少し長くなるので前編と後編に分けますが、まずは『LEDとは何ぞや?』と今更人に聞けない基本的なことからおさらいをしたいと思います!
現在は家庭用の照明器具でもお馴染みになりましたが、LEDとは「発光ダイオード」のことであり、ざっくりと半導体素子になりますが電圧を加えると光るという性質があります。
やはり「省電力」「高寿命」がウリの商品になりますが、ソレはあくまでもカタログスペックの話であり、実際に使用すると『あれっ?』という体験をしたことがある人も多いかと存じます。
そうですね、パッケージの表記には「4万時間~」と書いてるのに1年もせずに光らなくなったり…特に中華製の安物に多い傾向ですね!
動画を紹介します!
ホームセンターや100均でも販売されている「E26」「E17」規格のLED電球になります。
よくある形状なのでご存じだと思いますが、このタイプの仕様というのかな、基本的に価格に応じて複数個のLED素子を並べ明るさ(㏐)を調整しそれぞれ異なる商品に分かれていきます。
動画のLED電球は上部の拡散用ポリカ製カバーを外しておりますが、ダイソー製はガッチガチに接着してるので分解不可になります。
僕の場合は「作業灯」として使っているのでコレでも良いと言いますか、LEDの特性でもある指向性の高さを利用するためにカバーを切除しています。
だからね、100均で売ってる商品が10年も長持ちすると商売あがったりだから早めで壊れるようになってるんですよw
コレが留意点になります!
安価な海外製はLED素子の不良率が高いだろうし、はんだの接点不良があれば落とした振動で外れ通電しなくなったり…まぁそのような理由が考えられますよね。
全般的なLED商品について価格の高い商品には高いだけの理由が必ずあります。まぁ適切な電流値であったり放熱対策、マイコンによる制御等ですよね!
それでは【本題】です!
そうそうそう!
もう終わっちゃったんだけど、「頭文字D」が無料で観れたの知ってました?
今回の製作中に流す感じで観ながら作業してたんですよね。
タダは正義ですから!
このシーンよなwww
現代の“ものさし”というのかな、古いアニメでも一部になりますが地上波で再放送できない作品があるんですよね。
いくら閉店時間中とはいえオーナーだからとはいえ、ガソリンスタンド内での喫煙は厳禁ですからw
“時代”だよねーwww
いやでもね、このまえ「じゃりン子チエ」の再放送があったんだよね。あーでもチエちゃんのオカンが出てたから劇場版の方かもしれんな。
なんの話だったっけw
そうそうそう!
こういうことを書いたらまた怒られそうなんだけど、車のカスタムをやってる奴ってちょっと頭の弱い奴が多いんだよねw
そういう20年前の僕もそうだったんだけど、なにか新商品が出るたびに『うぉぉぉぉぉー』って言いながら飛びついてたよねw
『洗車だけでうっとりボディ…違いのわかる…大人のカーシャンプー…うぉぉぉぉースゲー』とか言ってたもんなwww
わかんねーよバーカw
今はコッチだもんなw
350円でも高いと思うわw
コレは可愛いなwww
別にいらんけどw
だからさぁ、20年以上前に「アルミホイール」が市民権を得た際も、量販店のスタッフは『純正サイズよりも低扁平なワイドタイヤにしたらグリップ力が増して加速力が上がりますよ』とか平気な顔をして嘘をついてたもんなw
100馬力以下の車には関係ないし、そもそもミニバンは加速力を求めてないというねw 45扁平以下にすると突き上げの衝撃が大きくなるし、ぶっちゃけ燃費も悪くなるからねw
要は側面の「サイドウォール」の厚みの話なんだけど、ゴム面が小さいとコーナリング中のたわみが少なくなる。というのは本当の話なんだけど、一般向けの市販車が公道を走行する前提で言えば何も関係ありませんから!
20年以上も前になると現代では当たり前のネット環境なんか無いから情報の入手先が限定的だったんですよね。故に比較が簡単にできないから鵜呑みにしてた。という実情も絡んできそうですが。
そういう意味では「デマ情報」を簡単に信じる奴が常に一定数いますが、こういう奴らって「真実」なんて関係なくて自分にとって都合の良い情報しか拾ってないわけ。何より人間の性なんて今も昔もそう大して変わらんよ。って話だねw
なんの話だったっけw
それでは【本題】です!
まずはフォグランプから!
同じプロジェクター式になりますが、形状違いで片側2灯の計4灯仕様に変更しました。
どちらもLEDバルブに変更しましたが、悩んだ末にLEDでしか再現できない蛍光色に近い「レモンイエロー」を採用しました!
