大阪城公園まではチャリで行けるので気が向いたらザリガニを見に行くことがありますが、よくよく考えたら最近は生体観察はするものの全く「釣り」をしていませんでした!
これはイカン!
このような趣旨の記事を書くのが久しぶりになりますが、現在大阪市内で「入れ食い」でザリガニ釣りが一番楽しめるポイントは大阪城公園南部の「人工の小川」になります。
3歳ぐらいにもなれば一人で釣ることもできますが、水面まで高さがあるので絶対に目を離さないで楽しんでくださいね!
インターネットで調べると梅雨明け(7月ぐらい?)がザリガニ釣りのシーズンであるように書かれたものが多いですが色々なサイズを狙える季節は9月~10月になります!
夏前に比べ涼しいので日中に行かれる方が多いと思いますが本気で釣るなら暗くなった夜間がオススメで手掴みも可能になります!!!
絶対に楽しいから一度は挑戦して下さいね!
今回も「撮影」を兼ねているので…先に…
ライトアップに加え近づき過ぎると確実に逃げるので拡大していますがお食事中になります。
これね、先日の台風21号の暴風で傾いた植物の葉を食べています。平時であれば高さ的に食べることが少ないないであろうまだ枯れていない植物です。
気になったので撮ってみました!
生体の上側に同じ植物が「風で折れたのか?かじられたのか?」わからない状態で数本確認できますが、本来はそこまで多く確認できません。
間違いなく言える事は「このような植物もしっかり食べる」であり、水槽でザリガニを飼育する上で考えるべき1つのポイントになると思います。
ちょっと前にもここに来ましたが
2本撮りではなく別撮りになります。
今回は2018年の最終戦なのでそれなりに用意もありますからね!
その前に!
腹ごしらえです!(大事)
僕ぐらいになると(?)真っ暗の中、チャリのライトで照らされた地面に三角座りでおにぎりを頬張るからね(笑)
これが本気だよ(笑)
今回はこれだけ持ってきました。
バケツが2個、100均の網、タコ糸、ハサミ、スルメ、ダイソーのザリエサに
贅沢に冷凍のエビ(むき身)
2つ1組で3個をつなぎ「延縄漁 / はえなわりょう」の要領でザリガニをおびき寄せる方法にします!
間隔を離すと1枚の画に収まらないので長さはこの程度です。
もちろん今回は「ザリガニ釣り」もするので、その辺に転がってる木の枝で即席の釣り竿を作ります。
事前に確認したので、すでに獲物は決まっています!
釣らないと…(プレッシャー…)
はいっ釣れた!(簡単)
っていうかね
めっちゃデカいです!
これでわかるかな?
TLが12㎝ぐらいです。
オマケに欠損無しの完全体です!
右側の小さいのがメスですが、この小川でもそうそうお目見えしないTL8.5㎝ぐらいです。
ここまでデカいのは初めてです。
ましてこの小川は週末ともなればザリガニ釣りをする人が多いので『良く生き延びてこれたなぁ』と感心します。
ここまでの完全体だと「ヤフオク!」で値がつくと思うんですよ!
元気でね~。もちろんリリースね!
仕掛けたエビトラップ
速攻で寄ってきてるね!
【脱皮殻を食べるザリガニ】
この小川では貴重なタンパク源です。
ちなみに
これではわからないと思いますが、この画像に映っている範囲だけで今年9月に生まれた稚ザリ(TL1~1.5㎝)が30匹以上います。
他の場所を探索しに行きます!
おっと…ビックリした…
写真を撮る時は被写体を中央にもってくる事が大半なので画像をパッと見るだけで判断できると思いますが、実際はライトの当て方を意識し目を凝らしながら生き物を素早く探します。
誰でもすぐに慣れるから探すのは簡単だけどね!
この場所では初めての確認です。
デカいわぁ… キモっ
大きさと目の後ろの鼓膜から「ウシガエル」ですね!
これは大問題だなぁ…
それなりの頻度でこの小川に来てますが、鳴き声もそうだけど特徴的な卵を今まで一度も確認していません!
