昨年2020年、爆発的大ヒットを記録した「鬼滅の刃」。もうこのタイトルを知らない人を探す方が難しいと思うので説明は不要ですね。
週刊少年ジャンプにて2016年11号から連載が始まったわけですが、昨年2020年に子供から大人までを巻き込み社会現象になりました。
どうですかね?
地上波ではテレビアニメ第1期が2019年4月~9月まで放送されたわけですが、大ヒットとなったのは昨年2020年なんです。そう2020年なんです。
気になったので連載期間を調べてみると2016年2月~2020年5月までの4年3カ月、話数は全205話の単行本は23巻で終わりとなります。
テレビアニメが地上波で放送されるまでに発売された単行本の総数は約350万部でしたが、放送後にあれよあれよと販売数が伸び累計発行部数は1億5000万部を超えました。
ただの“遅咲き”かな?
いや…単純にね、『誰々がカッコいい~っ』や『誰々が可愛い~っ』であったり、純粋なアニメとして評価されたのであれば「取り越し苦労」でいいわけですが、僕はちょっと『別の理由があるんじゃないのかなー?』と思っているのでその辺りを書いていこうかな?っと。
っとその前に!
せっかくだし作品の紹介も少しだけよろしいかな?(※本編ネタバレ有り)
似たような「MAD」がソコソコありガチで僕の好みになりますが、挿絵の構成が優れており制作にかなりの時間を要したであろうYouTube動画を添えて。
第3位:炭治郎と禰豆子-兄妹の絆
鬼を含め登場人物にはそれぞれ細かいキャラ設定があるので「全員が主役」で良いと思いますが、やはり「竈門兄弟」は外せないのではないでしょうか?
これは22巻の終わりですが、「禰豆子が人間に戻る時」を特にリアルタイムで読んでおられた方々は涙なしには読めなかったのではないでしょうか?
第2位:桑島慈悟郎と我妻善逸に獪岳
登場キャラの中で表情が一番豊かなのが「我妻 善逸」ですが、無限城にて鬼と化した兄弟子との一騎打ち。
善逸が生み出した雷の呼吸-漆の型「火雷神(ほのいかづちのかみ)」はカッコよかったけど、壱の型しかり最後まで「抜刀術」しか使えなかったって事よね?
みんな大好き善逸…w
第1位:胡蝶姉妹と栗花落カナヲ feat.嘴平伊之助
世間一般的に女性に対して「カッコいい」という言葉はあまり使わないと思いますが、胡蝶姉妹は間違いなくカッコいい。カナヲは可愛い。
やっぱりこの正義感?
二人の姉の死を乗り越え全ての感情を取り戻したカナヲ。カナエから貰った名前は「“エ”が“ヲ”」すなわち「笑顔」。
さりげなく描かれていますが、カナエは「童磨に勝てないしのぶの未来」が見えていたから待ってたんだよね。
番外編:上弦の参 猗窩座
ただ守りたかった…「強さ」だけを求め続けた悲しき鬼。
猗窩座を鬼にさせたのは間違いなく「卑怯な人間たち」だよね?という非常に悲しい物語。「上弦の弐 童磨」はマジでクソ。
番外編:鋼鐵塚 蛍さん
うん…まぁ…そうねぇ…
気難しい37歳です…w
それではタイトルにある通り【本編】を進めていきたいと思います!
【 鬼滅の刃 全205話 】
細かなキャラ設定等は「公式ファンブック」等で確認できるそうです。
ウチの息子も2020年に鬼滅の刃に目覚めたわけですが、小学校で流行ったのでその流れですね。僕も単行本を探しに行った記憶が薄っすら残っていますが、もちろん当時は読んでいません。息子は『おもろい!』と言ってましたけど。
ところが今年になって読む“キッカケ”があったわけですが、単行本第1巻を読みだしぶっちゃけ驚いたんですよねぇ…。
主人公の炭次郎は母親と弟妹4人を鬼の始祖である「鬼舞辻無惨」に殺され、辛うじて息があった妹の禰豆子も「鬼」と化す…ここから物語が始まります。
テレビアニメ第1期の方でもこのような「血」であったり「死」の描写がまぁまぁ多いんですよね。いや、かなり多いかな?
とにかく人が死ぬ!
