まず始めに。
この10日間ほど関東を直撃した「台風15号」における千葉県内の被害状況を僕なりに調べていました。
先の記事内でかなり厳しい目の内容で書きましたが、不本意ながらその記事を読んで気分を害された方がおられましたらお詫び申し上げます。申し訳ございません。
ただね!
近年は地球環境の変化によって秋口でも海水温度が高い傾向なので日本に向かってくる台風も勢力を落とさず、むしろ強くなることも稀ではありません。来年以降も同じような勢力の台風が来ることは安易に想像ができるし、それこそご自身が被災者になる可能性があります。
僕が一番に伝えたいことは
2018年-台風21号(945hPa)
2019年-台風15号(955hPa)
この関西と関東を直撃した台風から“学ぶ”ことが相応にあるであろうと。
どこのニュース番組よりも“わかりやすく”今回の台風15号の問題点を再確認し、ついでに都道府県知事である【首長】とは?もおさらいをしたいと思います。
この後に大阪の“首長”の話も書いていますが、そもそも「国」と「地方公共団体」とでは役割が異なります。これをゴチャゴチャにしてしまうと感情的になるというか…もし興味があれば「1995年-阪神淡路大震災」を調べて貰うといかに「“初動”に失敗したのか?」「自衛隊は何をしていたのか?」とかね、いろいろ出てくると思います。
もうビックリした。
他人事でゴメンネ。
ここまで無能な知事も逆に珍しいと思いますが、千葉県も東京都の受け皿として平時においてはコレでも回っていたんでしょうね。大阪府の中でも堺市は似たようなものだから!
上陸前は昨年の「台風21号」よりも勢力が10hPa落ちていたので、まぁ『あっても関西レベルだろうな』って思ってたんですよね。個人的に。
パッと見は酷く映りますが、このような倉庫によく使われるトタン板(波板)は建物の隙間から風が入りだすと“逃げ場”を無くした暴風によって簡単に持ち上がり飛ばされます。大阪市内の工場等でも多数確認しています。
【千葉県内の停電】
これがねぇ…
最終的には東京電力が調査し公表してくれないことには詳細が分かりませんが、内心『ちょっと倒れすぎじゃ?』と思われた方も多いと思います。
例えば!
公共インフラの要でもある「電柱」はそれなりの基準があると思います。ここまで多いと単純に『老朽化かな?』と思ってしまいますが、まさか…コストを下げる為に強度を意図的に落としていた…まぁ無いと思うけどね。たださぁ「東京湾アクアライン」ってあるじゃん?あのー「関西国際空港」の建設でもあったから関東でもガッツリ…一言で言えば「3代目山口組」時代がピークらしいですが…この話は無しで(笑)。
やっぱり老朽化だね!
今回の台風15号の被害の中でも印象的だった50m級鉄塔の倒壊ですが、1972年に製造されているので実に47歳です。東京電力管内ではこの「50m級鉄塔」が2万5,000本ぐらいあるそうですが平均年齢は42歳と老朽化が進んでいます。
やっぱり金が無いってさ。
あのー「3.11東日本大震災」以降は老朽化した鉄塔や電柱の入れ替えが進んでいないみたいだね。
あーあっ…
マジで無能だなぁ…
いやいや、電気のトラブルなんて電気の“プロ”にしか対処できないことぐらい小学生でもわかります。首長として一番言ってはいけないセリフというか、被災者である千葉県民を舐めきってるよね?
他人事なんだよね。
【リアルな問題】
このような“類”はあまり報じられることがありませんが、実は被災住民にとって深刻な生活問題です。後は確実に治安が悪化しますね。
大規模自然災害が発生すと全国から空き巣が集まると言われています。要はボランティアを扮して被災家屋から金品を強奪するわけですが、こんな奴に慈悲は無用。もちろん確たる“証拠”を現認する必要がありますが、見つけたら無慈悲に腕の1本ぐらいはやっていいよ。どうせ警察にも言えず泣き寝入りするしかないから(笑)。
あとは「女性の性被害」だよね。絶対に夜間の1人行動は厳禁です。こういう時こそ町会規模で「自警団」を作るぐらいの気持ちが必要です。
【リアルな問題2】
すでにブルーシートを屋根に覆うだけで7万円を請求された事例もあったそうですが、1995年の阪神淡路大震災の時は100万円なんてありましたよね。まぁ時代背景が違うんだけどね。
これこそまさに「市場原理」になりますが、応急処置をするにも圧倒的に物資が足りません。たぶんホームセンターなんかでも売り切れ次回入荷未定になっている場所もあると思います。めっちゃリアルな話になるんだけど、昨年の台風21号の時でも商社が値段を釣り上げる為に小出しにしてきたから価格が上がりました。特に「アルミ」と「ポリカーボネート」ね!
