ちょっと順番が前後しますが製作のネックである「銃刀法」。
コレについては本当にバカ丁寧な説明を考えており使用する画像が50枚を超えてくるので構成に時間がかかっています。
また本編で詳しく説明しますが、僕は最寄りの警察署まで相談をしたうえで製作しております。が、もしかしたら各都道府県によっても若干対応が分かれそうな事項もあるんですよねw
まだ具体的な事は一切考えていませんが、将来的には受注生産も…職人の手仕事ってどうしても単価が上がるのでちょっと難しいかもしれないけどね。
はい、そういうわけで!
【 日本刀 / 真剣 】
銘は消していますが新々刀の鑑定書付き「保存刀剣」になります。価格はフルオプションの軽自動車ぐらい。
しかしさぁ、この価格帯になると消費税の10%が重く圧し掛かってきますが、冷静に考えたら何も消費してないというね。お金と交換で譲り受けるだけなのに…お金がかかる(消費)のは所有してからなのに…。れーわでも応援しようかしらw
まぁいいや。
これが「金被せのはばき」になりますが、本来はコレでも十分なんですよね。
しかしだなぁ、樋も綺麗に通っているし肌目も綺麗だし、刃文もパチッと直刃で一切の小細工なし! 一切の妥協なし!
とても美しいですね!
200年近く前の鉄の塊がこれだけ良い状態で残っているわけですから、そりゃもう立派な「美術品」ですよね!
もう浪漫だよね?
「金着地」であればこういうのでも可能ですが、これでもまぁまぁ高いし「金被せ/巻き」になるともっと単価が上がるんですよね。
オマケで書いておきますけど、第二次世界大戦の終戦後に日本はGHQの占領下におかれたわけです。約7年ほどの間にそれなりに価値のある日本刀がアメリカにパクられたんですよね。正確な数は不明。
国宝級は無いとされているらしいですが、「重要刀剣」がかなりパクられたとは言われており、実際にアメリカのマーケットで流通してますからね。
いや、早よ返せや。
そもそも銃社会に日本刀なんかいらんやろ? まして日本刀の歴史的価値および取り扱い方なんて理解できんやろ。だから日本に返せって。
【 現代版の楽しみ方 】
ただね、そうは言っても「刃物」であり取り扱い方を間違えると非常に危険でもあるわけです。故にそれなりに歴史的価値があろうが世間様から理解されにくい…もう仕方がないのかな?
本当は銃刀法の方で軽く触れる予定でしたが、僕は日本刀を一振り持っています。既に持ってるから別にしょうもない事をすることも無いわけです!
これはビギニングのワンシーンですが、本来「日本刀」は意味なく人前で晒すものではないし、抜き時も限定的なんですよね。意外と知られてないけど。
ちなみに!
京都大火編でのワンシーンですが、これが「樋を掘る」工程になります。もしくは「掻く/かく」とも言うらしいですが、とにかく鋼で鋼を掘るわけです。
「刀身」については原則的に製造過程を出しませんが、今回は参考程度に載せときます。
これは伊之助の日輪刀になりますが、日本刀とは異なる形状がわかると思います。ちなみに刃文は「湾れ」を予定しています!
コッチがわかりやすいと思いますが、実は…多少は狙えるけど最終的にどのような形(仕上がり)になるのか事前にはわからないんですよね。
もちろん焼き入れをしてるわけではないし、刃文の入れ方は企業秘密になりますが、偶然の産物というのかたまたま見つけたんですよw
すっげー楽しいのw
別に刃物ヲタクではないのでその他の刃物には一切興味がありませんが、この「刃物」って日本の歴史そのものなんですよね!
ソレを伝えたいの!
ただソレだけだよ。
書く順番の都合でまだ書いていませんが、昨年11月の京都でも関連する内容を撮影してますから!
だから「鬼滅の刃」であったり「日輪刀」って歴史を知る上でも入りやすいよね?って話なんだよね。
いわゆる「鑢目/やすりめ」と言われる茎(なかご)が柄から抜けにくくするための加工になります。
だからさぁ、日本刀を抜く時は文字通り「真剣勝負」であり、もうざっくりと「決闘」であり「殺し合い」なんですよね。
侍にとって刀が折れることは単純に死を意味するわけですが、柄が壊れたり柄糸がほどけたり…そういうことも一切許されない世界ですからね。
当時の刀鍛冶がどのような思いで1本1本の鑢目を掘っていったのか? 戦時中の「千人針」も同じような意味だったんじゃないかな?
だからね、こういうのも伝えていきたいわけなんだけど、どれだけ丁寧に書いても理解されないだろうなぁ…とにかく遵法精神だけは守ってますから!
そうねぇ、おまりオススメできないけど、日本刀って「御守り」でもあるから、経済的に余裕があれば一振り買ってくださいw
歴史を知り趣を楽しむ。
これだけ物が溢れた時代になると次々登場する新商品を「買う」という行為にそこまでの価値は無いと思うんだよね。やはり「心の豊かさ」を求める時代なのかな?っと。
そう、常に楽しむこと!
おわり