先日ダイソーで右側の容器を購入しました。体長1㎝ほどのヤゴが6匹であれば特に問題がない大きさ(広さ)で、むしろメンテナンスがしやすく観察もしやすいと思います。
【捕獲当日】
撮影の兼ね合いからこの小さな容器に数日間入れてましたが、実はこの段階から「観察」というか「実験」が始まっています。
注目は赤玉土の間隔
配置(間隔)に差を設けることで“どのような”動きが多いのか観察ができます。ヤゴは6本の足で川底を“歩く”生き物なので、観察を続ける事で「デッドスペース」を見つけることが可能であろうと。
この数日で1匹が姿を消し現在5匹。
・ヤゴは共食いをする!
インターネットで検索すると1発で確認できます。
ヤゴは肉食寄りで水生生物の中でもとりわけハンターと言えます。「動いている物」をエサと感じ「捕食行動」を取りますが、例えソレが同胞であろうが例外ではなくヤゴの「習性」となります。
ザリガニと一緒やな。
だからね、この一連の行動を確認する限り「共食い」ではなくあくまでも「捕食」であり、見誤ると「正しい環境」を作る事はできないでしょう!
まずは水を張ります。
ザックリ3㎝ぐないかな?
この透明度で判断できると思いますが「水道水100%」で大阪市の上水になります。
『あれっ…池のm…』
撮影日がけっこう前なんですよw
僕自身は今まで「池の水100%環境」を作った事がないし、いきなりガンっと構成を変更すると成功しようが失敗しようが何が要因だったのか?後から調べることができません!
最終的には「池の水100%」にしますが、僕の場合は少しづつ段階的に行います。
・バクテリア
ペットショップではお馴染みの商品ですが、どちらかと言うと情弱向け商品というか基本的には不要です。
本当に飼育が難しい生き物の場合は「助っ人」として導入するのもアリだと思いますが効果効能は不明。特にザリガニや水生昆虫ごときでは要らんでしょ。
どこに定着するん?(爆)
だから「池の水100%」が一番お手軽で有効と言え換水こそ正義です!
おまけにタダ!(←超重要)
「水質調整剤」については別記事で書く予定です。
落ち葉を少々。
注目は落ち葉の大きさで少し砕いて小さくしています。
隠し味にザリガニの脱皮殻を入れてます。ここで池の水を300㏄ほど入れてますね!
意外と色が付いてないよね?
【大阪市内の池】
日本全国こんな感じだと思います。見た目はグリーンで一見すると汚そう(※実際に汚い)ですが、ソレはあくまでも人間目線であって水生生物にとっては「命の水」になる事が多いです。
た だ し !
このような水は大きく「生きてる水」と「死んでる水」の2種類に分かれるので導入前に確認が必要となります。
簡単に言うとお祭り男が『くっさ』って叫んでるのが死んでる水。
水質が気になるかもしれないけど計測器なんて一般人は持ってないよね?
【カモ(種類不明)】
コイツ等がいる池の水は基本的に生きてます。これを1つのものさしにして貰うと判断が付きやすいと思います。
日本全国を見渡して漁業が盛んな地域以外は「農業用ため池」が多いから、ちょっと足を運んで複数個所の池の水の違いを確認することをオススメします。何か感じるかもね⁉
ヤゴを移動させる場合は生体の負担にならないように必ず水ごと一緒に掬い上げましょう!
・適正な間隔とは?
【イメージ】
こういう感じだね!
この1㎝ほどのヤゴたちにとって赤玉土は「宿り木ならぬ隠れ岩」であり、赤玉土の間隔を体半個分程度までに収めてあげると良いと思います。0.5㎝~1.0㎝間隔にしておけば特に問題は無さそうだし、そこまで神経質になる必要もありません。
中央の赤玉土の右側に身を隠しています。赤玉土は球状なのでこのサイズのヤゴであればこれで十分と言えます。
落ち葉の中に頭を突っ込んでいますがお尻が隠れていません。これで十分です。
あまり間隔を詰め過ぎると視界が悪すぎて出合い頭の衝突が増えるんじゃないかな?
たぶんね!
・ブクブク&水草
いわゆる「エアレーション」ですが、開口広めの容器で水深を浅くしておけば不要となります。
「水草」は“あれば”ついでに入れておいても良さそうです。ヤゴについてもザリガニと同様に農薬に弱そうなので無農薬をオススメします。
※稲作に用いられる「農薬」でアキアカネ(赤とんぼ)が激減した地域があります。なのでヤバいと思われます。
今回はここまで!
続く。