【 音柱・宇髄 天元 】
鬼殺隊の最高位である「柱」は9人いましたが、生き残ったのは3人なんですよね。片腕を落とされた宇髄天元は前線を退くことになりました。
那田蜘蛛山編で一躍有名になった「サイコロステーキ先輩」なんてまだあだ名が付いただけマシですが、その他の有像無像の隊士なんてめちゃくちゃ死んでますからね。
う~んっ・・・・・。
【 ワンピース 】
もはや国民的アニメと言っても過言ではありませんが、鬼滅の刃に対極するのが「ワンピース」なんですよね。
もう3週間以上前ですが息子と行ってきました。
このワンピースは過去の回想シーンを除き、リアルタイムで死んだのはルフィの兄である「ポートガス・D・エース」のみなんですよね。あってるよね?
う~んっ・・・・・。
特に小学生…いや、未就学児でも鬼滅カラーのマスクを着けていたり、とにかく最後にドッカーンとイったのが「劇場版 鬼滅の刃-無限列車編」なんですよね。興行収入が1位の日本記録まで作りましたから。
この違いはなんだろう?
もちろん作者が異なり作品も異なるので同じような“描写”になるわけがありませんが、地上波でアニメが放送されるまではさほど単行本も売れていない。
例えば「ドランゴンボール」であれば殺されたところで神龍にお願いをすれば生き返るし、それこそあまりグロい表現って無かったと思うんです。まぁ週刊少年ジャンプだからね!
例えば比較的グロい描写が多い「ベルセルク」であれば月2のヤングアニマルだから青年誌になるよね。例えば鬼滅の刃と似たような描写が多い「彼岸島」であれば週刊ヤングマガジンだから青年誌になるよね。
現にどちらの作品も子供たちの間では(たぶん)流行っていませんが、「鬼滅の刃」は大ヒットを飛ばした…。
なぜなのか?
【 炎柱・煉獄 杏寿郎 】
【 蟲柱・胡蝶 しのぶ 】
【 霞柱・時透 無一郎 】
【 岩柱・悲鳴嶼 行冥 】
【 蛇柱・伊黒 小芭内 】
【 恋柱・甘露寺 蜜璃 】
死に過ぎじゃね?
あまりアニメを観たり漫画を読む機会が無いので詳しくは知りませんが、日本アニメ史の中でも大ヒットした作品を振り返り、ここまで主役クラスがバタバタ死んでいくアニメってそう無いんじゃないですかね?
多少はデフォルメされているとはいえ、手足の欠損であったりとそれなりにグロい描写もあります。
ねーなんでだろ?
まぁこれ以上ダラダラ書いても仕方がないし、上手く文字で説明ができないので簡潔に終わらせますが、単純に「見事な死に様」だと思うんです。
・吉本興業とお笑い
一見すると関係ないように思えますが、この説明も入れときますね。
20年以上前かな、大阪に今は無き「2丁目劇場」という劇場がありましたが、当時ブイブイ言わせていたのが「千原兄弟」「メッセンジャー」「中川家」「LaLaLa(たむけん)」「モストデンジャラス(ケンコバ)」等のイジリ全開のギスギス芸人だったわけです。
それから10年…たぶん3.11の前後辺りには「よゐこ」や「サンドウィッチマン」等のコンビ仲が良い芸人がウケるようになりました。
ちょっと諸説ありますが、ギスギス芸人がウケていた時代はアットホームな家庭が多く、その後の仲良し芸人がウケるようになった背景には殺伐とした家庭や人間関係が多くなっていった社会的要因があると…完全に「心理」の話になるんですけどね。
人間は無いものねだりである。
だからさぁ…鬼滅の刃が「2020年」に爆発的大ヒットとなった背景には…考えられる要因は「コロナ渦」なんですよね。
テレビに出てる大人はそれらしい事を言ってるようで、結局は責任の擦り付け合いしかやってないし、誰が責任を取るわけでもなくダラダラと今までやってたわけじゃないですか?
『運動会は中止になったのに、なんでオリンピックはできるの?』という子供たちの疑問にしっかり向き合い説明できた大人(政治家)っているんですかね?
子供って大人が思うより勘が鋭いし、誤魔化したつもりでもちゃんと理解してるんだよね。
鬼滅の刃に登場する「鬼殺隊」や「柱」は死を恐れず、清々しいほど自分に与えられた責務を全うするんですよね。
ココじゃないかな?
あくまでも大ヒットした要因の1つとして考察してみましたが、もしもこの「可能性」があるのならぶっちゃけヤバい。単純に子供たちの「SOSサイン」と考えられるからね。何より2019年まで流行ってないし。
というお話でした。以上
作品の完成度が非常に高いので、人気が出ること自体は別に不思議なことではありませんけどね。
勢い衰えずwww
ゲーセンも凄いわw
作者はウハっウハw
さぁ明日は25日だ!
準備はできたかな?
【 鬼滅のダイスケ 】
つづく