本記事が【ウォチタ柱】のトリとなりますが、いろいろ忙しいので経過観察を打ち切りました。
直接的には死に至らないレベルですが、通常飼育においても発症する可能性がある事から一度記事にしてまとめたいと思います。
その前に!
※ウォチタ柱について
基本的には生体の体調が崩れたり場合によっては死んでしまったりと「通常飼育」から逸脱した行為になります。
愛玩目的での飼育においては絶対に真似をしてはいけませんが、ザリガニという生き物は研究をしてる専門家も少なく、飼育をしてる方々も大して知識が深くないのでインターネットで関連性を調べても基本的に出てくる事がありません。
なので調べる!
もちろん「飼育」における延長線上の話に留めているので、コンクリートの床に高さを変えながらザリガニを落とし、外骨格や内臓の損傷具合を調べる…そんなアブナイコトは流石にやってませんw
ザリガニという生き物は自然界においても同胞たちの亡骸を屋台骨として「種の存続」を続けているので、飼育環境下においても少しの犠牲を払うことで以後の飼育に役立つことは明白と言えます。
まぁ任侠道だわな。
【その生体】
非常に「細菌性」が疑わしいので昨年2019年11月上旬から隔離しています。(してました。)
注目は「頭胸部」辺りに見られるモヤモヤです。
ザリガニが極端に体調を崩すと「白いモヤモヤ」を纏う場合があり、金魚等でたまに確認されるいわゆる「水カビ」と同じ感じになります。基本的には体調が戻れば自然消滅すると思われますが、この症状は「発展形」というか成長しています。
長さは2~3㎜ほどで外骨格から生えています。
この「水カビ」みたいな症状は2018年3月頃当時に飼っていたアメリカザリガニでも出ており、ちょっと無茶をしたら発症しました。
今回の症状も実は試しに“同じこと”をしたらウォチタでも発症した報告というか、まぁ同じ「Procambarus」のザリガニだから体構造的には特段驚く話でもないかと。
ザリガニに「カビ」というワードが付くと「ザリガニカビ病」が思いつきそうですが、アレは日本国内では未確認だしそもそも致死率がほぼ100%だった記憶なので発症から数カ月も生きてることは無いと思われます。
とにかくだ!
このような症状が飼育してるザリガニから出たとして、いざインターネットで調べても情報が無いからどうしていいのかわからないと思います。
冬季のこの水温だから経過観察をするにはうってつけでしたが…あのー…脱皮で綺麗に治るというか、古い外骨格とオサラバでサヨナラできます(爆)
って言うか!
【歯ブラシ】
擦れば落ちる(爆)
ただ注意点としては体調が悪化し発症してるので、発症直後に擦って落としても高確率で再発すると思われます。1週間~10日ほど経過観察を続け体調が戻ったようであれば擦っていいと思います。
ピカピカ
日付を出していますが、ちょうどヤゴもこの日だったので時間が無くて…
はい、もうピカピカ。
既に発症から3ヵ月ほど経過してるので完全に体調も戻っておりこの生体についてはコレで終わりとなりますが、もしもこの症状が出てしまったら
1.まずは隔離
2.飼育用品を分ける
3.次の脱皮まで様子見
がよろしいかと。
発症しても死ぬことはまず無いと思いますが、もちろん「生体の話」なので何も保証できません。
それよりも生体が体調を崩さない「環境作り」を心掛けましょう!
終わり。