【HID イエローバーナー】
黄色いガラス管を取り付けた物もありますが、多くはこのようにコーティングされています。
見る角度によってイエローの濃い部分やブルーになってる部分が確認できますが、HID特有の光り方というのか安定するまでに色味が変わりますよね?
もう外したので動画が撮れませんが、安定する前に蛍光色が強くなる色味が正にレモンイエローになります。
あっ・・・撮れるわ!
ここもポイントになってきますが色味とは「波長」のことであり、単純にルーメンの数値が大きくなれば明るくなる…実は間違いなんですよね!
左側の3眼はスタンレー製になりますが実はちょっと左右に振って取り付け、右側のヘラー製を正位置で取り付けています。
フォグランプの4灯仕様については左右対称に取り付けていれば道交法および運送車両法に抵触しません。
ソレとは別に少しね!
こういう感じでソケットの取り付け部分を加工しています。
よく見ると銀色のグルグルした物が確認できると思いますが、簡単に言えば「放熱対策」になり後編で詳しく説明します。
このLEDバルブのスペックは1灯が15wなので4つの同時点灯でも純正ハロゲンバルブ相当の消費電力になりますが、明るさでいうと通常の純正ハロゲンフォグランプ(2灯)比の5倍以上になります。
そして眩しくない!
LEDバルブ関連を調べるにあたりYouTubeのレビュー動画もかなり確認しましたが、ほとんどが「明るい」を「眩しい」と勘違いした内容でしたね。
そんなもん常にハイビームで走ったら『明るいがなw』って話なんだけど、プロジェクター式の灯体は強制的に上部への配光をカットできるのが利点になります。
逆説的にはマルチリフレクター式のフォグランプにハイスペックのLEDバルブを入れると上方向へ光が飛び過ぎて迷惑極まりないですね。
話題の「光害」って奴ね!
もう一度おさらいね!
一言でフォグランプと言っても実は形状(メーカー)によって「配光」が異なります。大きく分けると純正品で多い「ワイド光」や社外品に多い「スポット光」の2種類になりますが、基本的には小型の物が多くリフレクターの容量を稼げないのでどちらかの配光になります。
ココがポイントですね!
この形状違いのフォグランプはワイド寄りとスポット寄りなんですよね! この組み合わせにすることで1灯では照らしきれない部分を補ってる…理屈としては「鉄筋コンクリート造」なんですよね!
これはホンダのNボックスのヘッドライトになりますが、LED素子1つあたりの出力を抑えるとこれぐらいの数が必要になります。
純正品が簡単に切れるともれなくリコールの対象になるので、放熱対策はかなりしっかりしてますね!
これは三菱のデリカのヘッドライトになりますが、先ほどとは異なり縦型なんですよね。1つ前のキャデラックのエスカレードもこんな感じでしたね。
これもLEDの特性になりますが、このような「複眼」にすることでヘッドライトの形状縛りが無くなりデザインの自由度が増しました。
これがアウディの初期型なんですよね。この辺りの時代はまだ「LED光学」が確立されていない時期だったので物凄い非効率な造りだったんですよね。
理屈はこのズーム機能付きハンディライトと同じになります。って…なんか暗いと思ってたんだけど大阪湾のクジラの撮影に使ったのはコレだったのか…。ちなみにCREE製の「XML-T6」ですね。
先ほどのアウディのLEDもズーム機能付きに加工できますが、たぶん夜釣りとかキャンプに行くと便利なんだよね。まぁ…夜釣りやキャンプに行くことは無いんだけど…w
前半の締めとして…
大事なことを書くよ?
特に後付けのLEDバルブはルーメン詐欺が横行しておりますが、光源の強さ(㏐)を上げると地面を照らす明るさ(㏓)が必然的に…
正比例しませんから!
ネット商売は「情弱を騙してナンボ」みたいな側面が多く見受けられますが、そもそもアホが多い時点で「詐欺」なんて無くなるわけないんだよねw
次の後編でも掘り下げますが、LED関連については「いかにルクス(㏓)を上げれるか?」が重要になってきます。
少し前にこの画を出しましたが、少しこのような手間をかけるだけでカンデラ(㏅)とルクス(㏓)を気持ちばかり上げることが可能になります。
でね、100均でもアルミテープは売ってますが、できればホームセンターで売ってる「厚手」が望ましいですね!
僕は面倒くさいからコレで終わりましたが、厚手のアルミテープだと綿棒にピカール等のコンパウンドを付けて磨くとかなり「鏡面」に近づくので更にカンデラとルクスを上げることが可能になります!
た・だ・し・!
コレをやっちゃうと保障期間内であってもたぶん対象外になるので自己責任でお願いしますね!
この内容を踏まえ後編ではヘッドライトのLED化について書いていきます!
つづく