『バーンスポットを出したくない!』
ザリガニ飼育に携わる全ての人の想いだと思います。
発症原因の特定は難しい話ですが、なんとか…「抑制」できないのか…?
「抑制」という言葉になると…何となく模索できそうな予感がせん…でもない?
そういうわけで!
今回の記事は「バーンスポットを何とか抑制できないのか?」という希望論で書いていくので効果効能については一切のクレームを受け付けないので予めご了承ください。
で!
僕の中ではバーンスポットは昨年2018年中に「終わった事」として頭の中から消していましたが、せっかくメールも頂いたから…この際…ちょっと書きたいこと(本音)があるので【追記】としてもう一度「バーンスポット」を考えていきたいと思います。
そして!
ちょっと辛口になるけど「現状多いであろう飼育環境」を否定する内容を含みます。故に個人的には「表に出す話」にせず、お蔵入り(もしくはパスワード制限)でいいかな?と考えていました。
と言うのも、現状を見渡すとザリガニ業界は非常に排他的。こういう事を書くだけでも「攻撃」とか「侮辱」とか「荒し」とかになるんだろうなぁと。
このように書くとメールを貰ったことを起因として責任転嫁wみたいになりますが、もともとどこかで書く予定だったのでついでに書きたいと思います!
とにかくね!
僕はザリガニ業界に籍を置いてるわけではないからどうでもいいんだけど、2017年~2018年は「タイゴーストブーム」で名目、実質共に+に転じたハズです。
では、2019年は?
何もなければ確実に失速するだろうね。順当にいけば「ドーピング効果」も切れるであろうと。
オマケで言うと今年10月に消費増税があるよね。
ただ?
その前の6月に大阪でG20がありロシアがどちらに転ぶかにもよりますが、ひょっとしたら歴史が動く可能性も現段階では捨てきれないので、その場合は7月に衆参W選挙になる可能性も出てきます。
まぁ2019年5月1日に改元を行うから間違いなく歴史が動くんだけどねwブンザイトラは来なくていいから!黒電話とイチャついとけ。(←国連決議違反)
まぁ…みんなで消費増税に反対しようぜ!ってこと。
そろそろ本題に入り
・適切な飼育環境とは?
みんな飼育してる生体数を公表してないと思いますが、1世帯あたり相当多いのではないかと思います。(数百とかザラ?)
故に本音が先行して隔離用として小さな水槽(容器)を用いる事が多くタッパー飼育とかもあるそうで、一番よく使われてるのが30㎝水槽になるのかな?
本音を書いていい?
初めて見た時は…
『う~わっマジかよ…』
ってドン引きしました。w
野生に生息するアメリカザリガニを見たことが無いんだろうと思いますが、本来の生息環境から考えれば…ありえない…
だから
『ザリガニなんて』なんだろうなと。
僕がザリガニの行動パターンを春夏秋冬の1年間追いかけて確認した内容から言えば、アメリカザリガニの飼育に必要な大きさは最低でも60㎝水槽になります。
「健康に元気にザリガニらしく育てる」という観点から言えば、内部をガッチガチに作り込んでも最大でアダルトサイズが2匹までです。
『そんな無駄な事できるかよ』なんて言葉が飛んできそうですが、どこかで書いた複数ある「ザリガニは鑑賞に向いてない」の理由の内の1つでコスパが悪いってこと。
知らない人が多いと思いますが、アメリカザリガニは非常に賢い生き物です。
簡単に言えば「どこまで我慢させるのか?」ってことですね。
タッパー飼育は「ベタ飼育」の延長と思われますが、そもそも【ベタ】と同列で語ること自体がオカシイし、むしろ逆にね!
その環境で『ニチザリや未判定種を長期飼育できますか?』と聞かれたら『余裕余裕。楽勝やんけ!』と答えれますかね?
絶対に無理なハズ。アメリカザリガニだから順応するだけの話ですね!
僕は絶対に使わないんだけど、だから「ザリガニキーパー」って言葉があるんだろうね!
【keep・er】でしょ?
