それでは張り切って中編を進めていきますが、大阪城公園内の「せせらぎの小川」は昭和60年代に作られた「人工物」であり近隣住民による「放流」も確認されているため、この場所で自然に定着し育った純粋な生き物の数は判断できかねます。
今回は間違いなく放流個体と断定できる生き物も出てきますが、「いるか?いないか?」みたいな軽い感じで書くので紹介します。
それではスタート!
っとその前に、生き物の「分類」について少しおさらいをしたいと思います!
生き物は大きく2つのグループに分かれますが「脊椎動物」と「無脊椎動物」です。
脊椎動物とは「背骨」がある生き物になり、人間を含め哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類の5つのグループがあります。今回は全て出てきます!
もう一方の「無脊椎動物」は単純にソレ以外の総称となりますが、「節足動物」では昆虫類、クモ類、多足類、甲殻類とかですよね!
また、「軟体動物」ではミミズやナメクジ、カタツムリに貝類があり、「原生動物」まであります。
それではスタート!
ちょっと待って…哺乳類から紹介した方がわかりやすそうですが…構成上そうもいかないので「何類なのか?」を考えながら読んで頂ければ幸いです。
【 アゲハチョウ 】
もはや蝶の代名詞的存在だと思いますが、幼体のイモムシは柑橘類系の葉っぱを好むらしいです。
この辺りで幼体を見かけた記憶はありませんが…大阪城公園内に柑橘系の樹木があるのかどうかも調べていませんが…数はかなり多いですね!
【 アオスジアゲハ 】
こちらも大型の蝶になりますが、見た目の美しさというか単純に綺麗ですよね。
【 モンシロ(白)チョウ 】
ド定番ですね。
その辺の都市公園でもよく見かけると思います。
【 モンキ(黄)チョウ 】
モンシロチョウの黄色バージョンが存在しますが、この個体は羽の模様から「キ(黄)チョウ」だと思われます。
撮影はしてませんが、小さい「シジミチョウ」もいます。
【 アサギマダラ 】
渡り鳥ならぬ「渡り蝶」になります。大阪市内では秋ごろに通過するので運が良ければ見つけられます。※この時期はいない
ちなみに、「鬼滅の刃」に出てくる蝶がコレなので頑張って探してみましょう!
蝶と言えば「イモムシ」
大小さまざまな大きさ、色味がいてるので種類は不明。
そこの葉っぱに虫食い跡がありますが、この草は環境省が特定外来生物に指定してるヨーロッパ原産の「オオカワヂシャ」です。やっぱり駆除しても生えてきますね。
キモいなー。
たぶん「蛾」だよね?
【 シオヤアブ (オス) 】
人を刺すのかどうか知りませんが、噛まれた報告はあるとか?
とりあえず、このアブは「スズメバチハンター」らしいです。
益虫でいいのかな?
【 アシナガバチ 】
スズメバチ系の小型のハチ。もちろん「毒針」を標準装備。
ですが、比較的大人しいハチなのでコチラから攻撃しない限り刺されることはありません。
また蛾のイモムシを捕食することで有名なのでトンボと同様に「益虫」となります。
【 モンスズメバチ? 】
体長が2㎝を超えており胴回りも太いので存在感がピカイチです。
夜間でも行動する希少種ですが、樹液を吸ったり大人しい一面がある一方、安定の攻撃性も兼ね備えています。もちろん「毒針」を標準装備。
体長が3㎝を超えた大型種を発見。ぶっちゃけビビったw
【 ヒメスズメバチ 】
その他のスズメバチとは異なり、お尻部分の先端が黒色なので確定です!
スズメバチの中では最も攻撃性が低くく毒性も弱いですが、毒針は太いので刺されるとかなりの痛みらしいです。だから標準装備です。
コレじゃない…
5月の下旬頃にコレよりも一回り大きなスズメバチを3回現認(遭遇)しています。
物凄い羽音で毎回マッハで逃げたので撮影はできていませんが「オオスズメバチ」しか考えられません!
※ マジでヤバい奴
同じく撮影はできていませんがミツバチ系の「クマバチ」、ハチみたいな形状のホバリングが有名な「オオスカシバ」も現認しています。
次は哺乳類ですね!
