はい、それでは!
ちょっと汚く見えると思いますが、見ての通り問答無用で汚いですが何か?
コチラが僕専用の「研ぎ場」となりますが、なんかソレっぽく写っておりなんかいい感じだよね?
少し前に「緊急事態宣言」を“出刃包丁”に例えてみましたが、このような関連性のないワードが急に出る場合はほぼフラグなんですよね(笑)
はい、出刃包丁です。
そもそも僕は料理をしませんが、これには悲しい理由がありましてねぇ…えぇ。昔は作っていた時期もあったんですけどねぇ…えぇ。
まぁいいや。
見ての通り「これでもか!」というぐらい錆まくっております!
これはいけない!
何とかしなくては…
なるほど…
こちらの出刃包丁は大阪府堺市で作られたものですね。
意外と知られて無いのか興味がないのか…大阪府堺市は「刃物」が有名な街であり、確かこのような刃物全般の全国シェア率は5%ほど、業務用包丁のシェア率は90%とかだったと思います。
『これ磨ける?』という軽い感じで回ってきた訳ですが、現状を見る限り…
楽勝ですね!
画像ではわかりにくいですが、長期間使用しなかったことで自然に発生した「赤錆」がメインなのでさほど削る必要は無さそうですね。
ただなぁ…
【 銘切り / めいきり 】
峰側に文字が掘っていますよね?
幸いなことにそこまで錆が確認できませんが、やはり削り過ぎると書体が崩れるので触りたくない本音があります。
「中央交通」からの贈答品ってことでいいのかな?
なんかダサくね?
せっかくだし研磨で落として「(株)大阪城」とか打ち換えてみようかw
ただなぁ…文字を掘る為の「銘切り鏨」ってクッソ高いのよね。しかもかなり練習しないと上手く掘れないし…悩ましい…。
包丁や刃物を研ぐ場合は「砥石」の一択です。鉄の融点温度は「約1,500度」ほどと言われておりますが、金属の中では高い方と言いますか少々の温度では形が崩れません。故に海外製の刃物は効率化の観点から機械削りが多いんですけどね!
下品だわぁ…(呆)
あのね、特に日本の刃物は時間がかかる「水研ぎ」の一択なんですよね。理由は簡単で「熱が入らないから!」でございまするでおさるでウッキー。
例えば【日本刀】!
日本人でもあまり知る機会が少ないと言いますか「大きな包丁」だと思ってる人がほとんどだと思います。まぁソコは良いんだけど…
あのねのね、一回でも人を斬った日本刀は原則的に一度研ぐんですね。
知ってましたか?
知るか!ってなwww
血液ってヘモグロビン(鉄成分)が入ってるから血を綺麗に落としたつもりでも漆仕上げの鞘に納め長期間放っておくと結合して錆びるんですよ。知ってました?
だからね、何度も人を斬っている日本刀は身幅が狭かったり妙に薄刃だったり(笑)
つ ま り ?
「研磨」とは「ピカピカにすること」と勘違いしてる人が多そうですが、正しい研磨は「いかに研かず身を残せるか?」になります。
コレがクッソ難しい!
もちろん切れないと磨く意味がないからね!
まぁいいや。
こういうのもあるんだな。
僕は別に「刃物ヲタク」ではありませんが、これはねぇ…京都の現場で草がボーボーだったところがあってね、急遽「コメリ」というホームセンターに買いに行った時の遺物…
コレなんかも先ほどの出刃包丁と同じく焼き入れをしてるから「刃」が付いています。つまり「水研ぎ」の一択となります。
んっ…あれ…鎌…?
なんだったらこの「二枚刃鎌」仕様に変更してみようか?
これには天国のポーゴさんもニッコリちゃうかw
この「W☆ING」のスッテカーいいやろ?
1年以上前に作ったんだけど1枚余ったんだよね。
そういうわけで!
どうも見つからないと思ったらベランダの室外機の裏に落としてて錆びてるんだよね。
包丁や鎌の研ぎはそう難しくありませんが、このような「鋏」はめっちゃ難しい。
この鋏は0.5㎜までの鉄板が切れますが、下手に研ぐとツルツル滑って逆に切れなくなります。要はね、ちょっと「引っ掛かり」を残さないといけないわけ!
そういう意味では「美容師のハサミ」もかなり難しい。というか研ぎ師に磨いてもらわないと無理ですね。
そういうわけで!
本来であればここで研磨後の「出刃包丁」をお見せすると思わせ、忙しくて時間が無いから磨きませんwww
時間がねーし。
おわり