ザリガニ種がたまに発症する「バーンスポット(病)」。直接死に至るものではないとは言え原因の特定は難しく、特にカラーザリガニの飼育者からすれば発症させないに越した事がありません。
前回「稚ザリのバーンスポット」について当ブログで取り上げました。
欠損した足の断面部分が全て茶色く変色し「バーンスポットが発症」した状態です。
このようなボロボロの生体の画像を出すことに否定的な意見もあると思いますが、やはりそこは「公益性」と言うことで必ず参考になる人がいると確信してるので記事を公開しています。
2019.2.4 公開の記事です。
その後どうなったのか?
もう一度載せとくね!
この後怒られたからね…(爆)
撮影日は2019.2.8
環境は触らず3匹の稚ザリが入った状態で放置してました。
青〇:バーンスポット個体
可能性1:バーンスポットが発症したこの個体は全ての足が無い状態なので残りの2匹に襲われるか?
可能性2:バーンスポットの「進行 or 回復」経過観察。
そんなもんですね!
一応証明しておこうと思いますが
先の記事で「ガーランドガチャ」を公開しています。調べて貰えれば1発で確認できますが2019.2.8-15時スタートです。
撮影はその後です!
というか(笑)
いちいち噓をつかんけどねw
この「黒い点々」は全て稚ザリのフンです。人工飼料は一切与えず「アナカリス」だけを入れること4日間です。
しっかり食べてますね!
可能性3:デトックス
これは起き上がって自立してますが、最初に見みた時は横たわった状態で白くなってたから「死んでる」と思ってました。
生きてますね!
そして?
なんか白っぽいよね?
あれれのれ?
1度捕まえて確認します。
もちろん「三太郎網」です。
足が無いだけに尻尾でビュンビュン跳ねて逃げようとするのでスプーンを使って水ごと掬います。
白くなってるなw
茶色が消えてるなw
長い髭周りの茶色も完全に消えてますね!
何でや?
何があったんや?
この4日の間に…
『見てないの?』と言われそうだけど見てません。
またどこかで書くと思いますが、僕は1日3分ぐらいしかザリガニ観察をしません。特に今はエサの頻度もたまにだから!
そもそも大阪城公園の生体を観察してるから家のザリガニなんて毎日見る必要がないし、アメリカザリガニは「静かな環境」が大好きって知ってました?
【歯ブラシとの大きさ比較】
TL1㎝ほどだから歯ブラシでこすったり、ニッパー等で茶色い部分を切除することなど不可能です。
仕込み無しのガチです!
上から確認しても茶色の部分が完全に消失したことが確認できます。
わずか4日だからね?
「腸」が透けてるので確認できますが、しっかりアナカリスを食べていますね!
色味から判断すると、以前のアメリカザリガニの
これに「比率」が近いように感じます。
たまたま偶然かもしれませんが、ひょっとすると「植物性」は消化が悪いのかな?詳しくは知りませんがコレが「自然界における成長速度」の根幹になるのかな?
この2匹は邪魔だから捕獲
元の環境に戻します。
そういえば…
この個体も戻すと書いてましたねw
忘れてたわwwwww
せっかくだしもう少し観察を続けたいと思います!
水量はそこまで多くありませんが、120㎝水槽にアダルトを1匹放り込んだぐらいの比率になるのかな?
タイトルには「完治」という言葉を使いましたが、よく確認するとバーンスポットが1箇所残っていました。色味も位置的にもフンではありません。
足やヒゲについては茶色の色素が見当たらないので「完治」でいいと思います。
青い線はかろうじて残った1本の足で、先端部分は完全に「バーンスポット」が消え動き方も正常です。
つまり?
「完治」したのは僕が説明する【1.】損傷箇所の方であり
問題視してる【2.】健康そうな場所にポツンは消えなかった…残った…
先日の画像を見返していましたが、同じ角度でバッチリ写ってるものが無かったので詳細比較ができませんが、この場所にバーンスポットがあるのは確認しています。
ちょっと大きくなってるような…?
今回の内容は「速報値」扱いで書いているのでもう少し経過観察をして「確報値」にする必要がありますが、とにかく「茶色い色素」が消えたという事でいいと思います。
しかも…脱皮をせず…
アメリカザリガニの飼育を始めて1年半ぐらいになるのかな?もちろん初めての出来事で内心ビックリしてます。
というのも…
今まで「脱皮」以外の方法でバーンスポットを無くす術を見たことがありません!(※検索の仕方が悪い?)
そして…
今回の経過観察は…
7ヵ月前と同じ方法を取り入れてます。
この個体については僕の管理ミスで死なせてしまい以後の経過観察が出来なくなりましたが…once again!
ワンチャンあると思ってました!
要は
2.適度な紫外線浴
3.人工飼料を与えない
これだけです!
この前の記事は大事な【3.】が完全に抜けてましたね(笑)
もう「終わった事」にしてたから、忘れ出してるんだって(笑)
先に上の個体の環境になりますが
衣装ケースに水草を入れて水流は無しの2日の1回のひたすらガチ換水で、特別な機材や添加剤等も一切無しです。
この個体の写真はほぼほぼ削除してましたが
青〇が大きなハサミの欠損箇所で緑〇がバーンスポットの発生箇所ですが、いわゆる【2.】健康そうな場所にポツンは無い状態です。
すでにうろ覚えなんだけど『茶色が薄くなってきたなぁ』と思った記憶がかすかに残ってるので、たぶん間違いないような…(※自信がない!)
要は【人工飼料】に含まれる保存料等の添加物による毒性も疑わしかったので完全に抜けば一度デトックスができるであろうと!
人工飼料は使い勝手が良く便利な反面、本来はアメリカザリガニが口にしない成分も多く含まれています。
僕は生物学者ではないので「デトリタス食性」の生き物を金魚等の魚類と同じベクトルで扱って良いのか知りません。
※基本的には問題ないよ!
もう一度稚ザリに戻り
画像で判断する限りでは「茶色が消えた=バーンスポットの消滅」と捉えて良さそうですが、あくまでもこの個体の一事例に過ぎません!
僕の「環境製作」において、中には検証に数カ月要したものもありますが、基本的には割と早い段階で結論付けています。
これは簡単な話で、アメリカザリガニがTL15㎝になろうが「空を飛べるようになるわけではない!」ということで、「およそこの範囲内に収めれば問題がないであろう」で暫定的な結論を出しています。(※故に以後の発見内容によっては見解が変わるという意味)
しかし!
結論を出すにはまだまだ全然早いという事で、あくまでも「この個体はこの環境でこうなった!」に過ぎません!
ただね、「茶色い色素が消えた」ことは紛れもない事実であります。
難しいね!
本当はココで終わる予定で2月8日当日中に公開しようと思ってましたが、更に1日追加で
2019.2.9 撮影
残ってた尻尾の内側のバーンスポットも消えてます。
表側にも一切の「茶色い色素」が見当たりません。
一応ね(笑)
ルフィのお店に行ってダンゴムシガチャをして晩飯でココスに行って
その後の撮影だから!
今回は「たまたまバーンスポットが消滅した」という認識にしてますが、個人ではこれ以上突っ込んで追うのは正直厳しいと思います。
一応経過観察は続ける予定は未定。
たぶん続く。