っと言うか「ウシガエル」なんて全く知らない生き物なのでこれを機に軽く調べましたが…目の後ろの鼓膜が目と比較して0.9~1.2倍がメスで1.3~1.7倍がオス、そしてメスは鳴かないらしい…
これ…メスじゃね?
【大問題】と言うのも2006年2月施行の外来生物法の改正により「特定外来生物」に指定されています。
捕まえてもその場で「逃がす」か「食べる」か「殺処分」であれば一切お咎めがありませんが、「輸入」「販売」「運搬」「飼育」の全ての行為が禁止されており、違反者については個人の場合でも懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金とかなり厳しい刑事罰になります。
12年前の改正法…
寿命の平均は7~9年…
計算が合わない…
っていうか
この場所で累代繁殖をしてれば「繁殖期の大合唱」をもっと早くに確認できたし、1匹(?)でシーズンを通して4,000~60,000個の卵を産むらしいので遥か昔からこの場所にいるのであればもっと生体数が多いはずだから確実に最近(ここ数年以内)放流された個体ですね!
仮にメスだったとしても、交尾(受精)をしておらずこの1匹だけなら『早よ死ねや!』で簡単に解決しますが「来年春以降どうなっているか?」ですね!
続いて…
おっと…これも…
ライトを当てた瞬間に速攻で逃げましたが
バッチリ写っています!
カニですね Y(・∀・)Y カニカニ
捕まえてみます!
赤丸が隠れたエリア、青丸がスルメ、黄色矢印が水の流れ。これで出てくるかな?
っていうか…
カニってどうやって捕まえるの?
とりあえず…
ライトを消した。
もう朝じゃないですかー。
とりあえず、しばらく放置で!
これは手掴みでイケそうね!
もうちょっと探索…
あっ!
ザリガニが歩いてた!
やっと撮れた!
(※もちろん仕込みじゃないよ!)
そもそもヤラセだったら撮影までに1年もかからないから!w
青いラインが水辺の境界です。
距離は1m弱ぐらいだね。
この辺りから上がってテクテクと歩き出しています。
ザリガニは「エラ呼吸」になりますが、エラが湿っている間は陸上移動が可能であり理論的には雨の日は想像がつかない距離を歩けます。
画像を拡大するとわかりますが、尻尾がこっちを向いており先に進んで行ってます!
ただ、この先は段差があり袋小路なので観察してると戻ってきました。
歩くスピードが遅いからそれなりに時間が経っていますが、上部以外はけっこうウエッティなんですよね!
水辺に戻っていく瞬間を動画に収めたので興味のある人は観てね!
先ほどの「カニ」の場所に戻るも
ここまで明るくなると出てこないですね!
それに
一度でも警戒されると原則その日の撮影はアウトになるので撤収ですね!
朝日を浴びて綺麗な秋雲だね!
の前に!
生まれたての稚ザリの写真を撮りたくて網で頑張ってたんだけど…
砂ごとバケツですくった方が早かったですw
まだ小さいから水中から上げていませんが、これでTL1.2㎝あるかな?ぐらいです。
「ザリガニ釣り」で捕まえた大きな生体を持ち帰るのもいいんだけど、この時期限定(春も)の生まれたてのザリガニを家で育てるのも面白いと思いますよ。愛着も沸くしね!
コレを以て2018年のザリガニ釣りは終了です。
今回は初めて確認できた生体もいましたが「特定」だけはどうしようも無いね!
まぁこの小川は人工物だから…言葉として不適切かもしれませんが「何でもアリちゃあ何でもアリ…」かな?
この小川から脱走した所で辿り着く先は近くの「中浜下水処理場」になるので特に心配することも無いかと。
そうそう!
ここは公共の場所なので楽しむだけではなく、しっかり後始末もして下さいね!
「アメリカザリガニ」は外来種なので、これからのちびっ子達(ザリガニ釣り予備軍)のためにも行政側から警告されないように正しく適切な利用方法でお願いします。