『アメリカザリガニは冬眠をする生き物である!』
もはや周知の事実であり本来はあまり深く考える話ではないので、基本的にはスルーする人が多く『寒くなったら冬眠ぐらいするやろ?』で片付けられている事が多いと思います。
が!
では、この【冬眠】
実際に家庭で再現させるにはどうすれば良いのか?
難しいですよね?
結局、やってる人が少ないからインターネットで調べてもあまり情報が出てきません。
それに!
「環境」も大事ですが、元気に過ごせているのか?の「生体の状態」も気になるところですね!
・一体どのような状態なのか?
これがよくわからない!
冬季に水温が低くなったことで自ら代謝を落とし、暖かくなる春頃までじっと耐え忍ぶ行動になります。
それぐらいはわかる!
・積層落ち葉に潜る
これはあくまでも「環境視点」での話ですよね?
水温の低下によりまともに行動できなくなるので「身を隠す」行動であり、外敵や天敵に見つかる事を防ぐ術になります。
・冬眠に至る水温は?
我が家の環境の話になりますが
10℃:動き方が鈍くなる
8℃:潜る個体が出てくる
6℃:ほぼほぼ潜る
ザックリにはなりますが、水温が10℃以上であれば全体的にかなり活発でエサ食いも悪くありません。
一桁台になるとさすがにって所ですが動いています!
・冬眠=動かない…?
漠然と【冬眠】と言われても…
要はね
・溶存酸素量が~以下でも生存可能
とかね、明確な基準があれば確認しやすいですが、たぶん無いよね?
ちなみに!
冬眠中と思われる水温でも棒でつつけばアメリカザリガニは動きますw
動くスピードは非常に遅く、水族館で展示されている「タカアシガニ」相当の一見するとスローモーションぐらいの遅さです。
・環境を作るにあたり…
昨年の環境は本当に酷かったんですよね(笑)
【無ろ過無エアレ無水流】
基本スタイルです。
それなりに換水をしてましたが、約3ヵ月間はエサ無しのノーメンテです。
これは通常の赤いアメリカザリガニのアダルトサイズだったので『イケるだろう!』ぐらいの軽いノリでした。
原則的にカラーザリガニでも同環境で問題なく【冬眠】が完遂するハズです。
・冬眠中のエサやりは?
改めて「エサ関連」の記事を書こうと思いますが、本来はそう毎日毎日エサを与える必要はありません。
人工飼料については2~3日ぐらいに1回で良いんじゃないかな?(※通常時)
その代わり!
「デトリタス」等の気が向いたらいつでも好きな時に「かじれる物」を入れておく必要があります。
水温が10℃ぐらいなら7~10日に1回の割合で日中の暖かい時間帯に与えています。(※水を汚さない程度に極少量)
水温が8℃を切ると様子見で、6℃を切ると与えない方が良いと思います。
・生体の状態を優先
我が家のカラーザリガニは大小関係なく人工飼料を与えていますが、あくまでも補助的と言うか強い個体を死なせない為の対策です。
水温が6℃ほどの夜間でもしっかり動いています。
少しブラックウォーター化し始めていますが、特に水質は意識せず数値なども測っていません!
ザリガニごときに数字を追いかけるとか…さすがにそこまで暇ではありません!っていうか、見たら問題が有るのか無いのかぐらいわかりますよ!
成長は遅いですね!
このTL1.6㎝ぐらいでハッチアウト後60~65日です。
稚ザリの方が活発なんだけど…なんだけど、もう一つの環境…
【第4の冬眠水槽】
この生体についてはエサを一切与えていないので大阪城公園同様にほぼ上に上がってきません!
この環境を作ってもう1ヵ月を超えたのかな?
数回しか確認してないから流石に心配になったし、現状はただただ水を回してるだけで全く楽しくないので生体を追加しようと…
この前の13日大阪城公園の帰りにハシゴです。
「テナガエビ」でも獲ってみようと!
あとは「モツゴ」と「普通のエビ」
結局ボウズでしたけどねw
話を戻し
これが水温7℃
丸を付けるのが面倒くさいぐらいクッソ上がって来てます。
ひょっとするとエサが落ちてくるのを待っている可能性がありますが、とにかくこの現状では『冬眠?ナニソレ?』状態です。
特に今年は暖冬だからね!
大きいアダルトサイズもしっかり動いていますが、この環境ももう確認ができません!
と言うよりは、全ての環境が一切触れないので春頃まで換水をメインに放置に近い状態が続くと思います。
そういうわけで!
昨年一度【冬眠】をやってるので、さほど難しく考えずに通常飼育の手抜き版のごとく見守っています。
ただね、寒さの本番は1月下旬~2月下旬になるので、ここが本番というか…今の感じでは相当数の稚ザリが「落ちる」予定になっています。
実際はどうなのか?
僕はけっこう楽しみなんですけどね!
引き続き観察を継続ですね!
続く。