大きいザリガニ用の水槽を作っていきますが、基本は石組なのでそこまで時間はかかりません!
用意したのは大和川で拾ってきた石ころ達。
数は20個オーバーで全て使用する予定です。
拾ってから綺麗に洗浄し(2日間)その後一度水分を抜くために1日天日干しをしました。
ベビーザリガニ水槽を作った時同様にシリコンで固めていきます。
今回はザリガニの大きさに合わせてこぶし大の石を選択しました。
1個1個が重量があるのでシリコンを多めに塗布します。
量は適当です。
圧着すると『うにょ~~っ』とシリコンが飛び出してきます。
これでも特に問題ありませんが
押さえて馴染ませます。
この要領で適当に組んでいきます。
1個づつを紹介していくと時間がかかり過ぎるので割愛しますが、これで…半分ぐらいかな?
大きさや形状がバラバラなので本当に適当です。
必要なのはクリアランス確認ぐらいかな?
これが完成形です。
仕上がりは横幅50㎝×奥行き20㎝です。
平置きだとこの形状は無理ですね!
シリコンを使えば重力に逆らった逆ピラミッドのような造形も可能ですが、水中は浮力があるとはいえ基本的にザリガニが登ったり下りたりするジャングルジムなのでピラミッド型が無難だと思います。
画像では簡単そうに作っていますが…簡単でした…
ただ
僕は建築科に通い建築屋をしていたので直感で作っていますが、これぐらいの石になるとバランスをしっかり確認する必要があります。
要は…
使用した石は全て大きさや形状が異なります。
重心もそれぞれ異なります。
掛かる面積も全て異なるので
石同士の接点が多く、強度的に問題がない箇所はシリコンを少なく
強度が確保できない箇所は石の組み方とシリコンの量を調整する必要があります。
ここみたいに非常に掛かりが薄い箇所は相応にシリコンを盛ります。
石の一個一個に重心がありますが、接着し完成した本体にも重心ができます。
要は荷重の問題で、水槽製作うんぬん完全に物理の分野になります。
このブロックは3日程乾燥に時間を費やし、一見すると強固のように思えますが意外とそうでもありません。
プラスチックのような樹脂にシリコンを圧着すると剥がせないほどの強度(接着力)が出ますが、水分を含む石は剥がれやすくなります。
完全に重力を無視し構造的に問題がある形状にしてしまうと…最悪の場合はゆくゆく水槽内で崩れる可能性があります。
物理が苦手な人はちょっと苦労するかもしれませんが「習うより慣れよ」で、ある程度作っていけば感覚がすぐに掴めると思います。
そして…
今回のポイントは…
てっぺんのこの石です。
赤く囲った石ですが、完全に宙に浮かしています。
青いラインがシリコンの接着部分で裏側も一部補強しています。
イメージは…
ジャングル大帝!
(↑ちょっと古い?)
乗ってくれるかは知らんけどね!
もう一度全体像の確認
ルンルン♪♫で作ったはいいけど
『持てるの?』って思われそうですね!
全長が50㎝もあるので、この状態で持ち上げるとたぶん崩れます!
………
……
…
実は…2ピースです!
わからなかったでしょ?
持てる持てないは別にしてリスクヘッジで分割にしました。
水槽を上から見た図
砂利を少し厚めにしています。
けっこうカツカツ!
石のゴツゴツ感を前面に出しました!
(↑石しか使ってない…)
これを見てわかると思いますが、相当重量が増しています。
これ以上石を増やすと水槽台(木製)がヤバそうです。
補強すれば問題ないんだけど、今回は試験的な側面もあるので一度これで完了とします。
水槽幅より-10㎝の仕上がりなので上部フィルターの給水ポンプのクリアランスも問題なさそうです。
一度水を張ってみる…
問題なし!!!
エアレーション…
問題なし!!!
これね
ちょっとわかりにくいけど、三角形の空洞を通してしっかり水が循環するように考えています。
ザリガニがある程度動けるように石の間隔も考えています。
一番下はこれぐらいの隙間にしたので十分隠れれる(身を潜める)と思います。
これにて
大きいザリガニ用水槽の完成!