大阪市内で簡単にザリガニ釣りが楽しめる場所。
それが【大阪城公園】です。
中には『大都会のど真ん中なのに?』と思われる方もいるかと思いますが、広大な敷地面積を誇る大阪城公園は猛禽類の「オオタカ」や多くの野鳥まで飛来するようになった自然が豊かな場所。
「人工の小川」はこの辺りです。大阪城南外堀のさらに南側、大阪城公園内の最南部に位置します。
左右に「ローソン」のマークが見えますが横には水洗トイレも完備しており、小さなお子さんがいる場合はこれからの季節は必ず「熱中症対策」をお願いします。
こちらが「ザリガニ釣り」を親子で簡単に楽しめる「人工の小川」になります。
沖縄県はもうすぐ梅雨明けらしいですが、今年2019年の近畿地方は「梅雨入り」が遅れており本日6月25日の時点でもまだです(笑)。空梅雨確定?
さっそくですが
この1枚の中にアメリカザリガニ(体長3~4㎝)が3匹ほどいます。
見つけられましたか?
この時期は大きなアメリカザリガニのほとんどが「ザリガニ釣り」で持ち帰られ探すのが非常に困難になります。
また、このように明るい日中は警戒心が強い大きな個体を見つけにくいですが、育ち盛りの小さな個体は食欲に負けて直ぐに出てくるので比較的探しやすいと思います。
【アジサイ】
昨年2018年9月の台風21号でこの辺りのアジサイがかなり折れましたが、まだそれなりには残っているので楽しめると思います。
【トンボ】
「青×黒」「黄×黒」の2匹が写っていますが、ちょうど産卵中になります。しっかり探せば「ヤゴ」が見つかるかも⁉
【クマバチ(熊蜂)】
大阪市内では見ることが少なった種です。外見のイカツサとは異なり実は温厚なハナバチの一種で、こちらからちょっかいを掛けない限り刺されることはほぼ無いと言われています。(※撮影距離30㎝)
そして?
【アメリカザリガニ】
これで体長3.5㎝ぐらいなので今年の春生まれの個体です。
これが体長5.5㎝ぐらいなのでたぶん昨年生まれで、同じアメリカザリガニの脱皮殻を食べているところです。
これぐらいのサイズになると少し見つけにくくなります。
平日の夕方でもそれなりの人がおり休日にもなると人が多いので、見つけたアメリカザリガニは早い者勝ち状態です!
1匹も捕れなくてもリリースする人も多いので、一声かければ貰える場合もありますね!
この場所は「人工物」のくせに、その辺の自然よりも自然っぽいので本当にオススメになります。
せっかくなので!
何も「ザリガニ釣り」をしなくても小さな自然を満喫できるので、ゴールデンウィーク辺りから家族連れが非常に多くなり軽いピクニックなんかも可能ですね!(※バーベキュー禁止)
【中間付近】
この場所は水深が10㎝程なので小さなお子さんでも簡単にザリガニ釣りができます。
場合によっては「釣る」よりも小さな網と木の棒を使った「追い込み漁」の方が早いまでありますね!
【ザリガニの死骸】
他のザリガニのエサになるので出来れば放置しておいて下さい。
上流の方は日陰になり雰囲気が一変しますね!
【ハト】
(何でハトやねん…)
運が良ければ大型のサギや小さな野鳥の「水浴び」なども観察できます。
この「人工の小川」は昭和60年代に大阪市建設局が作った物で、上水は近くの中浜下水処理場からろ過された水が引き込まれているので無色透明の綺麗な水です。
大きな自然災害やよっぽどの水不足にならない限り上水を24時間365日垂れ流しているので基本的に水が枯れる事がないし水質も一定レベルを保っています。
マジでオススメ!
た だ し !
これからの季節は蜘蛛も活発になるのでしっかり確認しましょう!
都会人は川のせせらぎなんて普段聞くことはないと思うのでオススメです!
その辺の都市公園では目にする機会がない植物等も多いですね!
最後に一つ注意点を!
現在は注意喚起の看板が無くなっていますが、川下にあたるこの柵の中には絶対に入らないで下さい!
この中はヘドロが堆積してるので特に小さなお子さんが間違って入ってしまうと非常に危険です!
最後に!
ゴミ箱が一切無いので自分のゴミはしっかり持ち帰って下さい。
みんながしっかりルールを守れば、この場所でこれからの子供達も「ザリガニ釣り」が楽しめるので宜しくお願いします。