
ベルト部分の原型が完成したので、それなりに時間がかかるであろう【ベルト止め】を同時進行で作っていきます。
このパーツはリペイントをしますが、その前に新設するベルトを通す為のクリアランス確認云々いろいろとする事があります。

まずはベルトを通す穴の幅を確認します。
カメラレンズの位置関係でズレてるように見えますが計ると45㍉になります。

続いて、おもちゃのベルト
こちらが43㍉になっています。
左右1㍉のクリアランスになりますね!

入れ替えるベルトを確認すると…
45㍉…
完璧ジャマイカ…

確認の為に入れてみます。
完璧です…
素晴らしい…
ただ…

ベルト止めの穴は【純正ベルト2枚分】の厚み+αになるので

入れ替えるベルトを入れるとスカスカになります。
これだけスカスカだと動きまくるのでイタダケマセン…
何よりカッコ悪いので修正ですね!
それはさて置き

製作に入る前からわかっていた最大の問題はコレです。
例の柔らかい素材でできており、特にココの細い部分は子供の力でも簡単に湾曲します。
まずこれを何とかしなければ塗装をしても100%割れます!
いや、割れるだけで済めば修正ができるけど…

内部を詳しく見るとこんな感じ!
ベルト部分は後で何とかするとして、先に【裏側の蓋】を作ります。
裏側の淵に一段凹むようにラインが入っていますが、幅が5㍉です。
その奥は絞って狭くなります。
つまり!
この段をストッパーとして使えれば【裏蓋】の補強材が奥に入っていく事なく、しっかり面も出せますね!
(そう上手くいくのか…?)

厚みが5㍉なので、2㍉板+3㍉板の複合で製作します。

まずは、下に配置するベース板に下に3㍉板を使います。
およそのラインを入れ、荒削りをします。

グラインダーではここまでしか削れないのでヤスリで微調整をしながら削っていきます。
スカスカになってしまうと失敗になるので、現物合わせで慎重に上下のクリアランスを確認します。

このような感じです。
まだ後ろが入っていないので隙間がありますが、㍉以下調整で削ります。
こういう所は塗装をしてしまえば見えなくなるので手を抜きたくなりますが、最終の仕上がりに響くので非常に地味な作業ですが時間をかけます。

とりあえずハマリましたね!
これはベース材になり、今後の作業性を考慮し左右を開けています。


綺麗にハマっているのでこれで十分です。
本当はこの下側も【コの字】で削ると理想的できたが、接点が十分確保できているのでこれで妥協します。

同じ要領で上にくる2㍉板も形成します。
コッチが最終の仕上がり面になるので、出来るだけ隙間ができないように削ります。
とは言うものの、さすがに限界があるので最後はパテを使用する事になります。

下に3㍉板、上に2㍉板をはめ込んだ状態です。
つなぎ目に気持ち段差がありますが、パテからの削り作業でしっかり面が出てくると思います。