それでは張り切って【後編】をスタートしたいと思います!
【 脱 皮 殻 】
ヤゴの脱皮関連を調べるとほとんどトンボになる為の【羽化】の内容が出てきますが、ヤゴもしっかり脱皮をする生き物で「ザリガニの脱皮」とはまた少し違った印象があります。
せっかくだし引き上げて確認したいと思います。
ザリガニとの大きな違いと言うか、まず目につくのが脱皮殻の薄さですよね。この時点でザリガニの「鎧」とヤゴの体構造の違いがわかりますね!
【注目は…ココ!】
眼の部分も薄い膜が確認できますが、顔の下側に確認できる何やら鋭利な突起。
コレがヤゴの下顎です!
この部分もしっかり脱皮をしてる訳ですね。割れ方が違うとは言えザリガニの脱皮における「大きなハサミ」の抜き方と理屈は同じになります。
赤いラインに亀裂が入っていましたが、下顎を抜く為にその部位から頭~下顎の順番で脱皮しています。つまり、どこかで書いた『頭が割れて~』は間違いだったわけです。知るか!
【 脱皮後のヤゴ 】
たしか脱皮から3日後ですが、もちろん水面には上げずに移動させています。
【 脱皮後の大きさ 】
頭から尾の先端までで3.2㎝ぐらいなので脱皮殻(2.7㎝)と比較すると1回の脱皮で5~6㎜ほど大きくなった計算になります。
ちなみに、羽化までの脱皮回数は不明。
普段は引き上げることなんてしないのでせっかくだし「下顎」を確認したいと思いますが、ここでデリカシーが無い奴は無理矢理引き伸ばしたりするかもしれないけど、そんな乱暴な事をしなくても確認ぐらいはできます。
ヤゴの頭の位置と水面までの高さが重要になりますが、小さな落ち葉片を水面に浮かしヤゴに見えるように一度動かせば簡単に「捕食」のモーションに入ります。
ここでヤゴの体の“柔らかさ”が判明しますが、ザリガニの「鎧」との違いは捕食行動の違いと言えます。
落ち葉片の位置の違いでわかると思いますが、これがバクっと食いついた後になりますが…撮影できない…
【動画から切り抜き】
これならわかるね!
下顎のどの部分を基準にして良いのかわかりませんが、頭の大きさと比較するとかなり伸びていることがわかりますね!
ただね、この程度のリーチで泳いでる小魚をしっかり捕食できるのか疑問に感じない?水槽の中はもっと高さがあるしね?
【 メダカを追加 】
前回と同じく小さめのヒメダカをチョイスしています。
【 水槽をリセット 】
もうイトメを使わないので排水管を通常位置に戻しています。
【 アナカリス流木 】
まだ4月なのでもう少し先になりますが、トンボに羽化する前は水面付近に上がってくる頻度が増すそうなのでアナカリスを使い時期の判定をしたいと思います。
この時期からだとアナカリスも水面までしっかり伸びるのでいい“足場”になると思います。
ヤゴ『楽しみやのうw』
悪そうな顔www
【 メダカ投入後 】
しっかり水温を合わせましょう!
【続いてヤゴを投入】
ヤゴはけっこうタフな感じがします。ぶっちゃけ。
速攻で捕食モーションに入っていますね。ここでわかりましたがヤゴのリーチの前にメダカは狙われていることも知らずに能天気だね(笑)
っていうか!
自然の摂理に落とし込めば【ハンター】の方が圧倒的に賢いんですよね!わかりきってる事だけどw
翌日には2匹が餌食になっていましたが、水温が上がり活性も上がってるしトンボになる為に栄養が必要なんじゃないかな?
10匹…385円…
全部食べろよ?(真顔)
そういうわけで!
メダカやベタにザリガニ等の「色遊び」しか興味が無い人からすれば「ヤゴ」なんてめちゃくちゃ地味で“華”が無い生き物なんだけど、生き物を育てる「楽しさ」で言えば抜群だよね!
まぁSNSで「いいね」は稼げないと思うけどw
とにかくだ!
この調子で羽化まで持って行きたいですが、やっぱり閉鎖的な環境だから途中で死んでしまうことも可能性は0ではないので出来る限り頑張りたいとは思ってます。
終わり。