8月30日(日)に奈良県某所で撮影をしてきました。
流通名は「ジャンボタニシ」であり、日本国内へは1981年に「食用」として輸入されたのが始まりです。
アメリカザリガニしかり、海がない大陸においては重宝すると思われますが、水産資源が豊かな列島国家でこんな泥臭い巻貝が流行るわけもなく全国で大量に遺棄(放流)され今日に至ります。
では確認しましょうか!
撮影場所の水田に向かう途中にあった用水路です。赤〇で囲った部分に何やら怪しい物体が確認できます。
【 アメリカザリガニ 】
正確には“の脱皮殻”であり本体ではありません。大阪市内ではこのような用水路がほぼ無いと思うのでちょっと新鮮ですよね。
たぶんメスだと思われますが、目視において脱皮殻でTL7㎝はありそうなので今秋にも産卵が可能になります。
シオカラトンボかな?
田畑とトンボって本当に良く似合うよね(笑)。固定概念かもしれないけど(笑)
【 毒々しいピンク 】
これがスクミリンゴガイの卵になりますが、一説には毒があるそうでその他の生き物は見向きもしないそうです。
ここにも脱皮殻が確認できましたが、道中ではアメリカザリガニ本体を確認できず。
稲作においてはこのアメリカザリガニも要注意ですが、今回は【スクミリンゴガイ】がメインなので割愛。
今回の撮影場所です。
8月30日だから稲の状態も青々しく畑にはまだ水が張っている状態です。
これは酷いなぁ…
事前に聞いていたよりも数が多くてビックリしましたが、そこに見えている黒い粒が全てスクミリンゴガイになります。
注目は大きさになりますが、「ジャンボ~」とは名ばかりに二枚貝の「シジミ」ぐらいの大きさになります。だから昨年に孵化した生体群になるのかな?
これも卵だね。
ちょうどヤゴの抜け殻がありましたが、毒があると言った所で軽く触れるぐらいであれば問題は無いのかな?
これが500玉サイズになります。この大きさになると少し存在感があり2本の触覚がグロテスクで気持ちが悪い。見た目も不味そう。
たぶんお食事中です。
青〇がヤゴの抜け殻です。
我が家では少し前に「ギンヤンマのヤゴ」を羽化させましたが、トンボによって羽化時期が異なるんでしょうね。
スラーっとしたヤンマ系?とは異なり比較的ブチョっとしたヤゴです。
あっ…おった…(笑)
土と同じ色味で同化してる…いや、若干土を被ってるんだよね。
近づいたらお尻ロケットでビユーンと逃げるのでよくわかりますが、めちゃくちゃ数が多いのね!
これからの季節だと秋の風物詩である「赤とんぼ」になるのかな?
ポイント毎に確認して行きましたが、だいたいこの500円玉サイズが上限みたいです。
最大で「殻高80㎜」という記録があるみたいなので、テニスボールよりも大きくなるわけだよね。恐ろしいなー。
【糸トンボ / 川トンボ】
お世辞抜きで昆虫(虫)は形状、カラーリング共にデザイン性が高いよね!
このような自然下で見つけた昆虫の名前が1発でわかるアプリがあればもっと昆虫採集が楽しくなると思うけどね。
この辺りも卵が確認できますね。
平均気温(水温)によって若干の差が在るようですが、産卵時期は最大で4月中旬~11月上旬頃までになるようです。
【 おたまじゃくし 】
もちろんどの種類なのかわかりませんが、少し足が生えてきてるかな?
冷静に考えて足が生えてくるって凄いよね(笑)。カエルは両生類だから「骨」があるから!
ちょっと掬ってみました。
小さな網が水面に反射して確認できると思いますが、動きを予測してその網1本で捕まえるは難しいよ!
もちろん生体の負担にならないように動きを先読みだから!
これは【ザリガニ釣り】とはまた違った楽しさだな。(笑)
我が家のアナカリス入れでもスネールが勝手に繁殖していますが、とにかく貝類は繁殖力が凄いので人間の手では間に合いません!
大変よコレ?
農家さんは高齢化が進んでいるし、実際に捕獲していくのは難しいよね。ましてどこに捨てたらいいんだろ?
その前に乾燥させて〆るにせよ、ここまでの数になると物凄い腐敗臭が発生するよね?
これは大変だわ。
【中編】に続く。