改めて今回製作した【稚ザリ専用水槽】を紹介しますが

性能を検証する為の生体がコチラ。
クリア×タイゴーストの混血になりますが、ちょっと黄色っぽいね!

結果的には黄色っぽい方がタイゴーストの色味を継承し

黒っぽい方がクリアを継承しました。
でさぁ
ザリガニって水槽内ではよく喧嘩をしますが

一度外に出すと他に対しての敵対心が無くなるよね?
人間を恐れてそれどころでは無いってのが本音だと思いますが…この習性を利用しての複数飼育も可能…
いや…たぶんストレスが凄そうだよね!

石の大きさと比較すると良くわかりますが、エサを入れてもしばらくは発見できないぐらいの広さになります。
これはこれでちょっと問題かな?
何時間かすれば綺麗に無くなっているので水質悪化まではいきませんが…
いや…
これも良く観察していると、すぐにエサに気づいた個体は必然的に食べる量が多くなるので大きくなるのも早いです。
嗅覚の発達具合による差になりますが誕生日は同じです!
つまり?
成長の遅い劣性遺伝を間引く手段としてはアリだと思いますね!

全面に石を貼った理由は「登りやすさ」の為でしたが、ガンガン上がっていくので予定通りでした。

ろ過には上部フィルターを使っています。
エアレーションもしています。

これが今年1月頃になりますが、ヒーターを入れて水温を上げているので超活発に動きまくります。
水槽スペック的には生体をもっと増やしても問題ありませんが、ストレスを考えればこれぐらいが理想かな?
で!

【製作記】の方でもこの水槽が短命に終わった旨を書きましたが、その理由は成長速度の速さ!
稚ザリの飼育が初めてだったのでザリガニの成長サイクルを知りませんが、とにかく大きくなるのが早い!
当分使えると思ってたんだけどね…

これが体長5㎝ぐらいかな?
この大きさであれば当初の計画通り外周をグルグル周回できます。
が!

どんどん大きくなるのね!

これが4回目の脱皮だったかな?

『1回の脱皮でこんなに大きくなるの?』ですよ…

生後1年の生体(奥)と比較しても少し小さいぐらい。

出したら良くわかるけど左と中が同じ兄弟で
生後2ヵ月半です。

これはクリアベースのオス
これもデカいのね。

殻を食べられてますが、脱皮する前から一回り大きかったですね!
ここまで大きくなると体が引っかかって外周をグルグル周回できなくなりました。
それが気に入らなかったので『使えなくなった』と表現しましたが、「飼育」という観点から言えば特に問題はないです。
【総括として】
1つの水槽内で間仕切りを設けず複数飼育をするには、有効面積を増やしてやると出合い頭の喧嘩が減るので非常に有効と言えます。
小さいうちは脱皮の回数が多いですが、現状のスッペクでも脱皮中、脱皮後に襲われる事無く全ての生体が元気に育ちました。
これにて検証終了。
次回は最大有効面積を求めてみます!
おわり。