刃側の切先まで削りが完了です。
樋側(側面)はセンターパーツに対し垂直を維持して取り付けるので番手を変え、表面を滑らかにしておきます。
パーツの接着の前に【接着剤】の紹介!
新しく製作する刃については全てアクリルを使用しています。
アクリルの接着には【アクリルサンデー】という専用の接着材があります。
【接着剤】というと粘度があるように思いますが非常にサラサラの【液体】で付属の針を使い毛細管現象を利用し面と面を溶かし接着する溶剤になります。
2㍉厚の刃側のパーツが完成したので『芯鉄』にアクリルサンデーで接着します。
黒いライン『樋』に合わせる為にマスキングテープで止めています。
あまりきつく止めてしまうとさすがに液が入っていかないので
ズレない程度にほどよく軽めで止めます。
切先から根元までを接着しました。
アクリルサンデーは超速乾性なので液を注入後5秒ほどであれば位置の再調整が可能ですが。10秒も経つと溶剤なので動かした所の面が溶けて面がボコボコになります。流す際は注意が必要になります。
1分もすれば90%以上乾燥(ほぼ完全乾燥)しているので一度本体に合わせクリアランス確認をします。
ここでの確認は刃と本体がしっかり平行になっているかの確認です。
もし平行になっていなければもう接着面を剥がす事が出来ないので残念ですがこれ以上作り込んでもゴミにしかなりません。
続いて、峰の削りをします。
このパーツは最終ラインまで削った後に本体根元側以外の3方に角度を付けます。
内側に2㍉のラインを入れます。
これが仕上がりラインになり45度で削ります。
この様になります。
ここは比較的丁寧に削っていきます。
非常にわかりにくいですが、先端部分はさらに内側に1㍉削って凹ませます。
ここはセンターパーツの凹み部分とラインを合わせる必要があり最終の微調整は後でします。
それをそれぞれ左右2本非対称に削ります。
峰側のパーツが完成したので刃側同様に接着します。
都度確認をしていますが、最後のマッチング確認をします。
これで問題が無ければアクリルサンデーを使った接着は終了になります。
また本体の接合部周り、樋側の削り加工も終了になります。
3㍉厚のセンター『芯鉄』に対し『刃×2』『峰×2』の4個のパーツの接着が終わり
1ピースになったので刃を作っていきます。
そこそこ削るのでまずはグラインダーでざっくり削ります。
ある程度削れたら一度耐水ペーパー#120で表面を滑らかにして
削れ過ぎていないか、削り足りていないかの確認します。
説明しにくいですが、ほどよい感じまで削れていれば本磨きに移行します。