僕は【Síːku・shaː】です。
我が家では「キープ」する為にザリガニを飼育してるわけではなく、息子の為に教育現場で習った飼育環境を更に良くしようという試みで飼育をしてるので、「キーパー」の方々とはそもそもベクトルが違うって事です。
オマケで言うと、そのような劣悪な環境は
小学校における【ザリガニ飼育】の延長と言うよりは「目糞鼻糞を笑う」ですよね。
僕だったらもっと設備にお金を掛けて「大人のザリガニ飼育」をします!って話。
ここで終わると「攻撃」と受け取られそうだから【第4回~】の方でしっかりフォローしますね!今はこれで終わり。
・水流の必要性
これねぇ…
究極の環境として言えば「両立」が求められます。
そういうわけで、以前に「FRP製の7mの人工の川」とか「1坪~のビオトープ」というワードを出しましたが、ぶっちゃけ現実的ではありません。
FRPの川はざっと概算で材料代が30万円を超えるんですよw
(ヾノ・ω・`)ムリムリ
とにかく!
「生き物」である以上できるだけ水を回した方が良いですね。
「水流の強さ」については…ケースバイケースかな?と。これは今年もう少し調べる予定です。
・なぜか人気の商品
30㎝水槽以下での飼育が多いためか、やたら使ってる人が多い人気の商品がありますよね?
こういうやつね。
これは昨年7月の「西日本豪雨災害」の時に『ダイソーは広島資本だから何か買うだけでも貢献できるよ!』の記事内で紹介した商品です。
結局使っていません!
要らないから!
僕はこのようなタイプが不要で、しっかり水流を作るために「上部式フィルター」か「外掛け式フィルター」しか使いません。
安くて数が必要だからコレを使うんだろうと思いますが、言うて通常のエアレーションに毛が生えた程度でしょ。
水流が弱すぎて水槽内に停滞水域ができるはずです。オマケに水量も少ないとなれば…だから【劣悪な環境】と説明しました。
【2.】健康な場所にポツン
このバーンスポットの発症原因については水が汚い!この可能性が非常に高いですね!
現に換水がメインの我が家の環境ではほぼ発症しません。
参考になるかはわかりませんが「カルキ抜き」を使わず1日以上置いた水を使っています。
やはり水量も重要です。
以前このような物を一度作りました。
【ターボで吸引君1号】
上部に水中ポンプを加工し取り付けてブーストをかける仕様です。
フンの毒性も疑わしかったので【1.回収速度を上げる】と【2.より強い水流を作る】の2つの目的で作ってみましたがお蔵入りw
あのー…電源いるよね?
コレじゃなくてもいいよね?
って理由でしたw
90㎝以上の水槽でザリガニを飼育する場合は有効になると思います。
日付を見て貰えればわかりますが10カ月前に製作しています。
「バーンスポット」についてはアメリカザリガニの飼育を始め早い段階から調べていましたが結局…
箱に入れる生体数にもよりますが、水量を50ℓ以上確保できるなら「停滞水域」ができてもさほど気にしなくても良いのかな?と。
・ブラックウォーター
「タンニン」等による殺菌効果ってやつですね。
我が家では…
水槽の掃除が大変になるから、落ち葉の漬け込み時から換水をしています。
【第4の冬眠水槽】の現状は「落ち葉」を大量に使っていますが水は無色透明ですよね?
はやり換水がメインです。
【第3の冬眠水槽】もそうですが、とにかく換水で水質を維持してます。
【第1の冬眠水槽】
この環境が一番落ち葉を使ってるので若干ブラックウォーター化になってますが、それでもやはり換水がメインです。
この中に稚ザリが5匹ぐらいなら「足し水」でいけるかな?と思いますが、現状は何匹いるのかわからないし定期的に人工飼料も与えてるので…やはり換水。
【第2の冬眠水槽】
アダルトサイズのみの入居中ですが現在換水を止めています。
バーンスポットが進行するか?と。
「公益性」があれば何をやっても良いという訳ではありませんが、インターネットで探してもこの手の内容はほぼ出てこないと思います。
あればやってないけどね!
・稚ザリはバーンスポットになりにくい?
なりにくいんじゃないかな?と思いますが、思うだけかもしれませんね!
要はね、体が小さ過ぎてハズキルーペ…デカい虫メガネがないと確認ができません。
ただねぇ…稚ザリ同士でも喧嘩をし、大きなハサミや足の欠損が出る場合がそれなりにあります。
でもなぁ…そこまで茶色くなってた記憶がなく写真もありません。
【ヒラテテナガエビ】
同じ甲殻類ですね!
