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忍者一番刀・改 おもちゃの改造

忍者一番刀・改 【改造記 その17】

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本体表側延長パーツ(黄色い部分)を作ります。

ここは柄の改造が終わってからの一番最後の工程になりますが、先に黄色の透明部分のパーツを作ります。

2㎜板を使用し仕上がり幅だけを確定させ裏側を削って筋を再現します。

確認すると「劇中オリジナル」は表面に段差がありますが(たぶん)、加工するのはあくまでも市販化されたおもちゃなので現物合わせで再現しなければなりません。

こういう所が改造の難しさですね!

【バーニングソーラー・改】と同じ要領でアクリルカッターで筋を入れていきます。

ちなみにこの工程は3回失敗しました…

ちなみに、アクリルカッターの刃はこのような形状になっており、表現としては「切る」というよりは「削る」に近いです。

ものさしで測ると簡単に出来そうな感がありますが、筋を入れる工程では削れば削るほど線が太くなっていきます。


図で説明するとこうなります。

1回2回3回と筋を入れていきますが、回数が増えるにつれ溝の幅が太くなります。

最大でカッターの刃の厚みより少し太くなります。

カッターで削る際は途中で止めずに上から下まで一気に引かないと溝に段差ができるのでガイドに沿って削りますが、ここのパーツは透明感を残すために大きな擦れ傷を付けれません。

力いっぱい押し付けるわけにもいかず…かといって、押し付けが弱いとラインがズレたり…一言で言うと物凄く手間がかかる作業です。

ここが2回目の心が折れるポイントになります。

1本削るごとに本体と合わせ確認していきます。

ここは比較的目立つ部分なので妥協せずに平行具合に線の間隔、削り分量をしっかり確認します。

目視で線の太さがある程度均一になるようにバランス調整をします。

物凄く神経を使う作業で物凄く時間がかかりました…

柄の延長部分の「滑り止めの溝」を新設します。

上部「滑り止め(グリップ)」を新設した際に消えた溝になりますが、これを延長した柄部分に比率を計算して復元します。

先にガイドを作っておきます。

一昔前でいう「ブリキ板」正式にはJFEのガルバリウム鋼板0.35㍉です。

ヤスリをガイドに押し当てて削ると綺麗にラインがでます。

側面と大小の斜めまでを一続きに削るので、深さについては1.5㎜にしています。

続いて大小斜めの溝を削りますが、ここは角度的にヤスリでは削れないのでルーターを使用しますが、しっかりラインを出すためにガイドを作ります。

それなりに使いまわすので耐久性を顧慮すると0.35㎜板になりますが、この厚みになると板金用のハサミが無いと細く綺麗に切ることはできません。

これで綺麗なラインが出せます。

とりあえず、ざっと削ります。

ガイドには向きがあるので先に同じ方向を削り

ガイドを逆に曲げて、反対側も仕上げます。

最後にバランス調整をします。

柄頭のディテールを仕上げをします。

・1㎜板で巻きつけた上の「滑り止め」
・削った3本の溝
・柄頭

この3箇所を仕上げるために一度サフェーサーを吹きます。

・仕上がりの甘いところ
・パテが埋まっていないところ

上記を確認してさらにパテを盛ります。

裏側の柄頭を作ります。

合わせたときにズレが出ないように、一度表裏を合わせ先に側面のパーツを接着し位置を確定させます。

このパーツを基準に仕上がりラインを入れます。

大きい斜め部分と天部分の小さいパーツを順に接着し隙間を同様にパテで埋めます。

表同様にサフェーサーを吹きます。

塗装、パテ共に乾燥待ちがあるので効率よく表裏を交互に作業します。

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