職人もパンクしてるから屋根の修理なんかでも一元で頼むと来年のゴールデンウィーク~夏ごろになるんじゃないかな?このレベルの災害になってくると1年後でもブルーシートの屋根があるでしょうね。現に大阪でもまだブルーシートの屋根があるからね!
腹立つわ~(笑)
『ギャグかな?』って突っ込むのも面倒くさいですが、これでも“元”首相なので生温かい目で見てあげて下さい。もういちいち怒らなくていいよ(笑)
でね!
ニュース等では“国”の対応が遅いなんてよく言われていますが、このような事案においてまずは首長です。要は都道府県知事が各市町村長から被害状況をまとめないことには何も進みません。
国が動くのはその後ね!
自衛隊に「災害派遣」を要請できるのも都道府県知事の権限になります。順番が逆なんだよ。
首長経験者はみんな同じ意見になると思います。僕ですら先の記事で『12時間は遅い』と書いていますが、この初動を間違えると死者が増えます。それだけ。
弱いわ~。弱い!
むしろ逆に不安にならない?
この1枚の画を“翻訳”すると、森田知事は現自民党政権にパイプが無いと読み解けますね!この人は普段何をしてるの?関西ローカルで名前を聞くことなんて一切無いんだけど?てか千葉県に住んでるの?
一見すると冷たいように見えなくもないですが、「国のかじ取り」という観点から言えば今回の台風15号の対応に問題があるとは言えません。
日本の「都道府県制」を理解してる人が少ないからだと思いますが、アメリカ合衆国の「連邦制」を引き合いに出すと理解しやすいのかな?まぁそんな感じ。
っていうか!
世耕さん激おこw
昨年の台風21号は近畿地方に甚大な被害をもたらしましたが、現実的な話として一般市民が「対岸の火事」になるのは仕方がないんですよね。
問題はだな…
これから『責任の所在は?』って話になってきますが、要は『誰が悪者になるのか?』って事だけど、今のところ責任転嫁しか見受けられません。
まー確かにね、相当の被害が出ましたよね。千葉県以外でも。
でもね?
昨年の台風21号では関西電力管内では延べ1,300本以上の電柱が折損等し約220万軒が停電し全面復旧に17日間も要したのをご存知ですかね?
興味があれば読んでね↑
だからね、同じ日本人としてあまり被害者ヅラして欲しくないんですよ。大変なのはもちろん理解できるけどね。我が家については5~10分の瞬間停電が1回だったんだけど
大阪は「水の都」という別名がありそれなりに河川がありますが、大阪平野の中でも特に大阪市は区画整理が進んでいます。京都御所がある京都市ほどではないけどね。要は同じ強度基準の電柱であっても碁盤目状に張り巡らせているから電柱1本1本がそれぞれ支え合うことで単純に強度が上がります。地方でも都市部は同じ傾向になると思いますが、コレが都市部で大規模停電が起きにくい要因であり田舎との決定的な違いになります。
・電線の地中化の是非
特にヨーロッパ地方では「景観」を意識して電線網の地中化を率先して行っていますが、そもそもあの地域は大きな地震がないから活断層だらけの日本列島と比較すること自体がナンセンスです。
ちなみに、電柱を使い電線を1㎞延伸させる費用は約3,000万円ですが、コレが地中化になると同じ1㎞の延伸でも5億円を超えてくるそうです。
大阪市の事例になりますが新しく作られる「都市計画道路」では一部の電線網の地中化をしていますが、現実的には古い道路を掘り起こして地中化する事は厳しいようです。慢性的な渋滞がすっげー起きるだろうねw
とにかくだ!
ちょっと総務省から数字を引っ張てきましたが
【千葉市長選挙】
【千葉県知事選挙】
擁護のしようが無いぐらい投票率が低いね。言葉返せば平時においては穏やかな地域と言えますが、今回のような有事の際は弊害としてモロさが浮き彫りになると思います。
自らの権利である「選挙権」を捨ててる現代人が多いですが、日本国は国民主権だからね。本来「政治」とはとても身近なものです。
とにかく、“無能”な知事はリコールに相当しますが、それを決めるのは千葉県民です。外野は黙っていましょうね。
終わり。