それでは最後の後編を張り切って進め完結させたいと思います!
やはり夏休みと言えば「昆虫」になるのではないでしょうか?
【 ケラ / オケラ 】
「バッタ目-キリギリス亜目-コオロギ上科-ケラ科」に分類されるいまいちどれに近いのかよくわからない人に説明しにくい生き物。
基本的には陸生となり前足で土を掘ったりしますが、実は「飛ぶ」に加え「泳ぐ」もできる昆虫界のスーパースター。
その泳いでるところ。
意外とスピードが速いので素手での捕獲はたぶん無理です。
【 ハサミムシ 】
胴体の長さからパッと見は「節足動物」に思いがちですが「昆虫」になります。
お尻のハサミで獲物を捕まえるみたいですが、少し細部が異なるとはいえ「サソリ」を彷彿させる反り方に魅力があります。
樹木や雑草、落ち葉が多い都市公園でも見かけますが数が減っていると思われます。
節足動物の中でも多足類は「ムカデ」「ヤスデ」「ゲジ」「ダンゴムシ」「ワラジムシ」と一通り揃っていますが、キモいので撮影はしてません。
たぶん「集合体恐怖症」の人は無理じゃないかな?
て言うか、大阪城公園では「保全・清掃」活動のために行ってるから、生き物の撮影は二の次と言うかドロドロの汚れた手でスマホを触りたくないのでベストショットはまぁまぁ逃しています。
わかるかな?
本来であれば「~~を探せ Lv.~~」と紹介するところですが無駄に長くなるから割愛。
【 カマキリ / 鎌切 】
生後どれくらいかわかりませんが、この大きさは流石に可愛いですよねw
いやしかしね、「昆虫」って割と尖った形状が多く存在しますが、僕はカマキリが一番好きかもしれない。
交尾が終わったらオスはメスに捕食されることが多いらしいですが、冷静に考えたらすっげー残酷な世界よねw
たぶん「味覚」とか「情」とか一切持ち合わせて無いんだろうけど、過酷な自然下で「種の存続」をしようと思ったらこれくらい無慈悲な方が向いてるのかもしれないよね!
ち な み に !
夜間帯は目が黒くなります。
例えばね、自分がダンゴムシサイズに小さくなったとして、こんな奴に遭遇したら恐怖でしかないよね(笑)
鎌で挟まれたら痛そうだし、ボリボリ齧るように食べられるんだよ? 想像しただけでヤバいなw
普段と言うか、小川の中をじっくり観察していてもまず見つけることはできません。
【 なんだろう??? 】
「ゲンゴロウ」か「ガムシ」の仲間だと思いますが種類は不明。
全長が5~6㎜ほどですが成体なのかも不明。
とにかく「水生昆虫」になりますが、環境が合わないと思ったら直ぐに飛び立ち新天地を求めるようです。
何かわかりますか?
ザリガニの赤ちゃんだと思って捕獲する人が後を絶ちません。
wwwww…w
画面中央の細長いのがTL12㎜ほどのアメリカザリガニになります。
似てると言えば似てるような…似てないと言えば似てないような…w
【 ミズムシ 】
現在は少し数が減りましたが…いや強制的に減らしましたが、作業に入る直前での小川の総面積から割り出した推定生息数は1億匹オーバーでしたw
要は食物連鎖のピラミッドが崩れたため爆殖しましたが、コレはこれで小川の生態や環境が崩れるし、この後にどうなるのかも予測できません。
2019年以前みたいに魚類が復活し、特に「ドジョウ」が一定数いる(増える)と放っておいても勝手に適正な数に収束しますが…まだだいぶ先の話になるだろうな。
【 たぶんタニシ 】
俗に「スネール」と呼ばれる小さな巻貝はいますが、この手の巻貝はいませんでした。もちろん「スクミリンゴガイ」も見たことはありません。
巻き方が縦方向なので「タニシ」でいいと思いますが、これはもう「放流個体」が確定します。別に問題ないけどね!
ミナミメダカにしては色味が黒いというか…一度捕獲して真横から見ないと何とも言えませんね。
とりあえず「抱卵個体」なので放っておけば数が増えていきますが「放流個体」が確定します。
間違ってか…知らずにか…特定外来生物の「カダヤシ」を放流した人も過去にいましたが、できれば「モツゴ」が望ましいですね。
2019年まではこの小川で繁殖定着しており、小さな「ヌマエビ」なんかも多かったですね!
