それでは!
カニさんの【本編】に入る前に書きたい内容がある…と言うよりも画像枚数が多く1本の記事に納まらないので分けたいと思います!
今回はみんな大好きコーナン内に併設されているペットショップにお邪魔し、現在販売されている「水生生物」を確認してきました。全国的にも5~6月ぐらいから水生生物の販売が活発になるので金魚やメダカ以外にもいろいろな生き物が店頭に並ぶと思います。
【 アメリカザリガニ 】
赤色~茶褐色のいわゆる原種でその辺にいてるザリガニですが実勢価格はこんなもんですね。仕入れ値は知らね。
小学校においてはお馴染みの飼育環境と言えますが、家庭における「飼育」としては長期飼育が不可能となります。
かなりの数を詰め込んでいるので特に喧嘩をする様子もなく、また大きな欠損も見当たらないのでアリと言えばアリのような気がします。
状態はそこまで良くないかな。この1枚の注目ポイントは「水面の泡」になり、画像ではわかりにくいですが少し白濁しすでに水生生物の飼育には厳しい状態になっています。水温が比較的高いこの時期ではいつ水が死んでもおかしくありません。
でね、このようなショップに足を運ぶ方の多くが【子供連れ】になるかと思います。飼育用品を揃えていないどころか、まだ水槽すら購入していない人もいるかもしれませんね。
【 カラーザリガニ 】
鑑賞用としてはコチラの方が向いているのかもしれませんが、簡単に説明すると突然変異で色味が変化したアメリカザリガニです。中には純粋なアメリカザリガニではない“汚れた血”も流通してるみたいだから注意ね!
このコケの付着具合から予想するに汚い緑色の止水池で放し飼いでしょうね。実勢価格は1匹1,000円を超えてきますが、個人的にはそこまでの価値があるようには思えません。まぁ実店舗であればこの価格帯にはなってくると思います。
【 アカハライモリ 】
ザリガニと同じ。
名前を忘れましたが、アカハライモリよりも陸生っぽいので別種かな?
一言で臭そう。
【 オカヤドカリ 】
初めて観たかも。
続いてカニさん。
な~んとなく想像通りと言うかある意味“お馴染み”の展示環境になります。
カニさんも立派な水生生物でもちろんエラ呼吸になりますが、ザリガニ種とは異なり基本的には陸生つまり水面から体が出ている時間が長い傾向になります。
詳しいエラ呼吸の方法を調べていませんが、原則的に体の半分程が水に浸かると問題が無いようです。
そして、よく隠れる。
これが【習性】ですね!
先ほどと同じ環境なので水位も同じですが、体の角度を寝かす事で体がどっぷりと水に浸かっています。
カニさんも甲殻類なので【脱皮】を行います。一度も飼ったことがないし調べてもいないので脱皮の頻度(サイクル)を知りませんが、体がどっぷり浸からないと脱皮の失敗リスクが上がります。というか無理じゃないのかな?たぶん種にもよるのかな?
底材(砂利)はゼオライトと思われますが、水質はお察しであり褒めれたものではありません。
【 サワガニ 】
自ら穴を掘って水に浸かっています。これも割とお馴染みの環境と言えそうですね。
た だ し !
水面には油膜が確認できるし、家庭における多くの場合がコレよりも小さな“箱”になるのではないでしょうか?
まだ生体のコンディションは悪くなさそうだし、なんだかんだ言っても暫くは持つと思います。
た だ し !
これからの季節では水温が上がるし、締め切った室内では臭いも気になりだすでしょう。なにより換水が非常に手間で面倒くさい!
脱走対策を兼ねて100均等でも販売されている【フタ付き昆虫ケース】を使った飼育が一般的になると思いますが、水量から計算すると3日に1回の頻度の換水になるんじゃないかな?
面倒くさいよね?
同じ“箱”でもこの水量を確保できれば水が痛む速度を緩やかにできるし、気化した水蒸気は仕方がないせよ【臭い】がかなり改善されます。
『カニごときにこんな箱を用意できるかよ』と本音が聞こえてきそうですが、そもそも【飼育】とはお金がかかります。この大原則を認めたくないのであれば生き物の飼育に向いてないし、何より生き物が可哀想なんですよ。
これなんかもそれっ“ぽく”写っていると思いますが油膜が凄いですよね。つまり管理ができていない。
SNSに投稿すると「いいね」がいっぱい貰えそうですが、「いいね」を貰うツールとして生き物を飼ってるのか理由を明確にしておいた方が良いでしょうね。
湧き水レイアウト
水が汚れだすとリセットした方が早そうですが、【環境】を作る場合は【労力】をある程度は計算しないと逆に疲れるからね。
というわけで!
ザーっと流して紹介しましたが、先に紹介した生き物が入っている“箱”については【環境】と呼べずにただの「生け簀」となります。死なない程度に展示してるだけですね。
ではなぜ『このような展示方法なの?』と疑問を覚える人も出てきそうですが、簡単に言うとペットショップだからであって生体単価も選考基準になりますがコレでいいわけですね。それに捕まえやすいし。
各ペットショップの事業規模等によって千差万別なのでもっとまともな展示環境を用意してる場合もあり、購入する場合は複数のショップを巡ることを強くオススメします。
維持管理費をどの程度計上してるか?にもよりますが、当然ながら生体価格に直結してくるので同じ生き物であっても店舗によって価格が異なるのはこの為です。
では、コレを踏まえ【本編】に入りたいと思います。
つづく。