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ザリガニ飼育 【多頭飼育論】

【第3回 多頭飼育論】~プロローグ~ ♯ザリガニ飼育

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この記事は今後書いていく「ザリガニの多頭飼育」の心構えと言うか、数ある構成要件を1個づつ潰していく為の前記事の回目になります。

本当は1本にまとめようと思いましたが、異常に長くなるので小分けにして記事を分割します。

それでは【第回目】の多頭飼育論です。

【第回】の記事ではこの3回目で僕の水槽作りのポイント等を細かく記載する予定でしたが、それは【第回】にスライドして今回は一番最初に書いておくべきだったプロローグになります。

 

現在の日本のザリガニ飼育では多頭飼育はするべきではない』通説になっています。

性善説に基づき何の疑いもなくインターネットで検索した環境をそのまま真似しザリガニ飼育をされている方が大半を占めると思います。

一番使われている水槽が30㎝になるのかな?このサイズではせいぜいアダルトサイズで1匹しか飼育できません。

やはり小さい!

内容物をアレコレ入れてしまうと水量が減ってしまうので、尚更使い勝手が悪く

うちの30㎝水槽は水量を増やすためにオーバーフロー化しましたが、これでもアダルトサイズで1匹。TL5㎝未満で3匹。TL3㎝未満で10匹ほどが安全に飼育できる限界になってくると思います。

ちなみに、僕はこのサイズの小さな水槽に隠れ家を1個入れただけの環境を劣悪、タッパー等の小さな容器に隔離した環境を極悪と考えています。

要は自然環境から思いっきり乖離してるわけですね!

 

た だ し !

 

生体を傷つけないの対策としてはアリだと思っています。

 

そうそう!

勘違いをされる前に先に書いておきますが、僕のザリガニ関連の記事を読んでくれている方の中には『コイツは動物愛護の精神でザリガニをしてるな!』と思われ…

 

流石におらんかwww

 

あの~僕は割とザリガニをとして見てるからね!

そりゃそうでしょw

一度の産卵で200~の卵を産むんだよ?

その1匹1匹にいちいち感情を入れてたら冬が来る前に心労で精神科に入院する事になるわw

でもね、飼育をする以上は自分ができる範囲でしっかり労力(設備、時間、お金)を掛けますよ!

ゴーストくん
でも「物」なんだろw

 

別に単独飼育」に文句が言いたいわけではなくて、ソレを理解した上で実行する分には個人の自由で良いと思うんですよ。

問題は…『ザリガニの飼育なんてこれでいいんだ!』と何も考えずに安易に流行らせるのはどうかと思いますけどね!

「悪意なき悪事」までは行かなくても、近い物はあるでしょうね。

ザリガニの飼育者同士であれば見慣れたせいか何も感じないと思いますが、タッパーに小分けにし詰め込んだ生体を生き物を飼育していない会社の同僚、クラスの友達の特に女子に見せたら120の確率で

『うわっ…きっしょ』

って言われるよ(笑)(検証済w)

僕は女子に嫌われる事を原則しないんでね!

っていうか、あんな設備をリビングに置いてたら家に人を呼べないわw

 

本題に戻ります…

僕が「ザリガニの多頭飼育」を書く理由は、これからザリガニの飼育を始める予定の『1つの水槽でたくさんの生体を飼いたい!』と考えている人向けになります。

そうですね。

右も左もわからない初心者がインターネットで検索すると単独飼育推奨」の大合唱だったら絶対にえますよね?

『水槽の数が必要ならザリガニは諦めよう』なんて人も出てくるんじゃないかな?それって単純にザリガニ業界にとって機会損失になるからね!

いらんお節介だと思うけど、ザリガニで飯を食ってる人は良く考えた方がいいんじゃないかな?

まぁ…発色至上主義の間は…w

衰退していく業界を見たことがある人は機会損失の危険性を熟知してると思いますが、一度低空飛行になると再上昇はかなり難しいからね!

 

では、この多頭飼育」

そこまで重要なのか?

 

別にそんな事はないと思います。家庭でザリガニを飼育する上での「一手段」でしかないので皆が皆やるものでは無いと考えています。

あくまでも家庭でザリガニを飼育する上での「楽しみ方」の1つですね!

 

そして、この多頭飼育」

単独飼育」水槽に比べ水槽内部を複雑にしてあげる必要があるので圧倒的に難しい(面倒くさい)と思いますが、考え方としては『自然環境に近づけてやれば結果(副産物)として多頭飼育できる』になり、もちろん「単独飼育」環境でもオススメになります。

 

僕のザリガニ飼育の入りは自然環境になります。

いつものこの場所です。

この場所はとても素敵で

水源は近くの中浜下水処理場から引き込んだ高度浄化水(上水)を24時間365日垂れ流している(非循環式)ので水はもちろん無色透明の中性。

撮影にも最適です!

デトリタス環境も整い水深は10~30㎝。

小さな水槽を「ザリガニにとって最適な環境にする為のお手本だと思います。

これを『どうやってフィードバックさせるのか?』この辺りは【第回】で詳しく書きたいと思います。

 

本来はこのような自然環境のザリガニの生息状況を各々が調べるべきだと思いますが、さすがに皆が皆行けるわけではありませんよね!

行こうと思っても近くに川や池が無い場合や、有ってもライギョやバスによって絶滅した環境等いろいろな理由がありますよね!

