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〇ザリガニに関する難しい話〇

【滋賀県淡海湖】タンカイザリガニの生息状況を考える #2018年9月下旬

更新日:

1回しか行ってないのに「考える」もクソも無いんだけど、事前確認をした上での僕の予想とちょっと違ったのでソレをまとめたいと思います。

滋賀県高島市の「淡海湖」

平時は非常に静かな場所であり、「湖」の名称がついていますが人工のため池になり

比較的標高が高い場所に位置します。

そして2018年9月下旬の時点では

淡海湖の上流の河川を工事しています。

その影響で汚い茶色く濁った水が下流の方まで流れ出して川底に堆積しています。(一部の場所)

工事現場がこれ。

そこまで大規模な工事とは言えませんが

このような工事になります。

確認を取っていないけど、手前のチェーンソーで短く裁断した木を見る限り9月4日に近畿地方を襲った台風21号の暴風による倒木であろうと。

これによって「土砂ダム」ができたんだろうね。

もう一つの可能性としては7月上旬の「西日本豪雨災害」の影響。中部地方以北在住の方々には岡山県や広島県の堤防の決壊や土砂災害しかニュースで目にしてないと思いますが、降り始めは京阪神地区の雨量がヤバかったんですよ。

京都府桂川上流の「日吉ダム」。大雨が降る度に騒がれますが、あの時も深夜2時にダムの放流が始まるという噂?が流れ一時的に騒ぎになったんですね。

 

結果は7月6日14時に最高貯水位を超えた為に非常用ゲートを開放して毎秒1,000tの水を放水し下流域で氾濫が起きました。

隣の滋賀県全域も降水量が多かったので県内の土砂災害が21か所。淡海湖がある高島市の総雨量は450だったみたいです。

一言で悲惨ですね!

 

京都でも以前に同じような工事を目にしましたが、同じような感じというか…これが河川の工事では一般的な手法になるんでしょうね。(水の流れを止めないようにトンネル)

話を戻し

淡海湖上流の湿地帯?部分にもトラックが入っているので、走行によって踏みつぶされ非常に荒れています。

結果としてこうなります。

ちょっと拡大すると

エグい色味になってるでしょ。

大量の土を掘り起こしているので本来は土壌の奥深くにいる雑菌等も大量に舞い上がり水質悪化につながっていると思われます。

こちらが淡海湖です。

前回の記事でも紹介しましたが拡大すると…

木があるからわかりにくいですが、中間らへんで水が2色に切り替わってるのがわかりますかね?

タンカイザリガニに限らず、この辺りの水生生物には一時的に影響が出てきそうです。

ちなみに

この地図は淡海湖周辺になり

赤丸()工事現場(流)
赤丸()たんかいばし
右の緑帯ビラデスト今津
青ライン川(淡海湖流)
黄丸石田川ダム

こんな感じね!

上流と下流を間違えていましたね!(知らんっちゅーねんw)

 

事前の調べでは『淡海湖は琵琶湖に接続してる。でもタンカイザリガニは琵琶湖へ流出していない。』でした。

大雨が降り水量が増すとタンカイザリガニの稚ザリは絶対に流されるハズなんだけど、90年ぐらい経った今でも琵琶湖へ流出しない事に驚きと言うか…

下流にダムがあったのか…

なるほど…

そういう事か…

 

たぶんだけど、琵琶湖への流出を一応懸念?(予防線?)して一番上流の「淡海湖」に放流したんだろうね!(※調べてません完全に憶測ですw)

って言うよりはインターネットで調べても出てこないんじゃない?

だからね

【ビラデスト今津】へ向かう中間付近に「もみじ池」がありましたが、この横の川が境川になり言い伝えの通りであればこの川にタンカイザリガニはいません。いや、いてたらオカシイわけですね!

でも…いそう…(直感)

 

滞在時間が短かったのでざっくりとしか探索をしてませんが「淡海湖~石田川ダム」までにタンカイザリガニが生息しているという事でいいと思います。

 

で!

 

生息については…

 

そもそも、30個体の放流後に最大でどこまで増えたかなんて誰も知らない(わからない)と思います。

けど…

絶対減ってるだろうね!

これも淡海湖の上流付近になりますが、基本的に水量がありません。

タンカイザリガニは比較的水深が深く冷水環境を好むので、下りて探してもこの場所にはまずいません。

ちなみに、アメリカザリガニはかなり水温に耐えれます!

僕のホームである大阪城公園。

今年7月の西日本豪雨災害の写真になります。大阪市内も雨量が多かったので近くの中浜下水処理場から引き込まれている上水が完全に止められ、その後しばらくの間放置されたので「かいぼり」状態になりました。

ざっくり外気温35度ではアスファルトの路面温度が60~65℃、このような土面では37~40℃ぐらいに達します。当然水温についてもお察しレベルまで上昇しますね!

これでも強い個体は耐えれます。ただ、相応にダメージは残るでしょうね。

参考程度になりますが

今年7月の我が家の屋外水槽は日差し対策をしていましたが水温34を記録しました。

特に食欲が落ちる事もなくカラーザリガニたちは元気でした。(大きい生体はぐったり気味)

 

一方の淡海湖は水深が少し深く周りの川にも湧水が至る所から出ているので、今年のように猛暑日を連日観測しても水温が上がりにくいこの環境ではタンカイザリガニは問題無く生存できたんでしょうね!

