【ヌートリア】
南アメリカ原産のネズミ目ヌートリア科に属する哺乳類の一種。
毛皮を取るために移入されるも、第二次世界大戦終戦後に需要が激減したことを理由に飼育されていた個体の多くが野外に放逐され野生化、2005年6月に特定外来生物に指定。
生き物に疎い人は「ヌートリア」なんてオシャレな名前を聞くと、北欧の湖畔にいてそうな「ビーバー」を思い描k…ネズミらしいね。いやビーバーもネズミらしいね(笑)
「ネズミ」なんてワードを聞くと鬱陶しさが(個人的に)30倍に跳ね上がりますが、そうも笑っていられない事態がおきているそうです。
うん、ネズミだなw
デカいわw
あーーーー。
ヤバそうね。
とりあえず九州四国民は高みの見物と言った所ですが、今後中部地方からどの程度北上していくのかは気になる所です。
最大の問題は…
これは…アカン!
てかさぁ、この上を歩いたらたぶん崩れるよね?
淀川にもいてるのか…
ここにとても大事なことが書かれていますがご理解頂けましたか?
環境省『仕事は終わった!』
これね!
そもそも環境省は生き物だけを業務として取り扱っているわけではないし、このような「外来種の駆除」よりも「在来種の保全」に予算を回します。
では率先して保全活動をしてるのか?と聞かれると実はそうでもなく、在来種(日本固有の動植物)の減少、つまり外来種の生息域拡大に伴う実害が出てる場所から優先されます。
見て貰った方が早いけど
【各省庁の予算】
【円グラフ】
「国の歳出」と「家計の支出」を同じベクトルで考える事はできませんが優先順位のつけ方は同じです。
一般家庭であればまず「家賃(ローン返済)」に「ライフライン(電気ガス水道)」と続くと思いますが、国という「単位」になっても理屈は同じで厚生労働省の約31兆円には医療費や年金なども含みます。
つ ま り ?
人が生きる上で大して重要でもない分野に予算は付きません!
環境省…orz
例えばね!
【琵琶湖の外来種問題】
主にオオクチバスとブルーギルの2種による水産被害となります。
これは2018年秋に滋賀県高島市の淡海湖に生息する【タンカイザリガニ/特定外来生物】を調べている時についでに滋賀県庁に確認を取っていますが、とにかく自治体が主体とならないと外来種問題は前進しないんですよね!
琵琶湖には「漁業権」があるので漁師さんもいるわけですが、このような合同調査においても県は県が予算を付けるし、県漁連には水産庁から予算が回っています。
言って悪いんだけど環境省ってそんなもんですよ。事件は会議室で起きてるからねw
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
もう一つ加えると、多少は実施されているらしい活動内容(予算の使われ方)は調べても出てきません!開示されてないから国会で議員が質問しないと情報が出てこないブラックボックスです。
いや~ここ10年ね、改革が進む大阪市政を見てきた僕から言わしてもらうと、環境省は旧態依然の“お役所”仕事そのもの。マジで生ぬるい。
この「ヌートリア」にしても
このように堤防に穴を開けられると初動対応をするのは「市」です。予算的に厳しければ話を「県」に上げるわけですね。
ここで問題になるのが「管轄」
二級河川は自治体
一級河川の一部の河川敷は自治体
場所によっては対岸は他の自治体
川を遡上されたら違う都道府県と…
特に「河川」は非常に面倒くさいと言われています。
オマケに「ヌートリア」は特定外来生物の「アライグマ」と同じく哺乳類なので、外来生物法とは別に「鳥獣保護法」や場合によっては「動物愛護法」の対象にもなります。
面倒くせぇなオィ…
だからね、土面の堤防に穴を掘ってるヌートリアを見つけても一般市民ができることは「石を投げて追い払う」ぐらいが関の山。その一連の流れをスマホで隠し撮りされSNSにアップされるともれなく炎上、特定班によって身元が割れたり?
面倒くせぇなオィ…
このような被害がでるのは財政が苦しい自治体ばかりです。すでに1年が経ちましたが
昨年の「Mj6.1-大阪北部地震」では大阪府高槻市の小学校のブロック塀が倒壊(※建築基準法違反)し幼い命が犠牲になりましたが、1年経ってもまだ全国でコレなんですよ(怒)
いやぁ~難しい!
とにかく、環境省が一部の外来種を「特定外来生物」に指定しようが自然界の外来種が勝手に減ってくれるわけではないし
むしろ、むしろね!
「近くて遠い生き物」
人々の無関心化が進むんじゃ?
良い知恵をお持ちの方は環境省や各自治体にアイデアを…
誰もせんやろなw
終わり。