今回の撮影日は8月12日ですが、本日が16日なので4日前となります。
全国的に危険なレベルの気温になっており、当の大阪は夕立はおろか雨さえ降っておりません。
この場所は人工の小川の終着点でオーバーフローした水が大阪城南外堀に流れる構造になっています。見ての通り水生生物の影はなく荒れ果てた荒野と化しています。
人工の小川の中でも比較的水量が確保されていたエリアです。
撮影日前もさほど雨が降っていませんが、完全乾燥に至ることなく適度に水分を有していました。
大雨が降っても水の引きが非常に早く、多少は地下に水分を溜め込んでいるとはいえ、すでにアドバンテージを失い次に少々の雨が降ろうが水が溜まることは望み薄となりそうです。
この場所はここまで乾燥することが無かったので【最後の砦】としてアメリカザリガニの確認ができましたが、やはりここまで雨が降らないと厳しいものがあります。
本来であればもっと早くに乾燥が始まっていたと思われますが、この場所は大阪城公園の中でも【アジサイ園】になっており周辺には色取り取りのアジサイが植えられています。
散水栓が至る場所に点在してるので土壌の中を浸透し人工の小川へ染み出していた可能性が考えられます。(※詳細については不明)
この一角以外の実に9割の地点で既に渇水状態となっており、非常に早い段階で魚類が絶滅しました。
特に田んぼに生息するアメリカザリガニは土を掘って冬眠すると言われいます。少ない水量でもエラ呼吸ができれば数カ月は命を繋げるわけですが、ソレはあくまでも気温が低い冬季の話です。(※そう言われているだけで真偽不明、複数の条件が揃わないとたぶん無理。)
この状況下を確認する限り現時点でまだ数匹は残っていると思いますが、事実上の【絶滅宣言】が出せると思います。
ただし、大阪市内のペットショップではアメリカザリガニが販売されているし、かいぼりが始まりこの3ヵ月の間でも現に「放流個体」が確認できたので判定が難しいとも言えます。
基本的にはコンクリート造なので泥地や砂地の堆積量は最大で10㎝程。たとえ大きな岩の下であろうが水分が枯渇してるのでこれ以上耐えることは不可能だと思われます。
そういう意味では今後9月10月になろうがピチピチの威勢が良い生体がいれば全て「放流個体」と断定して良さそうです。
しかし、参ったなぁ~
大阪府は5月21日に緊急事態宣言が解除され、その当日にこの人工の小川の惨状を確認したわけですが
あれから3ヵ月弱。
データが溜まり過ぎた…
「環境行政」は環境省の縄張りであって、地域格差もなんのその「外来生物法」によって一括管理されます。
日本固有のザリガニである「ニホンザリガニ」はほぼ北海道にしかおらず、ちびっ子達にとっては「水辺のヒーロー」であるアメリカザリガニも職務怠慢で今までまともな対策をしてこなかったアホな大人どもの政争の材料になる。
「かいぼり」が始まりアメリカザリガニの死骸もそれなりに公開してきました。ここまで死骸をアップしてるブログも珍しいと思いますがw。ちなみに、これも放流個体です。
この場所は以前に「カラスによる捕食」を撮影したポイントです。この時期のこんな場所にアメリカザリガニを放流してどの程度生きられますかね?
昨今は「外来種問題」が社会問題としてクローズアップされる機会が増えたと存じます。僕から言わせれば外来種問題なんてただの壮大なプロレスなんですけどね(笑)
仮に「日本国内から外来生物を一掃できるボタン」があったとします。環境“屋”連中は押せるのかな?
押せないよね?
だって失業するからw
あまり喧嘩腰で話を進めるつもりはありませんが、この「生き物関連」はとにかくダブルスタンダードが多すぎる!
日本へは100年近く前に移入され帰化したような生き物について結論が出せないのであればこの先どうやって解決できるのか?そもそも解決する気なんて無いでしょw
ちょっと生体や生態について詳しい程度の識者かぶれが非常に罰則の重たい法律の運用を巡り茶々を入れれる悍ましさ。
「外来種問題」は地域の特性を考慮しピンポイントで対策を打つことができれば速攻性が期待でき被害を最小にできると考えています。
つ ま り ?
条例でいいんだよ(笑)
一言で「外来種問題」と言っても地域によってその性質は様々であり、国と地方公共団体の役割についてはもっと細分化できる余地が残っています。
まぁな、中央が「権限」と「財源」を地方に移管するいわば【地方分権】を進めることなんて無いけどな(笑)
さて…書くか…
長くなるな…