はじめに!
僕は生物学者を目指してるわけではないので、正直この「バーンスポット病」についてはわかりません。(※そもそも病気かどうかも定かでない。)
日本ではそれなりにザリガニ飼育の歴史があると思いますが、インターネットで調べてもさほど情報が出てこないので、ザリガニの飼育者でもいまいち発症理由等の理屈が掴めていないと思われます。
わからないなりにそれなりに気になる事もあるので一度ソレをまとめてみようと!
先に「バーンスポット」においては「脱皮でしか治せない」と言われています。
外骨格の一部が茶色く変色し、進行すると内臓まで達したり体に穴が空いたりとザリガニ飼育者にとっては非常に厄介なもので、カラーザリガニにおいては非常に目立ち、また商品価値も下がります。
先に補足させていただくと
2018年6月18日付けの記事です。
「脱皮」以外の方法で何とかバーンスポットを治せないのか?という内容になりますが…実はこの個体は経過観察中に死にました。
原因はコレなんだけど…
6月終わりに歩けないぐらい体調を壊して、ベランダの環境の一部が崩壊しました。
タイミングが悪く、暑さ対策でベランダにオーニングを設置するために水槽を移動させたりと環境を変更している途中での出来事で、小分けに隔離してた容器などは水量が少なく、地面がコンクリートなので日中は「お湯」ぐらいまで水温が上昇しました。
でね
自主規制でモザイク処理をしてたので、もう一度「バーンスポット個体」を意図的に作り出そうか悩んでいたんですよ。
倫理的な問題で止めましたけどね。
ちなみに、この個体は
初めてのカラーである「タイゴースト」です。故に思い入れもあったから治してあげたかったんだけど…この個体は…
過去に2回抱卵が失敗した個体です。それ自体も色々考えさせられたんだけど、以後物凄く攻撃的になって他の個体にちょっかいばかり掛けるようになりどんどんボロボロになっていき【単独飼育】に切り替えました。
話を戻し
そもそも、バーンスポットが出る事を「飼育がヘタクソ」なんて言われるかもしれませんが、『出る時は出る!』ではないでしょうか?
僕はザリガニの飼育をする前にそう聞いていたんだけど、当初は『環境をしっかり作り込めばイケるんじゃね?』と考えていました。
それもあったから大阪城公園で観察を続けましたが…
この場所だけを見ても意味がありませんが、とにかく野生個体でもTL7㎝を超えたあたりからバーンスポットがそれなりに確認できました。
んーーーー。
でね、この場所は上水を引き込んでるから
水は無色透明で「川」として水流もあります。
でも…出てる…
どうしろと?
ライトが反射してるから確認できますが、水が有るのかわからないぐらい透明度があり澄んでいます。
各家庭の小さな水槽よりも圧倒的に環境が良いにも関わらずバーンスポットが発症する…
どうしろ…と?
僕が調べた中ではバーンスポットの発症理由は大きく分けて2つです。
2.健康な部分にポツン
我が家で飼育してるカラーザリガニの一部でもバーンスポットが出てますが、全てが【1.】の理由になり、現状では【多頭飼育】の弊害になります。
喧嘩によって大きなハサミや足が取れてしまい、その切断面が茶色くなるというものです。
あとは【衝突箇所】ですね。
コレについても【多頭飼育】の弊害ですが、逃げる際に固いものにぶつかって外骨格が損傷した時にできる物です。
このような角がない「丸い石」を使えば抑制できるハズなので、今後ゆっくり検証をしていくとして…
我が家のバーンスポットはほぼコレなんですよね!
つまり…【2.】が出ない…
多くの飼育者は屋内環境になると思いますが、我が家はベランダに水槽を設置し屋外環境になります。
わかる範囲で相違点を書くと
・水温は気温に依存
・紫外線量
そこまで多くありません!
1.換水がメイン
どの程度水が汚れたら換水するのが良いのか?
これは各飼育者や環境によって異なるので一概に『こうすれば良い!』が無いと思います。
繁殖が難しいと言われてる【北米系ザリガニ】については「飼育水」をガッチガチに作り込んだ方が良いですが、アメリカザリガニについてはそこまで気にする必要がありません。
というのも、砂利無しの「ベアタンク」にすれば1発で確認できますが
とにかく食い散らかしが凄いよね?
このような「脱皮殻」や「落ち葉」等ではそこまで水質悪化につながりませんが、問題は「人工飼料」です。
栄養面で考えても非常にお手軽で『コレさえあれば…』と考える飼育者が多いと思います。
うちで使ってるのは「ダイソー製」です。
100円という価格が素敵という理由もありますが
粒の大きさが魅力です。
アダルトサイズになると1口で食べれますね!
まっ水を汚しにくいであろうと!
「オトヒメ」というエサも色揚げ効果があるらしく使ってる人が多いみたいですが、使ったことがないから粒の大きさを知りません!
余りにも大きいとボロボロと崩れるハズなので水質悪化につながる可能性は捨てきれません。
オマケで言うと
「成分」も気になるかな?と。
「人工飼料」はマルチに仕上げてるのでそれなりに本来は不要な物も入っています。
それに、毎日毎日与えてる人の方が多いと思いますが、毎日高カロリーのエサを与える必要なんてそもそも無いし、ザリガニがどうこうではなく生き物として考えれば当然ながら「毒素」も比例して体内に蓄積していくハズです。
結果として「フンの毒素」も強くなる可能性が高いですね!
