グラインダーでの粗削りが完了したのでここからは耐水ペーパーでの水研ぎになりますが、アクリル自体は透明でそのまま研磨をするには非常に見難いので一度塗装をします。
塗装をし色を付ける事により、削りたい面の高低がわかるので面出しが容易になります。
同じ角度で削っていくと、この様に低い所に塗料が残ります。
ある程度まではこのまま角度を変えず塗料が無くなるまで削ります。
この作業は初めての事で要領が分らなかったのでガルバリウム鋼板を当てています。
感覚さえ掴めればバカ丁寧にすることもありませんが、そこは処女作ということで
塗装→#400水研ぎ→塗装→#600水研ぎ→塗装→#1000水研ぎ
これで面出しを行っています。
刃の形成は片面を一方的に削っていくとバランスが崩れる恐れがあるので都度この様に左右対称になっているか確認しておきます。
切先付近のアールのラインを全て平行にしなければいけないので時間をかけてしかり削っていきます。
これで水研ぎ(本磨き)は終了です。
DIYではどこまで作り込むかが重要です。
『どこで妥協するか?』とも言えますが丁寧に時間を掛ければ、必ず良い物が出来上がります。
刀は刃が命なので今回は塗装からの水研ぎを3セットしましたが別に1回でもいいと思います。
形あるものいずれは…壊れますね!
1日でも長く”おもちゃ”であり続ける為に願いも込めて磨きます。
気分はすでに刀鍛冶です。(ガチ)
本当はもう少し細かい説明を入れたい所ですが、【無双セイバー・改】についてはこれ以上画像がないので割愛しました。
刃の形成が終了したので
刃本体を全てシルバーで塗装します。
峰部分を軽く耐水ペーパーで磨き、刃をマスキングします。
紺色を塗り、クリアを2回塗っています。
バンダイ製のおもちゃはそこまでしっかりした塗装ではないので鏡面仕上げをしてしまうと逆に不自然になるので必要ありません。
最後にガラスポリマーでコーティングしておきます。(オマケ)
刃が完成したので本体に戻します。
詳細については【分解編】で記載しますが、刃は本体正面パーツとLED基盤に挟まって止まっています。
本体に取り付けます。
そのままでも取り付け自体はできますが、純正に比べ長く重くなっているので振り回した際の負荷を考慮し一部分を接着します。
接着にはシリコンを使用します。
完全乾燥後でも柔軟性があり柔らかいので、衝撃吸収材としての役割があります。
建物で言えば免震ですね!
重鎮系の接着剤は対衝撃に弱い物が多いのでベストではなくてもいい選択だと思います。
なにより、シリコンは少々圧着気味に接着しても剥がす(割る)事が可能です。
これにて…
完成です。
迫力が増し少しはカッコよくなったんじゃないですかね?
これがまろパパとしての処女作で製作難易度は4
刃を入れ替えただけの作品ではありますが息子も喜んでくれて今でも一番思い入れがある作品です!