 

でもね…ちょっと…

書こうか書かまいか悩んだんだけど…

この淡海湖周辺は…

割と人が入ってるね!

 

沢沿いを歩くと気付きました。

要は歩ける(足を置ける)場所が限られるので注視すると痕跡を発見できます。(それ以外もあるよ)

でね

淡海湖の横には「ビラデスト今津」というファミリーキャンプ場があるのでトップシーズンや週末には親子連れでキャンプを…まぁありますよね!

ただね

滋賀県は大自然がたくさんあり、すぐ近くに「琵琶湖」という日本最大(淡路島がすっぽり入る)の湖があるからレジャーをするなら断然こっちなんですよ!

同高島市の琵琶湖畔にある白鬚神社(息子撮影)

この近くに「白ひげ浜」「白ひげキャンプ場」がありますね!

 

山側の「ビラデスト今津」まで行くって事は、本命は「カブトムシ」や「クワガタ」採取が目的になるんじゃないかな?わざわざ圏外になる川(ビラデスト今津から徒歩20分)に行く必要性なんて本来は無いよね?

タンカイザリガニは2006年2月施行の改正外来法で「特定外来生物」に指定されました。2018年から見れば12年前の話になり、すでに滋賀県の自然環境保全課は一切の調査をしていません。

おまけに他府県ナンバーの車…あとはお察しで!

 

っというのも

福井県の「九頭竜湖」にもウチダザリガニが繁殖しています。

淡海湖からはこの距離ね!

この湖は漁業権があるので…とにかくね、どこかの生体を意図的に持ち込んだと言えます。

 

【九頭竜湖 / くずりゅうこ】

口頭で名前を聞いてたので初めは【 / くず】だと思ってたんですよ。

九つの頭の竜…か。

いや…

九頭(匹)の竜…か。

あれ?

ヤマタノオロチ…八岐大蛇…?

とにかくイカツイなw

なんて言うか…魔神英雄伝ワタルに出てきそう…僕はドンゴロ将軍が好きだったんですよね。

甘利さんにそっくりだよね。

ママに見せたら『うん。本人やな!』って言ってた。

 

本題に戻り…

九頭竜湖にいるなら中間にある湖(緑丸)にいててもおかしくないよね?川も多いし標高が高いから冷水環境だろうし。でも考えたら恐ろしくなるよね?

もちろん持ち込まれた生体が「タンカイザリガニ」とは断定されていませんが、位置関係から考えれば…じゃないかな?

 

この外来生物問題。

事の発端は「食用」として諸外国から輸入されたものが多く、作為的に日本全国に拡散されたものばかりです。

アメリカザリガニも日本の風土に適していたので爆発的に繁殖しましたが、当然のごとく人によって運ばれたものが多く当時の時代背景は昭和初期になり、大国と必死に戦っていた頃ですよね。それを今の時代のものさしで測ること自体がナンセンス!

その先人たちの大きな犠牲があっての今の豊かな日本があるんだから、外来生物問題は今を生きる日本人が後始末をすればいいわけですね!

一部のSNSでは外来種問題が盛り上がったりもしますが、多くの日本人は外来種なんかに興味は無いからね!北海道のアライグマ等の実害が出るものについては早急に対応する必要がありますが、ウチダザリガニが増えたところで…

ようは生活に直接影響が出ないんですよね。日本固有の在来種の減少もセットで考える必要がありますが、これも多くの日本人は興味ないからね!

今年5月頃に大阪城公園内堀に生息するアリゲーターガー(2018年4月に特定に指定)を軽く調べたけど、大阪市の人口は272万人(H30.9.1現在)で関心があるのはせいぜい500人ぐらいだろうね。そんなもんよ!

都市部に住む人はそもそも周りに自然が無く触れ合える機会自体が少ないので、そのような一連の諸問題よりも目の前にあるたくさんの誘惑と接する方が圧倒的に楽しいわけですよ。(もしくは目の前の洗濯物をたたむか…)

声を高々に「外来種問題」を訴えることは絶対に必要で大事なことなんだけど、ギャーギャー騒いだ所でこのような無関心層を一定数取り込まないことには予算の面からも始まらないよ!

まぁたぶん無理だけどね!

興味がないから!

 

でもね、まずは

やらなきゃ意味ないよ

外来生物を販売する人(素人含む)はこういう事をもっと啓発していかないと…飼育できなくなった生体を好き勝手に放流して迷惑を掛ける輩が一定数いますが、外来生物をそもそも飼育していない大多数からすれば連帯責任にしか映らないからね!

人権なんて求めたらダメよw

こういう話になるとみんな『俺は大丈夫~』と答えると思いますが、物事に絶対は無いから外来生物を飼育してる時点で「放流予備軍」に見られても文句は言えないよね!

怒りの矛先を向ける相手はあくまでも勝手に放流したバカどもね!

 

そういうわけで

何かと厄介な【外来種問題】ですが、淡海湖のタンカイザリガニについては二面性がありドラマがあり一言では説明できない存在です。

興味がある方は是非足を運んで下さいね!

 

そうそう!

忘れる所だった!

 

淡海湖に行く場合は保険として

トランシーバーを持って行って下さい!

保険よ保険!

これはLEDライトも付いてますが1個5,040円(最低2個必要)

電源は確か単3電池を3本です。

大人が持ってこれぐらいなので子供でも片手で持てます。

タンカイザリガニが見つからなければ、コレを使っての移動かくれんぼとかをしても面白そうだよねw

おしまい。

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