そういうわけで!
僕は「水を作る」よりも「換水」がメインで水質を維持してます。そっちの方が圧倒的に楽だからね!
水を抜くやつに3mのホースを繋いでベランダの落ち口にダイレクトインです。
めっちゃ早いからね!
2.水温は気温に依存
特に冬場ですね。
ヒーターを使って24時間加温する環境では水槽内の「雑菌」が増殖するスピードが速くなります。
【3.】に続きます
3.紫外線量
【1.】のバーンスポットについては、人でいう「かさぶた」みたいなものなのかな?と。
問題は【2.】の方です。
「健康そうな部分にポツン」
これは【1.】と発症理由が異なるであろうと。
そういえば!と言う事で
これはタダで貰った「タイゴースト」です。
この生体は我が家に来てから1回目の脱皮中に死にました。
両ハサミが残り、エラもむき出しになっています。
よーく見ると
この茶色い点々が全て「バーンスポット」です。
改めて確認すると結構重症だよね?
これがあっての「脱皮不全」だったのか今となっては定かでありませんが、できるだけバーンスポットは発症させないに越した事がありません。
そして、これが【2.】の症例になります。
考えるとすれば…「水」なのかな?
ただなぁ…大阪城公園もこの【2.】が多いんですよね…
でも、我が家ではほぼ出ない…
何だろうなぁ…?
「太陽光=紫外線」…紫外線…
・【2.】は細菌性…?
この可能性が高いのかな?と。
もう一度我が家の環境の話に戻りますが、昨年2018年は環境作りで忙しかったので水槽のリセット回数も…ほぼ毎回ですね。水を抜かないと変更できないから!
後は全て若い個体でしたね。
で!
仮に「細菌性」なのであれば、対応策としては殺菌。
先ほどの話に戻りますが
【脱皮以外の方法】の内容は
2.適度な紫外線浴
これだけですw
でもね、若干と言うかちょっと茶色が薄くなったような気が…
我が家では屋内に水槽を設置する事はないから「水が痛む速度」がわかりません。
ザリガニは食い散らかしが多いから水を汚しやすいけど、室内環境で水槽の数が多いと絶対に換水がメンドクサイですよね?
殺菌灯と言えば「ターボツイストZ」
アレダメタカイ。
ついでに市販品の「UVライト」を見に行ってきました!
安定のネイル用…これしかない…おまけに電池仕様…
Amazonで1,500円ぐらい。
効果が見込めるのかな?
LEDタイプだと
スタンレー電気製だけど、これぐらいの出力が無いと効果が期待できません。
そしてまだ量産化されてないのか市販品はないみたい…あっても高くて買えない…みたいな?
話を戻し
・「外骨格」とは一体…?
ザリガニは「甲殻類」に分類され体内に内骨格(骨)がない無脊椎動物です。
昆虫同様に固い外骨格に覆われているので当ブログでは「鎧」と表現したことがあります。
「鎧」であるならば、喧嘩等で外骨格が損傷してもただただ痛みを蓄積していくだけで「修復」することは絶対にありません。
・生きた細胞?死んだ細胞?
これがよくわからない!
「鎧」であるならば「死んだ細胞」を意味し、人間でいう「爪」や「髪の毛」に相当します。(※だから美容師はボロいわけw)
ただねぇ…
脱皮をする際に外骨格のカルシウムを溶かして柔らかくするでしょ?
生まれたての稚ザリでも原理は同じになりますが、目の後ろに「胃石」という白い物体ができる?ここにカルシウムを溜めると言われています。
つまり…生きた細胞?
「外骨格」が生きた細胞であるならば物理的に「修復」も可能だと思うんだけどね?
初めてザリガニの脱皮を見た時は『器用なやっちゃな!』と思いましたが、結局「鎧であって鎧でない」って事になるのかな?
この辺りは正直わかりません。
・バーンスポットの発症率を下げるには?
まずは【単独飼育】ですね!
これで個体同士の喧嘩を無くせます。
続いて【水質の維持】かな?
オーバーフロー水槽では濾過槽にろ材を大量に入れれますが、小さな水槽等では換水の頻度を上げる…
他にも「餌の頻度」に「餌の質」や「水温」等々、ご自身の環境を見直すところから始まるのかな?と。
ただね
バーンスポットがちょっと出たぐらいなら直接死に至るものではないし、脱皮のタイミングが近ければ綺麗に治る場合もあります。
昨年から一部の生体の【単独飼育】を始めているので、今年2019年は引き続き野生個体の観察を併せもう少し調べていこうとは考えています。
予定は未定だけど。
オマケで書くと、【紫外線】も実際にどうなのか?という疑問が残ります。
要は屋外環境で「無色透明の水」ってどうなんだろう?と感じる節があるし…
でもなぁ…
一度グリーンウォーターにも入れたんだけど
コケが生えましたw
無水流環境だったからね!
僕の方では解決策が見出せないので…割り切るか…
たぶん続く。