今回は「飼育水」に纏わるお話になります。
当ブログのザリガニ関連は2年半も続けていますが、実は「水関連」はたぶん1本しか記事を書いていません。かなり初期の方に書いたのでどんな内容だったのか既に思い出せませんが、「浄水場からの距離」に「鉛配水管」や「西日本と東日本の違い」ぐらいだったような気がします。
Q:なぜ書かなかったのか?
A:必要が無いから!
水生生物を飼育するにあたり「水を作る」などは基本中の基本と言うか、別にドヤる所ではないし、やってて当たり前の話だから完全に飛ばしていました。
知らないならコレこそ『ネットで調べろ!』で解決するからわざわざ人に質問をするほどの事でもありません。まぁ好きでもなく半ば強制的に付き合わされている被害者の方々はごまめなので特に意識しなくても結構だと思います。
何て言うのかなぁ~
例えば小学生の息子に『明日の用意は?忘れ物は無い?』と持っていく物の確認をしたとします。
ここでね、『え~っと、まずはランドセルに~…』みたいになると思います?こんな当たり前の会話なんて一切無いんだけど、水生生物の飼育においては「飼育水=ランドセル」なんですよね。
・淡水ザリガニだから!
この「淡水ザリガニ」のワードを最初に出したのはヤシガニの記事だったような気がしますが、とにかくザリガニは「淡水」なんですよ。たんすいね!
ぶっちゃけ日本国内においてはそこまで水質における差があるとは…あるんだなぁ~コレが。
・石灰量はどの程度?
「硬度」の話は後述しますが、まずはこの「石灰量」が日本全国で異なってきます。分かり易いのが水槽に付着する「白いカス」ですね。
単純に水道水の「水質」となりますが、例えば沖縄県ではシャワーヘッドの目が簡単に詰まるぐらい含まれています。(※那覇っ子に確認済)
僕が住む大阪市では平成4年度~平成11年度までに総事業費約753億円をかけ市内全域に「高度浄化水」が導入されたのでさほど「白いカス」が付着しません。大阪市の水道水はそのまま飲んでも普通に美味い。
あれっ…ぐらい?
じゃあ【本題】に入りましょうか。
・水質調整剤とは?
簡単に言えば「水に添加するもの」となり、水生生物を取り扱うショップに行けば腐るほど目にすると思います。
種類もさることながら価格差もあるので何が何だかよく分からないと思います。僕もわかりません(爆)
・バクテリア
一度ぐらい聞いた事があるであろう有名なワードだと思いますが、水生生物を飼育する上で必要な【生物ろ過】に使う…役割みたいなものです。
立ち上げた直後のピカピカの水槽には皆無なので添加する事ですぐに飼育が始めれる優れモノと言えますが、1週間ほど水を回していれば大気中からバクテリア類が取り込まれ勝手に増えるので計画的に生き物を導入する場合には不要となります。(※設置環境にもよる)
中には「毎日添加」や「嫌気性用」とか用途が違う物もありますが、ザリガニの飼育ごときであれば原則的に不要となります。
硝酸塩を除去することを「還元」と言いますが
【海水魚水槽】
これは30㎝キューブ水槽なので素人では難しくなりますが、この辺りになってくると「海水濃度(比重)」以外にも大事な数値があるので「ミネリッチ」であったり
【海水のカニさん】
水質調整剤を導入しないとむしろ長期飼育ができないと言っても過言ではありません。と言うよりは安定しにくい。
淡水ザリガニ…
・コケを抑える…?
この辺りも「水質調整剤」と言うか「添加剤」と言うか…むしろ“何が”入ってるんだろうね?
しかし安直だわw
『水槽がコケまみれや。せや、コレを入れたろ!』とかになるんだろうけど、僕から言わせれば『味噌汁がしょっぱいから砂糖を入れるって?』『その前にワカメの塩抜きをしたんかいな?』
マジでコレですわ。
僕みたいな「物を作る人」だったら『どうすればコケの発生を抑えれるのか?』『その為には“何が”必要なのか』っという思考回路になるんですよ。
本当は【革命級】で出す予定だった写真ですが予定変更で先出し。
これは昨年製作した【システム】に使ってる上部式フィルターで注目は上蓋の埃になります。
大阪市内はそこまで空気が綺麗でもなく、撮影時期が2019年5月末ぐらいだから排気ガスに花粉やPM2.5であったり我が家の屋外環境はこのような“戦い”もあります。実はね!
【 本 人 確 認 】
特に意味はない(笑)
僕が今まで出してきたザリガニ関連の画像に写っていた水は全て「無色透明」です。
唯一汚かったのが「バーンスポット治療」の時のグリーンウォーターと「2018-2019」期の冬眠環境後ぐらいですが、常にバッチバチに飼育水を仕上げてるんですよね。ベランダに設置してる水槽だから別に誰に見せるわけでもありませんが、僕は汚い環境が嫌いなのね。ただそれだけ。
【稼働75日後】
別に噓を付く必要がないしありのままに書いてますが、75日経過してもこんなもんなんですよ。もちろん赤玉土とかも使ってますけどね。
我が家はベランダに水槽を置てるから「屋外環境」なわけです。あまり気付いてる人はいないと思いますが、屋外環境なのにグリーンウォーターにならないんですよ。
な~んでだ?
金魚やメダカを屋外で飼ってる方は理解しやすいと思いますが、「屋外環境」って誤魔化しが効かないから手を抜くと「環境の崩壊」が起きやすいんですよ。
「屋内飼育」をしてる人は総じてカーテンを閉めてると思いますが、理由は太陽光を遮るためですよね?
「㏐と㏓」の関係もありザリガニに「直射日光」は明るすぎるから流石に遮ってますが、もう「屋外」に水槽を置くといくらでも乱反射で紫外線が降り注ぐから防ぎようが無いんですよ。
すっげーシビアなの!
ここまでやる必要があるのかどうかは知りませんが、少なくとも僕は新しく作る環境全てを同規格にして結果を出してると言うか安定させてるって話ですね。
長くなったので【後編】へ分けますが、かなり重要なことを書くのでお楽しみ!
続く。