おっと…ボロボロw
これでは手長エビ詐欺w
まぁそれはいいんだけど
足が取れてどれぐらい経過してるか知りませんが、欠損箇所の断面が非常に綺麗ですよね?
真ん中の上部はちょっと茶色くなってきてるかな?影かな?
大きなザリガニではこの部分が茶色くなった記憶です。
稚ザリ等も喧嘩でハサミや足を失うことがそれなりにありますが、この状態に近いと言うか茶色く変色した個体をまだ見たことがありません!
これがTL3㎝ぐらい。
目の上に不自然な膨らみが確認できるから左のハサミは取れてないかな?
これぐらい成長した個体でこの色味であれば損傷箇所にバーンスポットが発症してるかの確認ができます。
が!
当然ながらこの1匹だけを引き上げる事は不可能です。
本当は一度捕まえて、片方のハサミを千切ってもう一度水槽に戻し、暖かくなるまでの2ヵ月間ほど放置して再確認すれば…
さすがにねぇ(笑)
心が痛くなるわw
・稚ザリの1年間の脱皮回数は?
ハッチアウトから1年間でどれぐらい脱皮をするのか?以前は5~7回とどこかで書きましたがもっと多いそうです。
「稚ザリ」と言っても所詮はザリガニだから、理由を問わずバーンスポットが発症する時は発症す…たぶん(※未確認)
ただし、症状が進行する前に脱皮によって損傷した殻を脱ぎ捨てるので綺麗に治る事が多い!と言った所ではないでしょうか?
ここまでは想像の通りというかマンマですよね?
では?
・稚ザリの脱皮を抑制すればバーンスポットも成体同様に発症するのか?
気になりますよね?
その為の我が家の【冬眠水槽】です!
いや~結果が気になりますね!
このTL1㎝はハッチアアウトからすでに2ヵ月以上経っていますが、この画像で確認すると欠損は無さそうです。
水温が低いから脱皮をせず現在に至りますが、12月~1月の水温の低い屋外環境(※大阪市)でも一部の稚ザリは脱皮をしています。実は!
・今年2019年は暖冬
2月上旬~中旬頃はすでに平年よりも気温が高い予報になっています。
上の最後の稚ザリ達は小さ過ぎて触れませんが
最初に生まれた稚ザリ水槽を一度ひっくり返そうか悩んでいます。
たぶんもう冬眠しません!
普通に動いてるもん!
来年は絶対にやってないだろうし、一度数も数えたいし、欠損具合やバーンスポットの発症の有無。
これらを踏まえるとやる価値があるかな?と。
・結局…稚ザリはバーンスポットが発症しにくいのか?
上の水槽を一度ひっくり返して、全生体を確認していけば一つのデータとしては面白いのかな?と。
この水槽の生体は最大でTL3㎝ほどで色素もそこまで定着してないのでバーンスポットが発症していればたぶん確認ができます!
ただなぁ…
これは僕の完全な憶測ですが、TL2㎝未満の生体が仮にバーンスポットを発症した場合は死ぬ確率が相当高いのではないか?と。
活発期(4月~10月)の脱皮サイクルではバーンスポットが発症しても進行する前に殻を脱ぎ捨てれますが、冬季(12月~2月)においては水温が低くエサの摂取量も落ちるのでそう簡単に脱皮ができません。
というのも
以前にも出した【アリの巣実験キット】状態です。
あくまでもこの一部分の断面になりますが、最近どうも数を減らしてるような気配があります。
であれば、大阪城公園の生体群も冬場に大きく数を減らすことに納得できるというか…まぁあそこは「天敵」が多いから何とも言えないけど。
・だから…発症す…
どうでしょう?
これは同じ時期に生まれた稚ザリです。
見ての通り体格差が目立ちます。TLが3倍になると質量は何倍でしょうか?
「パンダの赤ちゃん」もそうだけど、ザリガニはハッチアウト時に比べ物凄く大きくなりますよね?
故に細胞分裂の速度も凄いですよね?
・もしもバーンスポットに毒性があれば?
これは「生物」で括っていいと思いますが、人間でも若年性で重大な病気が見つかると「手遅れ」になるケースがあります。
もしもバーンスポットに毒性があれば…
上の水槽をひっくり返してもバーンスポットが発症した稚ザリは見つからない可能性があります。要はすでに死んでおり同胞に食べられているってことです。
であれば?
