今回のお話はズバリ!
「ウォチタは冬眠できるのか?」
年明け早々に頂いてたコメントへの“回答”と言うか“僕の見解”を画像付きで補足していきたいと思います。
1月4日なので結構前だな…
「水温」についてはウォチタの記事内で、「アダルト表現」についてはフォーミスの記事内で補足する予定でしたが、どちらの記事も長くなり入れ込む余地が無くなったので本記事で僕がわかる範囲内で書いていこうと思います。
この方は「屋外飼育」をされているそうで僕の“基準”で言えば「飼育者」なので今後も是非頑張って頂きたいと思います。
で!
ザリガニ関連において今後はオブラートに包まずドストレートに記事を書いていきますが、僕は「飼育」を頑張っておられる方々を貶すことは絶対にしないし、特にお子さんや若い人を応援してるので「抱卵関連」以外の質問は今でも受け付けています(※オッサンの矯正は無理)。が、5年後とかは流石にヤメてね(笑) もう忘れてると思うからw
水温の下限はいかほど?
これがねぇ~わからない!
結局のところガッチガチに「生体」の話になるので一概には言えません。あまり深く考えている人はいないと思いますが、「生体」の話を掘り下げて考えても「飼育」においては無意味と言うか、その生き物の「傾向」がわかる程度なので今までガンスルーをしてきたと言うか、オーバーシュートした瞬間に生体が死ぬのでそれ以上調べる事ができません。
物凄くザックリになりますが、ウォチタの「飼育」における適正水温は「下限10度~上限30度」の範囲内に収めておけば基本的に問題が出ないと考えています。
屋内…? 屋外…?
「屋内環境」と「屋外環境」の決定的な“違い”を尋ねられた時に「水温」と答えたい所ですが僕の見解では「紫外線量」になります。
一言で「屋外」と言うと寒いイメージ(※実際に寒い)を持たれると思いますが、実はそうでもなくて水槽の“設置”場所によって大きく異なってきます。
【大阪市内の気温】
2020年1月2日撮影なので今年も暖かい…いや、我が家のザリガニ水槽は全て“南側”のベランダに集約しているので“北側”のベランダには一切置いてません。
つまり?
もちろん同日同時刻の撮影ですが、実は割と暖かいというか「北風対策」と「霜対策」を徹底してるので日中は気象庁が発表する以上の気温になる事がザラで、今日現在までに現認したもので今季の夜間帯の最低水温は7度が下限でした。
では、北側だったら?
って事なんですね!
質問者の方が東京在住ということで大阪市よりも北に位置するので水温が心配になられたと思いますが、そこまで難しく考える必要は無いと思います。
大阪市:N34°41
東京都:N35°41
誤差の範囲です!
【日本列島の上と下】
北限の北海道稚内市(N45°41)と南限の沖縄県石垣市(N24°40)ではこれぐらいの差があるので…この辺りでザリガニを飼育しようと思うと…ご自身の「ザリガニ道」を見つけ出して下さいとしかアドバイスできませんが(笑)。
って言うか!
人口の8割が集中するこのベルト帯内であれば基本的な「ザリガニ飼育」は同じでイケると思います。日本海側は気圧配置によって降雪、積雪量が変わりますが特に問題は無いと思われます。たぶんね!
大阪市内でも南側のベランダで対策をしていれば暖かいし、マンションに囲まれ日中でも一切日が差さない北風ビュービューの北側ではかなり水温が下がりますよね。
オーバーシュート
【現状のヤゴ入れ】
ヤゴを投入する前にウォチタを4匹入れてましたが、我が家のベランダのこの設置場所だけ水温が下がります。細かい説明は端折りますが橋脚と同じ原理で最低水温が4~5度ぐらいでしょうか。
これも「ウォチタ柱」なので本当は公開する予定はありませんでしたが、その角に死んだウォチタが確認できます。
向かって右側の細い足が白化してるのでそれなりに日数が経っていると思われます。ザリガニが死ぬ場合は横になる事が多いような気がしますが、このウォチタは通常のポージングというか…力尽きたという表現がしっくりきますがとにかく死んでいます。
これも低水温に耐えられなかったのか、それとも他の要因があったのかは今更調べる事ができませんが、水温が5度で4匹中1匹が死んだ計算になり確率は25%。
生“体”の話だから…!
