武将をモチーフにしているので
この無双セイバーもどこか日本刀をイメージさせられます。
バンダイさんから発売されたのが…↓コレ です。
ロックシードより下までのディテールは最高にカッコよく、しっかり再現されています。
問題はそれより上で長さとしては懐刀相当ですね!
いくらおもちゃとはいえ、さすがに迫力に欠けます
そして、当時4歳だった息子からの一言
『無双セイバー短いからカッコ悪い
もっと大きかったらカッコ良かったのになぁ…』
4歳児でもそう思ってたか!と笑いましたね
半分あきらめていた感があったので
大きくしたい?と聞くと そりゃもぅ目をキラキラさせてね(笑)
これでパパも火が着いたわけですが…
【改】の製作に入ったのが2014年3月のことで、もうじきカチドキアームズが登場し火縄大橙DJ銃の発売目前でした。
無双セイバーと合体させて遊べる事も知っていましたが夢見るちびっ子はそんな事を知りません。
大きくすれば火縄大橙DJ銃と合体ができません。
ちょっと説明しても、大きくできることの方がよっぽど嬉しかったらしく聞く耳を持ちませんでした。
まぁいいか!
早速およそのイメージのため図面を引きます。
寸法は雑誌やTVを見返し比率を計算して出しています。
刃を単純に23センチ伸ばし全長を43.5センチにしています。
これぐらいあれば迫力がありますね!
で……どうやって作ろうか………?
何でつくるかの前に何でできているか?
どう取り付けられているか?
これの確認をしなければいけません。
まず、何で作られているか?
バンダイ製のおもちゃ 特に刀剣では刃の部分はほぼ柔らかい素材でできています。
柔らかいといっても、それなりの弾力があるのでソフトビニール(ポリ塩化ビニル)の類だと思います。
無双セイバー本体はプラスチックです。
違う素材どうしでボンドで接着されている事はまずないので簡単に外れるはずです。
案の定、簡単にはずせました。
はずし方については無双セイバー【分解編】で細かく説明するので割愛します。
問題はここからです!
どう取り付けられているか?です。
刃が取れるということは、同形状で製作し入れ替えるだけの作業でとても簡単に思えますが
それはあくまでもこの長さ(重さ)で算出されている強度であり
長く(大きく)した場合の強度を保てるかは別問題です。
今回は23センチ延ばすので当然重くなります。
強度負けして、ただ飾るだけになるとおもちゃとは言えません。
長くしてもそれなりに振り回せる強度が求められます。
最適な素材として考え出したのがアクリルでした。
本体との接続部を見ると、刃本体よりも2㍉程の出っ張りがあります。
その手前には溝があるので実質4㍉の出っ張りになります。
しかも若干アールがついています…
これを製作するのはほぼ無理に近いです。
製作自体は可能ですが、ものすごく時間がかかるので今回は無しでいきます。
本気で作るのであれば、これこそ3Dプリンターですね!
刃の先端です。
このあたりもしっかり再現しなければいけませんが
何より出来の良さを左右するのが真っ直ぐ刃先に向かって平行にある溝です。
日本刀でいう『樋』に相当する部分です。
やはり無双セイバーは日本刀でしたね!
アクリルを削ってこの溝を作るのは無理なので分割する事で再現できると思います。
強度についてはある程度作り込まないと見えてこないので、今は置いておきます。