今回の台風10号は気圧の変化が妙だったというか、鹿児島県沖辺りから【945hPa】が下がらずに福岡県まで行きましたよね。
最大瞬間風速については【59.4m/s】の猛烈な風が吹いたようですが、九州本島では50m/sぐらいまでで収まっていたようです。
怖かったでしょ?
知ってるから!
我が家でも2018年台風21号で倉庫のシャッターが飛んだり、別の駐車場の門が破壊されたり等の被害が出てるし、家が揺れ続けるなんとも言えない恐怖感というか不気味さというか。
いやだから本当に【自然災害】については地域煽りは無しよ。泣いてる人だっていっぱいいてるんだから!
場所はこの辺りでやっぱり一番被害が出そうな地形だと言えそうです。
人が少なそうな場所が救いとも言えますが、九州電力管内では最大で約48万戸が停電したそうです。事前準備が進んでいたそうで順次復旧作業に入るそうですが暫くは熱中症対策に気をつける必要があります。
自衛隊も2万2000人体勢で待機してるようですが、ざーっと確認するかぎり【災害派遣要請】は不要っぽいですね。要は九州民の勝ちです。いや、それなりに被害は有るだろうけど。
軍艦島の一部の建物が崩壊危機と少し前に観た記憶がありますが、今回の台風によって嫌な感じがするよね。
行ったことがないから詳しくは知りませんが、こんな小さな島でありながら最盛期には【遊郭】まであったそうで…w
絶対に喜んではいけませんが、あの【915hPa】や【80m/s】が突っ込んできたことを思えば助かったと思います。
探したら出てきましたが、この橋が破損しなくて本当に良かった。これは山口県側からの撮影になりますが海峡を渡れば北九州市ですよね。
でな、意外と山口県の防府、宇部、下関辺りでも強風が吹きましたよね。あんまり関係ないんだけど…
ここは小野田か。
そこにビーチが確認できますが、その上にラブホみたいなヴィラがあるんですよね。
まだあるんだな。
ここの建物の屋根を施工したのがウチなんですよね。探したら写真が出てきますが酷い現場だったわ。何もないし風が強いし足元グチュグチュだし。
書いていいのか知らないけど、工期が間に合わなくて最後は派遣を入れてたからねw。グッドウィル・グループねw
室内用には2㎜の鉛板を張り付けた石膏ボードを使ってるんだけど、大工連中が『こんなもん運べるか!』ってキレちゃったのよねw。大工も強風で一人落ちたしな。もう時効やろw まぁいいや
気象庁がかなりキツめのアナウンスを出していたから避難所の開設であったり防災対策も進んでいたと思います。
でもね、行政は管轄する県民の全てを見渡せるわけではないし、地域によってもリスクコントロールが異なります。
まだ詳細がわかりませんが、たぶん残念な結果になると思います。宮崎県ということで事前予想では台風が直撃しない地域でしたよね。
すぐ横が川で反対側が急斜面ですよ。この辺りだと第1次産業の従事者で離れられなかった理由があるのかもしれませんが、お子さんがいたのであればとりあえず避難して欲しかった。言っても仕方がないんだけどね。
でね、かつて少し問題になった大阪府の「槇尾川ダム」のケースを軽く紹介したいと思います。今回の台風10号とは性質が異なりますが、下手に治水事業をするぐらいならそのお金で危険地帯に住む住人の保障に回して引っ越して貰った方が早いんですよね。
だがしかし!
ここで【憲法29条:財産権】が立ちはだかり行政側は何もできないと言うか…どうしようも無いんですよね。
だからね、TV番組で人気がある「ポツンと一軒家」って行政側からしたら迷惑な話なんですよね。このような災害時には「72時間の壁」問題がありますよね。
どこで被災しようが一個人の大切な命であって絶対に見捨てるわけにはいきませんが、規模に応じてそれなりの部隊編成や機材に重機も必要であり戦力が分散するんですよね。
あくまでも個人的な意見になりますが、特に地方部は本気で考えていかなければならない時代に突入したと思います。
おわり。