Q:8月15日 今日は何の日?
A:終戦記念日!(終戦の日)
これね半分間違いなんですね。
多くの日本人にとっては8月15日が終戦の日であり小学校でも習ったと思いますが、これは昭和天皇が自ら行った「玉音(ぎょくおん)放送」によってポツダム宣言の受諾を日本国民に周知させたのが8月15日であり「敗戦の日」になります。
世界的にはアメリカ戦艦ミズーリの甲板上で降伏文書に調印した翌月の9月2日が一連の第二次世界大戦の終戦日という認識になっています。
8月15日と9月2日の認識違いだけでは大きな国際問題になりませんでしたが、8月17日未明に旧ソ連軍(現ロシア)が北海道占守島に奇襲をかけたことで後の「北方領土問題」へ発展する事になります。
興味がある人は調べて下さいね!
それでは本題に入ります。
【模擬原子爆弾】
聞いたことが無い人の方が多いと思います。
人類史上最凶最悪の兵器「原子爆弾」
1945年8月6日午前8時15分 広島
1945年8月9日午前11時2分 長崎
犠牲者の数は諸説あり推定になりますが、広島で12万人以上(被爆後5年間で20万人以上)、長崎で7万人以上(同5年間で14万人以上)となります。
たった一度の攻撃で、まして民間人の大量虐殺です。日本人は絶対に忘れてはいけない日です。
大阪市東住吉区田辺1丁目に「模擬原子爆弾」の犠牲者への追悼で建てられた慰霊碑があります。
投下された「模擬原子爆弾」
直径1.5m-全長3.3m-重さ4.8t
通称:パンプキン
軽自動車ぐらいの大きさになり、形状は長崎に落とされた「プルトニウム/ファットマン」と同形状です。
主成分はTNT火薬になり爆心地には数十mのクレーターができるほどの威力だったそうです。
1945年7月26日午前9時26分に大阪市東住吉区田辺本町(当時)に投下とあります。
広島の11日前、長崎の14日前の出来事です。
この「模擬原子爆弾」とはなんぞや?ですが、これはアメリカが開発した原子爆弾を実戦投入するための「予行演習」で作った物になります。
この爆弾による犠牲者は死者7名負傷者73名でしたが、人を殺す目的ではなくあくまでも予行演習でした。
資料によるとアメリカにて116個の試作品を作り、爆弾投下後の爆撃機への衝撃や投下から爆発までの弾道特性、慣性能率等の事前データを採取する目的で日本国内44地点、49~50個の「模擬原子爆弾」が投下されました。
つまりその内の1個というわけです。
1991年に愛知県の市民グループ他が米軍の関連資料を調べていてこの爆弾の詳細が発見できたそうです。
広島の原爆を題材にした子供でも読める漫画があります。
【はだしのゲン】
作者・中沢啓治氏の被爆体験をもとに描かれた作品です。
事実関係については若干の相違があると思いますが、非常にわかりやすく小学生なら理解できると思います。
一部抜粋しますが
広島に落とされた原爆「ウラン235/リトルボーイ」は最大威力を出すために地上600m付近で爆発をさせています。
核融合による超高熱で瞬間的に5,000℃を超え爆心地付近に住んでいた人は一瞬で灰と化し、少し離れていてもその高熱で溶けました…
人が溶けたのです…
正直ね…想像できません…
70年以上も昔の事でこの地獄を記録した鮮明な画像は存在しません。
もしフルカラーの動画が存在していれば…核兵器はもっと早い段階で廃棄への道を進んでいたと思います。
そして
この「模擬原子爆弾の慰霊碑」は同じアメリカに籍を置くNiantic, Inc.(ナイアンティック)が運営する【ポケモンGO】にて
ジム(ポケストップ)になりました。
どんな形であれ後世へしっかり残すことが大事です。
やっぱり…
ポケモンGOは最強やな!
終わり。