この薄いオレンジ色はペットショップで売られている「ヒメダカ」なので「放流個体」が確定します。
これもなぁ…個人的には特にコメントをする気はありませんが、生き物が完全に消えてしまったので良かれと思って誰かが放流するんですよね。
ただね、このような小魚が増えてくると「ボウフラ」の数が一気に減るので個人的には賛成なんですけどw
しかしなぁ…値段が付かないヒメダカを繁殖させてる人なんているのか知りませんが、『わぁ~メダカがいてるー』と掬って持って帰る親子連れが多いので…w
そこまで増えないよw
もう内心は『買えよ…』と思ってしまいますが…自然にいてる本来のメダカだと思って持って帰ってるだろうし…ちょっとオモロいけど…w
続いて「甲殻類」!
【 クロベンケイガニ 】
これも放流と言えば放流になりますが、すぐ横の「第二寝屋川」に腐るほどいてるし、大阪城の外堀まで遡上しているから特に問題は無いと思います。
むしろ「サワガニ」は少し不味いとおm…いや、サワガニは夏の暑さで死ぬから無理だな。
悪くはないと思う!
あくまでも個人的な意見ですが、このカニの効率の良い捕獲方法がわかったので増やしていいなら増やせます。たぶんやらないけど。
今回の止水措置でアメリカザリガニがバタバタと死んでいく最中、このカニの図太さというかたくましさというか…。
同じ甲殻類の「エラ呼吸」ではありますが、ザリガニ種とは少し構造が異なるので少々であれば耐えられます。
【 アメリカザリガニ 】
あまり詳しいことは書けませんが、このサイズのアメザリは…どの系統になるのか知りませんが「放流個体」が確定します。ちょっと色味も違うしね。
画面中央。
このような色味を発見したらテンションの上がる人が多いみたいだし、それこそSNSでも…どうなんだろうね?
このサイズ!!!
結局書いていませんが、今年の春先に「2腹分」のハッチアウトを現認しているので、この個体は間違いなく繁殖定着した分ですね。
水温が上がり成長期でもあり、先ほどの「ミズムシ」というエサがその辺に転がりまくっているので「脱皮殻」を見つける頻度も多くなってきました。
これは6月下旬の止水措置前の撮影なので…その後に一気に減りましたけど。
続いて「両生類」!
って何かいましたっけ?
本来であれば「~~を探せ Lv.~~」と紹介するところですが無駄に長くなるから割愛。
カエルじゃないかな?
【 トノサマガエル 】
個人的にはだんだん面白くなってきましたが、いくら放流しようがこの場所でカエルが定着することは無いと考えられます。
一度に500匹ほどの成体を放流すると流石に話が変わってきますが、結局のところ何だかんだ言って一番の天敵は「人間」であるということ。
最後に「爬虫類」!
藻の除去をしてたら急に現れたのでビックリしました。
【ミシシッピアカミミガメ】
この生き物も「アメリカザリガニ」と同様に来年2023年に「特定外来生物」に指定されます。
現行法とは少し異なり書類で申請しなくてもそのまま継続飼育が可能ですが、改正法の施行後は「放流(遺棄)」に罰則が設けられるので「捨てるのであれば今!」のムーブメントが全国的に発生しそうです。
ちなみに、少し前に見つけた個体よりも小さいので別個体も確定します。
ビックリしたわーw
【 シマヘビ 】
最大で2mに達する無毒の国内在来種。この個体はピンと伸ばして1.5mはありそうでした。
都市部で見かける蛇と言えばコレか「アオダイショウ」のどちらかになると思いますが、習性が全然異なるのでしっかり見定めましょう!
「自称生き物好き」であれば捕獲し、その勇敢な姿をSNSに投稿しいいねを稼ぎ、なんだったら持ち帰るんじゃないかな?
僕はそういうゲスいことはしないし、むやみやたらに野生の生き物を触るべきではありません。
これは水面を叩いて『あっちに行け!』の図になります。
これは体長が1mを切っていた2匹目です。
全国的にも「コロナ渦」によって人間と野生動物のテリトリーの境界がおかしくなりましたよね?
ここも例外ではない!
これも少し大きな音を立てて追っ払いました。
配水が止まっていた影響で人が来なくなりシマヘビのテリトリーが拡大したわけです。
無毒とはいえ噛まれたら相応に痛いだろうし、ちびっ子が噛まれてもよろしくないので追っ払います。
どこまで学習能力があるのか知りませんが、そこまでバカではないと思いますけどね!
オマケで!
樹液が確認できますが、大阪城公園に「カブトムシ」や「クワガタ」はいませんので悪しからず! ※カナブンはいる。
この2種類については捕りに行くより買った方が…
圧倒的に安い!!!
まだ紹介できそうな生き物もいてると思いますが、とりあえず今回はこれにて終了です。
「テントウ虫」「バッタ」「カメムシ」もいてますね。
その辺の都市公園よりも圧倒的に生き物の数が多いし、感染拡大期であろうがお構いなし。
ぜひお子さんの「探求心」を伸ばしてあげて下さい。
おわり