我が家でアメリカザリガニを飼育し始め視界に入ってきた「外来種問題」。
正直なところ生活に何ら影響があるわけでもなく今まで特に意識することもなく生きてきたわけですが、調べていくと全国的にかなりの被害が出ています。
特にシリーズ化する予定はありませんが、今後は視界に入った外来生物は取り上げて行こうと思っています。
第一弾は【カダヤシ】!
これなぁ…
生き物に詳しい人は間違えることはありませんが、問題はソコではなく子供と魚取りをしにきた水生生物の初心者なんですよね。
大きさや色味が【原種のメダカ】と非常に近いのでまず間違えると思います。
環境省が管轄する【外来生物法】によって「特定外来生物」に指定されており、池等で捕獲するだけであれば問題はありませんが、生きたままの「移動」「輸入」「販売」「飼育」「繁殖」等が規制されており違反者には3年以下の懲役または300万円以下の罰金に処せられます。(※違法愛玩飼育は1年以下の懲役または100万円以下の罰金)
まぁ…全国的には知らずに持って帰ってる人が多いでしょうね…。
この罰則規定については実情を踏まえ環境省に直接確認をしましたが、内容については公言できないので罰則は重いと覚えて下さい。
では確認しましょうか!
場所は大阪市阿倍野区にある「桃ヶ池公園」です。池の南部には「蛇島」と呼ばれる小島があり、かの聖徳太子(の使い?)が大蛇を退治し埋葬したとされています。とにかく桜が多い公園ですね!
今回はあまり尺がないので…
これが「蛇島」の一部です。残念ながら全体像を撮影していませんがちょっと雰囲気が気持ち悪いです。
また撮影に行くのでその時にも撮っておきます!
てか、カモ集団!
7匹かな?
池全体ではもっと多いしこの「蛇島」で繁殖していると思われます。
左上にシレーっと…
凛々しいな(笑)
アオサギかな?
真っ白のサギもいるし大阪は「水の都」という別名があり「白鷺」という地名や公園も残っていますよね!しっかり探せば大阪市内でもサギを見つける事ができます。
むっアレは…?
カモなんだけど…
どうやって乗ったんだろうね?てか器用だよね(笑)
では【本題】です。
至って普通の緑色の池です。
100均で販売されている丸い金魚用の餌(浮遊性)をばら撒いています。
しばらくすると臭いにつられて小魚群が上がってきます。
あとは網で掬うだけです。
物凄く効率が悪いですが、ある程度捕獲できればおよそが判明するであろうと。
大多数が在来種である「モツゴ」でした。ちょっと水を掬っただけで透明度がクソだとわかると思いますが
今年の大阪市は記録的な猛暑を観測しており、ちょうどミナミの「道頓堀川」も緑色になっていましたが物凄く水が臭い。オマケに夕方だったから蚊も多い。
出直します!
【 カダヤシ 】
1匹だけですね。
お腹が膨れているのでメスです。もちろんリリースはしません。
でね、ここで息子と同じくらいの女児2名に『何してんの~』って声を掛けられ急遽「外来生物講座」を始めましたが、何故こんな小魚が法律で禁止されこの場で殺処分するのか理解ができないんだよね。
カミツキガメみたいな“マンマ”であれば説明も楽ですが、環境省は一体何を考えているんだろうね?ホンマにアイツらは“現場”を知らんからな。
この画像ではわかりませんが同じく特定外来生物に指定されている【ブルーギル】です。波紋が大きいでしょ?
たぶん釣り竿が無くても捕獲できると思うので、昔僕が使っていた秘密兵器を作ってみようと思います。30年ぶりだから上手く作れるかわかりませんが。
たぶんつづく。