ほぅ…なるほど…。
これは特徴的でわかりやすいですが、「カモ」の足跡になります。
この辺りをウロチョロした形跡が見て取れますが「何をしてたか?」想像できましたか?
体長4㎝以下の「アメリカザリガニ」を捕食しに来てます。
これぐらいの大きさだとハサミも小さいし外骨格もそこまで硬くないのであごの力でバリバリ砕きながら食べれます。
6月下旬の止水措置時の撮影になりますが、カモ類の生態が少し見えてきました。
先ほどの足跡は…
【 ヌートリア 】
環境省が特定外来生物に指定してる南アメリカ原産の大型ネズミです。
パッと見は「カピバラ」のようにも見えどこか愛嬌があるような感じですかね。
淀川の河川敷にそれなりの数がいてるそうですが、川伝いに第二寝屋川から大阪城外堀に入ってきてるんでしょう。実際に外堀での目撃事例もありますから!
今がチャンスとばかりに水が引き動けないアメザリを捕食しに来たと思われますが、こいつらの嗅覚…この辺りにも生息してる可能性が高いですね。
【 コウモリ 】
僕の小学生時代だから…30年前であれば大阪市内でもそれなりの数がいてたと思いますが、最近はめっきり減ったように感じます。
空を飛ぶので「鳥類」と思いきや、立派な「哺乳類」なのでお間違いなく!
基本的に鳥類は卵を産みますが、哺乳類でも卵を産む「カモノハシ」という変な奴がいますよねw
続いて「鳥類」です!
大阪市内であれば「スズメ」「ハト」「カラス」「ムクドリ」ぐらいが一般的だと思います。
【 まん丸のハト 】
都市部ではあまり見かけない形状ですが、朝早くであれば見かけることができます。
水浴びの直後ですね!
ダレ過ぎでしょw
野良猫みたいな天敵がいないし、悪さをする人間もいないからかな?
【 コサギ/シラサギ 】
この前バードウォッチングのガチ勢のオッサンと少し話をしましたが、やっぱり今年は見かけてないって!
2020年、2021年の止水措置でエサとなる魚類が全滅しており、一度姿を消した野鳥はなかなか戻ってこない。
ちなみにね、このオッサンは「カワセミ」の撮影をしてるそうです。僕は名前ぐらいしか聞いたことがないけど、やはりエサが無くなったので今年はまだ見かけてないとのことでした。
ちょっと飛んで!
【 ミミズ 】
大阪城公園は土壌が豊かなので物凄い数のミミズがいます。
「ペット」で飼ってる人は流石にいないと思いますが、飼育してるペット(種にもよる)の食欲が落ち配合飼料を食べなくなり痩せてきた際の栄養補給として「鉄板」です!
食欲が落ちる多くの場合が外的要因であり、気温や水温はもちろんのこと「飼育環境」に問題がある場合が多いですね!
要はストレスを抱えてる場合が大半なので与えるエサをあれこれ考えるのではなく、さっさと『飼育環境を見直せ!』で解決するでしょう。
独法化した「てんのうじ動物園」では少し前にクラファンを実施してましたが、今後はやはり「飼育環境の改善」に力を入れていくんでしょうね。
詳しい理由は知りませんが、特に梅雨時期は土から出てきて干上がっている現象が全国的にも確認されています。
この時は入れ食いで取り放題なのでチャンスです!
スコップ等で掘るとどうしても損傷しがちですが、自ら出てきてくれるので簡単に捕獲できます!
【 巨大なミミズ 】
この縮まった状態の胴回りの太さは成人男性の小指ぐらいあります。
ぶっちゃけキモい。
伸びると胴回りは細くなりますが、25~30㎝ぐらいになるのでぶっちゃけキモい。
国内種で一番大きくなるのが「シーボルトミミズ」らしいですが、黒っぽい濃紺色なのでコレは違う。
退化したのか知りませんがミミズは目がありません。
なんか「口」みたいな先端部分がキモいですが、アマゾン川流域にいてる「カンディル」を彷彿させるビジュアルと色味がとにかくキモい。
なんやろね???
流石にキモすぎるから引き上げてカラスにあげました。
長くなったのでもう一度切りたいと思います!
つづく