大きく成長したザリガニでも年に数回は脱皮をします。
甲殻類にとって脱皮は体を大きくするための通過儀礼ですが、実はリスクもあります。
我が家で飼育しているタイゴーストザリガニのペアも脱皮を迎える事になりましたが…
照明がグリーンで少し見にくいですが、頭部甲羅と尻尾の間が割れて脱皮をします。
脱皮した中身は非常に柔らかいのでハサミや足などもスルスルと抜いていく感じで脱皮をしますが、稀にハサミが引っかかると自切行為で欠損したりもします。
それでは…
『うわっ…』
『何これ……?』
マジか…
両ハサミが残ったか…
これは…ちょっと…
たぶん脱皮をして2時間ほどだったと思います。
この時は生きていたので救助できるか確認をします。
『何だ…コレ…』
両ハサミが無くなっても隔離すれば助けれますが、これはオスなので今回の脱皮後が交配できるフォームだったとしても両ハサミが無いので交尾自体ができません。
大きなハサミは根元が細いので、引っかかる事は珍しくないそうですが…
両方…
おまけに…
頭部甲羅の側面部分が「魚のエラ」のようになっています。
脱皮うんぬん、別の問題がありそうです。
病気だったのか?
この脱皮をする2週間以上前から食欲がなく、エサをほとんど食べなかったので脱皮失敗の一番の理由は栄養不足だと思いますが…
にしても…グロイなぁ…
エイリアンみたい…
たぶん触ると良くなさそうなので見守っていましたが、6時間後には死んでいました。
原因を考えても先に進みませんが、11月の抱卵の大失敗に続きペアリング予定のオスが死亡…
マジで今年の交配どうしよう…?
昨年の話でしたが、早くも2018年のザリガニ飼育の方向性に暗雲が…
この2日後
メスが脱皮。
こちらは問題なく
特に変化は…
両ハサミが一気に大きくなりましたね!
あとは…
色味が変わりましたね!
今まで無かった「茶色」「オレンジ」「薄紫」が追加になりました。
「オレンジ」と「薄紫」はベース色の「赤白青」の兼ね合いで出る時は出ますが、この「茶色」というのが…焼き芋みたい(笑)
脱皮前と比較すると
元々は「青」の分量が多かったので一気にイメージが変わりましたね!
タイゴーストザリガニは「赤」「白」「青」のトリコロールカラーが基本色になり、色味や分量や模様で価値(価格)が決まります。
ぶっちゃけ、どうでもいい!
ザリガニは奥が深く単体でも万を超える高額な生体もいますが、僕はやっぱりタイゴーストが好きですね!
錦鯉しかり朱文金しかり、色味の出方や成長に伴う変化が楽しめるポイントになると思います。
2018年もタイゴーストを育てていきます!