仮にこのウォチタが低水温で死んだとします。現状のこの環境における死亡率は25%になりますがそのまま25%で公表する事はできません!
傾向だからね!
コレを調べようと思うと最低でも同容器同環境同条件を25個用意し、それぞれ4匹づつの計100匹を揃えない事には始まりません。中には「1匹も死なない」や「4匹全滅」等も考えられ、100匹中75匹残れば暫定的に25%と言っても良いのかな?と。
ただし!
この「生“体”の話」をしようと思うとコレでも全然足りずに300~500匹は用意しないと「傾向」が掴めません! 僕はこういうのが面倒くさいから「生体」をガンスルーで「生態」に絞ったんですよね!
飼育において無意味⁉
ウォチタを500匹用意して結果として死亡率が18%だったとします。
『でっ?』ってならない?
未判定種ザリガニに限らず一から始める場合は「1ペア」の購入が多いと思います。いくら僕が『18%だ!』を力説しようが、その1ペアの内「1匹死ねば50%」「2匹とも死ねば100%」。
捨てるほどウォチタがいる僕の環境で18%だったとしても、人によって数字上は50%や100%の死亡率になるからどこまで行っても「傾向」に留まります。
【低Wヒーター】
こういう物をチョイスし現状の水温から3~5度上げ10度を切らないようにすれば問題無いのかな?と。
ちなみに?
画面中央にラムズホーンがいますが、購入したアナカリスにもれなく付いてきた奴で既に7~8ヵ月のお付き合いになりますが水温7度でも元気ですね!そしてウォチタは捕食せず仲良く共生…そんなもんなの?
まいいや。
“冬眠”とは何なのか?
熊みたいな生き物とザリガニの冬眠は別物です。冬眠と言うより「寒くて動けない」が正解じゃないかな? 水温が上がった日中はけっこう動いてるからね(笑)
進化論…? 根性論…?
結局ね「生体の話」は専門家に聞かないとわかないことばかりですが、以前どこかで書いた「本場のアメザリは冬眠してない説」コレが気になるんですよね!
ザリガニのメッカである北米大陸。その中でも「Procambarus」は比較的暖かい地域を好む傾向と思われます。(※原産地=発祥)
僕もね未判定種ザリガニを飼育するまでは「ザリガニは冬眠をする生き物」という固定概念がありましたが、本場のアメザリが冬眠してないのに日本国内のアメザリが冬眠してるとなると…
【日本の田畑】
ザリガニが冬眠する場合に泥を掘って潜り暖かくなる春まで耐え忍ぶ…なんて言われてますよね?
こういう感じで表面上に水が少しでも残っていれば地下には水分が充満してるので耐えこともできると思います。(※未確認)
【カラッカラの畑】
先ほどと同じ稲作の畑ですがカラッカラに乾燥し割れていますよね。この状態が続けば春を迎える前にミイラになるんじゃないですかね?
とにかくだ!
or
根性論なのか?
河川に接続された用水路を経由して田畑に侵入してしまったアメザリ達にとっても想定外だろうからどっちでもええけどw
【大阪城公園】
僕のホームでもありますが、この場所のアメザリ達は20年以上も「種の存続」をしてきたわけだからそう難しく考える事も無いのかな?と。
とにかくだ!
僕はただの「物を作る人」だから、専門的なお話は専門家に聞いた方が良いと思います。(※教えてくれるかは不明)
終わり。
あっ…アダルトか!
ハッチアウトから1年もすればアダルトじゃないかな? 半年でセミアダルトってことになるね!
終わり。