【そもそも論！】政令指定都市ってなぁに？　#時代錯誤

大阪市は政令指定都市であり、【大阪都構想】とはこの政令指定都市の廃止を含め現在の「行政区」から東京23区のような「特別区」に制度を移行するための措置になります。

大阪特別区構想！

こちらの方がひょっとしたら分かり易いかもしれませんね！

あまり難しい言葉を並べると理解しにくいので要点だけをまとめ小学生でもわかる内容にしたいと思います。こういう時に小学生の息子がいると非常に便利です。(笑)

一度くらいは聞いたことがあるであろう言葉ですが、政令市(せいれいし)と略すこともあります。

いろいろな要件がありますが、人口50万人以上の都市(市)が法律で指定された場合に【政令指定都市】になり、現在は47都道府県に20市あり始まりは1956年9月1日です。

いわゆる五大市(ごだいし)です。

少し面倒ですがせっかくなので残りの15市も確認したいと思います。が、改めて確認すると意外とバラバラだったので指定順に色分けをしています。

こちらを見てもらった方が早いですね。指定された時期やカッコ内の行政区の数に人口も比較的バラバラですが、基本的には【太平洋ベルト】内ですよね。

この政令市とは別に人口20万人以上の【中核市】という制度もありますが、とりあえず多すぎるので割愛。

この政令指定都市。僕は生まれも育ちも大阪市で「行政区」という物が当たり前で育ちました。つまり「区役所」に始まり各区に警察署や図書館があり、それが当たり前で改めて考えることなど当然ありませんでした。

ではこの政令指定都市。

いったい何なのか？

物凄くザックリ言うと都道府県の中にあるもう一つの「都道府県」になります。要は都道府県から多くの財源や権限が移管され『あとはソッチで上手くやってね！』と独立とまではいきませんが、ある意味好き勝手に自治が行える大都市制度になります。

日本の行政区画になり、地方公共団体である「都」「道」「府」「県」を合わせた総称です。現在は1都1道2府43県の47に分かれています。

始まりは明治新政府による「廃藩置県」になり、3府69県からスタートしいろいろな工程で今の“形”になったと覚えて下さい。ちなみに、「明治維新における最大の改革」とも言われています。

中核市にお住いの方々は【政令指定都市】に憧れがあｒ…別に無いかな？ｼﾗﾝｹﾄﾞ

五大市がスタートした1956年の日本の総人口は約9,000万人です。時系列で振り返ると第一次ベビーブームの後であり、「東洋の奇跡」と呼ばれた高度経済成長期の真っ只中ですね！

そう、これからどんどん日本の総人口が増えていく事が前提とまでは言わなくても、ある程度はソレを見越した上での制度になります。

日本の総人口が増える、もしくは横ばいであれば十分機能するし、よっぽどのことが無い限り特に問題も起こりません。…でした。

そして人口減少に転じた…

まだ10年、20年先の話ではありませんが、既に日本の総人口は将来的に9000万人割れの予測が出ています。要は五大市がスタートした1956年以前の水準ですよね。

これをどう考えるか？

もちろん“当時”とは全ての前提が異なるので単純比較ができませんが、安泰ではないことぐらい簡単に想像できますよね？

政令20市の中でも【大阪市】は少し異端であって昨今の【大阪都構想】の話になった経緯があります。残りの19市についても表面化していないだけで二重行政があるし、今後はみんな仲良く人口が減少していきます。

コレについては「行政サービス」を含めいろいろ付随する内容があるので別記事で書きたいと思いますが、これからの社会を考えていくと一歩間違えれば【政令指定都市】が“足枷”になる可能性があるってことですね！

日本史には「政令指定都市の廃止」の前例がありませんが、ソレをやっていこうとしているのが【大阪市】であって大阪の地域政党である【大阪維新の会】ということです。

まぁトレンドリーダー…

そうです！

オシャンティー！！！

マジメに書くのが飽きたわｗ

おわり。ﾊﾞﾝﾒｼ