おまけに車やバイクが必要になりますね。

理解してるから!

 

現に…

 

淀川河川敷【城北ワンド】

ザリガニが生息してます。

これは大阪市内の池

言える事はどちらも汚い!

そして見えない

これではザリガニの環境や生息状況などを詳しく調べれませんが、全国的にもこのような水質環境が多いのではないでしょうか?

僕も大阪城公園を知るまではそこまで深く考えていなかったから皆と同じですよ!

 

そういうわけで!

そのような方々にも参考になるような撮影を毎度心がけています!

気になる人は【大阪城公園のザリガニ観察】関連を当ブログ内でいろいろ書いてるので探して確認して下さいね!

「自然下と水槽下の相違点もあちこちに散らばってると思います!

とにかく!

1年を通して同じ環境のザリガニの観察を続けてきたので、この1年で70は理解できた…飼育に最低限必要なピースは一通り揃ったと思います。

来年以降も生体観察はしていきますが、たぶん2年目からは2ぐらいしか成長できないと思います。15年継続できれば残りの30%が埋まり100%に…実はここで『上限は150ですよ。はい残念~♪』みたいになるんだよ。きっと…

150%に達したら次は『上限は200ですよ。はい残念~♬』だよねw。生き物を調べるって事はたぶんそういう事で絶対に終わりがないと思います。

 

でもね、それを待ってたら『いつになったらザリガニ飼えるんですか…?』になるから70以上あれば…じゃないかな?

そして!

当然ながら!

僕が今まで調べてきた内容を水槽飼育下での検証も含め、これからフルオープンで記事にしていきます!

まっ!

大阪城公園は大阪市民の物なんだけどねw。僕は写真を撮ってきただけね!

 

ただねぇ…

これから記事を書くことで「受け入れられない人」が出てくる事も安易に想像できます。

簡単に言うと通説に対してそこそこ差異が出てます。

今ざっと思いつく限り…

・弱肉強食?自然淘汰?

この2つの意味合いを間違っている人がいますが、多頭飼育」では自然淘汰が起きても弱肉強食は起きません。むしろ正しい環境と言えます。

・共食い

これもよく言われますが、間にあるプロセスを飛ばしてるよね?ザリガニにとってザリガニは至高のエサだから、そりゃ落ちてたら食べるでしょ。

・脱皮中の危険性

多頭飼育をする上で複数ある懸念材料の内の一つになると思います。脱皮完了までには平均で3分ほどの時間を要し、その間は無防備状態なので襲われる危険性が高くなります。しかし、これは飼育者自身の飼育スタイル(環境提供)が重要になってくるので正しい環境であれば基本的に襲われないと考えています。

・抱卵個体のエサやり

『与えか?』『与えないか?』飼育者によって分かれる所ですね!僕が見てきた限りでは自然環境下の抱卵中のメスは基本的に栄養を摂取します。個体差も考えられるので一概には言えませんが、食べない理由があるので解決してやると飼育下でもしっかりエサを食べます。(検証済)

 

この辺りは全て別記事で詳しく説明しますね!

 

最後に…

 

・脱走(だっそう)

これはねぇ…酷い!

そもそも脱走という言葉がね!

不完全で劣悪な飼育環境を刑務所に例えて脱走という言葉をあえて選んでいるのであれば自虐的で少なからずセンスも感じますが、たぶんそこまで考えている人はいないだろうしザリガニは脱走する生き物が通説になっているのでは?

 

完全に間違いだから!

 

ちなみに、僕の飼育方法では物理対策(上蓋 or 網)をしなくても1匹も脱走しません。脱走の気配すらありません。

でも100ではありません。

【陸上を歩くザリガニ】

この理由がわからないから100%になりません。

そういうわけで98%の確率で脱走をしない環境になりますが、98%は「98/100」ですよね?脱走を考える上では「980/1000が正しいかな?と。細かい説明は端折りますが実質100%に持って行くことが可能という事です。

脱走対策については今後2部構成で詳しく記事を書きますが、説明用の写真があと数枚足りないのでもう少しお待ち下さい。

 

そういうわけで

「多頭飼育」よりも「正しい飼育」に話が逸れだした感が否めませんが、多頭飼育をする上では全てが重要な項目になります。

 

せっかくだし…

 

通説」との差異

 

1つ例をだすと…

 

 

【ザリガニのエサくれの図】

水槽に近づくとエサが欲しくて大きなハサミを振り上げますよね。SNS上でも多くの投稿がある「みんな大好き」な絵面ですよね。「いいね」もいっぱい付くんじゃないでしょうか?

初めてザリガニを飼育した人は『ザリガニって人懐っこいんだね~♪』とか思ったりもするでしょう!

 

水槽飼育下でザリガニがこの行動をとること自体が既にオカシイと考えています。僕はね!

 

では自然環境下ではしないのか?

 

しますよ!

 

 

ほらね。一緒だね!

 

でもね…

これは「威嚇」なんです…

 

これについても追々どこかで説明をしたいと思います。

 

以前から薄々感じてたんだけど…自然環境を求めれば求めるほど皆さんが期待する物から離れていくような気がします。

つまり…

 

ザリガニは鑑賞に向いてない…

 

 

いや~長くなったね。毎度w

続く。

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