アメリカザリガニを家で飼育する場合にいろいろと疑問が生じます。
ネットで検索する方も多く、『実際にどうなの?』と思う事が多い印象です。
そこで!
今回は【エサ編】という事で、エサに絞って記事を書きたいと思います。
もう一つの【環境編】もそのうち書きますが、やっぱりエサが一番重要だと思います。(個人的に!)
っというのも
けっこう衝撃的でしたが、アメリカザリガニの寿命を調べると
・野生で5~8年
・人工飼育で3年
これが相場らしいです。
逆じゃね?
数字を見ると少なからずそう思う人がいると思います。(僕のことね!)
一部劣悪な飼育環境を除き、識者がそれなりのシステムで飼育をする前提で考えると、自然界よりも環境が良くなることの方が多いはずです。
にもかかわらず
人工飼育の方が寿命が短くなる…
???
なんでや?
『そういうもんだよ』
『これがザリガニ飼育の常識』
こう言われると返す言葉が見つかりませんが…
ネットで複数の記事を拝見しましたが、寿命については見解がほぼ一致しています。
記事の使いまわし?
実際に検証されている方が少ないのかな?
言うて僕はそこまで詳しくない、むしろ素人寄りなので単純に疑問に思ったわけです。
どの分野でも素人だから故に改めて疑問を感じる事がありますよね?
僕は何でも自分で確かめるタイプなので、実際にやっていく事をブログで紹介しようと思います。
今後ゴーストザリガニの飼育を考えているので、この辺りはしっかり答えを知りたいわけです。寿命が3年と5年~では産卵回数が変わるもんね?
小さな水槽でしっかり自然を再現するのは厳しい話ですが、近づけることは十分可能だと思っています。
そして
自然に近くなればザリガニが長生きする!
これが答えでしょう!(たぶん)
これからベビーザリガニの飼育をしますが、ただ漠然と飼うのではなく色々と検証をしたいと考えています。
検証と言っても、厳密には同じような成長スピードの生体を複数揃え、エサの与え方を変え数年飼育しないとわからないので…さすがに現実的ではありません!
そこで
今回は僕の根拠のないアバウトな直感で飼育をしたいと思います。
直感と言うとさすがに適当過ぎるので仮説を立てて飼育をします。
まず一番メジャーな市販品のエサ
いまや100均でも販売されています。
水生生物を扱うペットショップではもう少し高い物も売っていますが、原価を考えればそこまで成分に違いがあるとは思えません。
通常はこのタイプを使うことが多いと思います。
お手軽ですからね!
実際に僕も買いましたが、まだ開けていません。
むしろ使わないかな?
裏面を見ると…
・カルシウム強化
・崩れにくい
・ハサミでつかみやすい
・沈む
ザリガニのエサとしては理想的だと思いますが…
この市販品のエサが寿命を縮める原因ではないか?と考えています。
・栄養価が高すぎるのではないか?
ズバリ コレです!
それとは別に吸収率という違う問題があります。
人工飼料は栄養価を高く設定されているはずですが、実際に体内でどれぐらい吸収されているのか?
自然界にこんなマルチなエサは存在しませんからね!
現在、我が家にいるザリガニの主食は
近くの池で捕ってきたモツゴです。
以前モロコと紹介しましたが、モツゴです。
野生と飼育を比較し、主食のエサで一番大きな相違点がコレだと思います。
一度モツゴの食べっぷりを動画に撮ろうと思っていますが、まー豪快です!
頭からボリボリと綺麗に完食します。
内臓は栄養価が高いだろうし、骨でカルシウムも補える!
んっ?
あれっ?
ひょっとして…
生餌の方が市販品のエサより栄養あるんじゃ…?
人工飼料とモツゴの栄養価の比較は検証しようがないし、できるだけ自然に近づける環境にしたいので今後もモツゴを主食にしていきます。
続いて
【1日に与える量】
これは正直、どれぐらいが適量なのかわかりません。
生体の大きさによって異なりますが、我が家のザリガニは体長3㎝のモツゴを一度に2匹与えています。
現状は毎日与えていません!
人間でも腹八分って言うでしょ?
そもそも、自然界では毎日腹いっぱい食べれる事などありません。
金魚など魚類は1日3回、5分以内で食べきれる量という目安がありますね!
実際にこれもどうなんだろう?と思いますが、ザリガニについては原則的に空腹状態を維持する事が大事ではないか?と考えます。
これは完全に僕の憶測なので、真似るかどうかは自己責任でお願いします。
ただ、最近は慣れてきて水槽の前に行く度にエサをクレクレと要求してきます。
以前、手長エビを飼育しましたが、食べっぷりが凄く飼いきれないので池に戻しましたが…ザリガニも大食いの可能性があります。
単純に多く与えれば良いのか?
この可能性もありますが、ザリガニは冬眠をする生物です。
エネルギーの使い方は上手いはずなので、エサが無ければそれ相応に対応すると思われます。
量については、これからも検証を続けます。
最後に
【エサの種類】
これで終わろうと思います。
ザリガニは雑食です。
雑食の意味を取り違えている記事をたまに見かけますが、本来の意味は「肉類や野菜類をとりまぜて食べること」です。
決して保存料添加物たっぷりの人様の残飯を与えても良いという事ではありません!
ちょっと余談になりますが
ザリガニのエサを調べると【煮干し】【スルメ】がよく出てきます。
ザリガニ釣りで使う事が多く、その為に定番というかイメージがあると思いますが、どちらも海の物で当然塩分を含んでいるので常用は禁止です。
たまに見かける【卵の殻】
カルシウム不足のザリガニは好む傾向だそうですが、これも自然界では本来食べる事がないので与える必要はありません。
長期飼育において一番悩んだのが
動物性と植物性の比率
コレです!
モツゴを生餌で与える事は理想的だと思います。
ザリガニはハンターですが、自然界で毎日毎日捕食できるのか?
淀川の城北ワンド
ザリガニが生息してる大きな川になりますが、こういう開けた水量がある場所で毎日ハンティングが成功するものかな?
すでに大きなザリガニの捕食をじっくり観察しましたが、まぁまぁ…そこそこ…相当下手くそです。
これは頭を少し潰したまともに泳げないモツゴです。
日中の大人しい時間帯でしたが、この距離感で捕食に失敗します。
抱きつくように襲いかかるベビーや手長エビの方が上手いんじゃない?ってレベルですね!
そう考えると、死んで川底に沈んだ半分腐ったような魚を食べる事が多いのか…?
これを飼育で実践すると水がすぐに臭くなるのでやりませんが、実はザリガニの主食は植物性ではないのか?
市販品の水草を食べるザリガニ
モツゴを与えないと水草をガンガン食べます。
落ち葉を食べるザリガニ
流木の表皮も食べますね!
実はベジタリアン?
食物繊維が胃腸に優しい?
自然界ではかなりの量を食べているはずなので、今後もしっかり与えようと思います。
ちょっと長くなりましたが
できるだけ自然に近づければザリガニは長生きする!?
まだまだ検証が必要ですが、エサについては市販品を与えずに育ててみようと思います。
【エサ編】で変更点がでれば追記します。