二回目の水研ぎの為にマジックで色を付けます。
峰先端~切先~刃と「コの字型」です。
表裏の両面になります。
無双セイバー・改ではこの工程を4回繰り返しましたが、忍者一番刀・改はより複雑な形状なので4回では終わりません。
峰側から見た切先部分です。
段差を少し削っていますが、まだまだ削り足りません。
1㎜板を2枚貼った部分なので厚みが最大で2㎜増えたわけですが、この2㎜の厚みを段差が無くなるように綺麗に整えます。
ネジネジをはめます。
ネジネジの飛び出した先も刃の純正ラインに合わせて削るのでまだまだ削り足りません。
ここからは一部分を削り過ぎないように、常にいろいろな角度から確認をしていきます。
本体裏側の続きです。
前回大きく削った先端パーツを本体に合わせ隙間ができないように正確に削っています。
本体にきっちりはまるように少しきつめに微調整をしました。
表面の本体延長パーツを作ります。
こちらは裏側とは異なり、ディテールと仕様が違うので作り方も変える必要があります。
2㎜板でこのような形に削ります。
上下2本の立ち上がり部分の分量は省いています。
仮合わせをします。
こちらも裏側同様に少しきつく削っておきます。
これは本体の黄色の下に設置する延長パーツになり、質感を合わせる為に白く塗装をします。
表面を塗装すると今後の作業が進めにくくなるので「表面」にマスキングをします。
裏面を白で塗装します。
補足になりますが、アクリルサンデーは溶剤なので塗装も溶かします。加工が残っている「表面」には一切塗装ができないので必然的に裏面しか塗装ができません。
このパーツのみ違う接着剤で取り付ける必要があります。
塗装の乾燥待ちを利用して黒く塗った刃先の水研ぎをします。
この時期(製作当時は2月下旬)に外で水道水での水研ぎは本当に辛いので贅沢に(?)室内でお湯を使って水研ぎをします。
裏側も同じペースで削っていきます。
どちらか片方から仕上げるとたぶん失敗(削りすぎ)します。
今までいろんな加工してきた自分の腕を信頼し、物差しなど使わずに目視で削ります。
(要はメンドクサイ…)
切先のアール部分
それなりに形になってきましたが、まだまだ甘いですね!
この一連の工程は一回行うごとに耐水ペーパーの番手を上げていきます。
ここが一度目の心が折れるポイントです。