特に小さな個体(TL2㎝未満)でバーンスポットを見つける事は事実上不可能になりますね!
順当に考えれば成体に比べ「稚ザリ」の方が発症しにくい…とも?
・基本は脱皮で回復
いや~僕の妄想癖に付き合って貰って『ごめんね~』って感じですが、基本的には脱皮で回復します。
家庭の通常飼育においては特に心配する必要もないでしょう。
・だが、しかし?
小さい生体を大阪城公園で捕獲する事は割と困難です。故に今まであまり確認をしていません。
その中でこれも「可能性」の話になりますが、「稚ザリ」と「アダルト」では微妙に「行動パターン」と「食べている物」が違う可能性があります。
先に【冬眠】の話になりますが、実は大きな生体は12月中旬頃から非常に動きが悪くなっています。
一方の稚ザリは暖冬という理由もありますが、しっかりエサを食べ一部の個体は脱皮までしています。
この個体はクソ寒い中、一度脱皮をしています。
目の後ろの白い部分。これは位置的に「胃石」ではなさそう。
とにかく!
初めは『逆じゃね?』と思いましたが、実際に1月下旬の大阪城公園では稚ザリ~幼ザリは比較的簡単に発見できましたが、TL5㎝以上が1匹も見つかりませんでした。
この違いは何だろう?
・脱皮をする為に栄養を求め動くのか?
この可能性がワンチャンあるのでは?と感じています!
「動体視力」という言葉が適当かはわかりませんが、実はアメリカザリガニは目も相当良いですね!
複眼だからかな?
・ザリガニはハンター…?
「ハンター」ちゃあ「ハンター」でしょうね。
これも「稚ザリ」と「アダルト」で微妙に異なります。
本当はこの記事内で書く予定でしたが、話が逸れすぎるし長くなるからこの後に別記事で書きたいと思います。
タイトルは…
【ハンター?】ザリガニのハサミが大きい理由とは?
僕が実費で観察を続けたきた事実なのでザリガニ好きには是非読んで頂きたい内容であり、たぶんネットで探しても出てこないであろう「もしかしたら?」の話です。
次が最後です。
・バーンスポット…
「発症」させない為にはどうすればいいのか?
2.換水頻度を増す
基本的にはこうなると思います。
以前ね、Twitterで見たんだけど
こんな設備で飼育されている方がいました。
確か販売もされていたと思いますが、超合理的でたぶんこれが一番バーンスポットが発症しにくいキープ環境になります!
僕とはベクトルが違いますが、単純にザリガニに対する「熱意」があるよね?って話で『すげーな!』と素直に感じました。
というのも、このような設備は売ってないから自分で作らなければいけません!つまり情熱ですよね?オマケで言うと相応に投資してますよね?
「同じような色味」であっても価格はバラバラですが、設備投資をして完全体の良個体を提供するんだから『そりゃ単価が上がりまっせ!』であり、「販売」に力を入れてる方々は見習うべきですね!
あっ…次が本当の最後。
・バーンスポットを発症させない究極の方法とは?
大阪城公園の生体群はそれなりの頻度でバーンスポットが発症しています。
これはこの場所の話です。
日本全国をくまなく探せばたぶん「バーンスポットの発症事例」が少ない環境が絶対にあるはずです。
つまり?
累代遺伝による「免疫」の強さ。「生き物」である以上絶対にあるだろうな!と。
これは僕が言葉として使う「発色至上主義」も絡んでくるのでそのうち記事にします。
要は、現在は「色味が全て」ですよね?
でも?
1匹1匹持って生まれた強さが違いますよね?
同腹で生れた稚ザリを同環境で全てアダルトサイズになるまで育て上げ、バーンスポットが発症(※健康そうな場所にポツン)した生体をひたすら弾いていく。最後まで残った個体同士で累代をさせること3~5回。
理論的にはこれでバーンスポットに強い個体が生まれそうです。
その代わり?
完全に「発色を無視」するから市場で需要があるかは不明w。(※たぶん無いw)
むしろ、似たような色味に落ち着く可能性すらあるよね?
「赤~茶褐色」だったりしてねw
この辺りはガチのテキトーなんだけど、たぶん実行してる人はいないよね?
というお話でした。
「バーンスポット」についてはザリガニ飼育とは切り離せない問題なので一応…一応まだ軽くは調べていく予定は未定。
たぶん続く。