久しぶりの大阪城公園ネタになりますが、撮影日は2020年10月10日なので3ヵ月以上前になります。
【COVID-19】の出現以降は大阪城公園の人工の小川の上水が完全に止められその後半年に及ぶ「かいぼり」を追いかけてきましたが、同年10月1日に配水が開始され一応の終わりとしました。
本当はアメリカザリガニに関する内容で構成を考えていましたが、いろいろ思い当たる節があり本日に至った…忘れてただけですね…(爆)
そうでしたね…
撮影した僕自身もこの画像は3ヵ月ぶりに確認してるので忘れていた事がありましたが
本来は水が流れていた場所に雑草が生い茂りました。
この画像では下部に辛うじてライトの反射が写っているので“水”が確認できると思います。
これは分かり易いね!
この小川の周辺は草木が多く種子がいっぱい飛んでくるんでしょうね。
ちなみに!
現在は全て枯れたので春以降はいつもの小川の風景に戻ります。
流石にこんな状態ではアメリカザリガニの生態調査ができないので打ち切りました。
夜間帯の調査であればハンディライトで驚かせれば水中を跳ね砂埃のように泥が濁るので生存確認ぐらいはできます。
画面中央に1匹ね!
わかりました?
どうだろう?
カダヤシかな?
尾びれを見る限り「カダヤシ」が濃厚ではないでしょうか?
コレもそうよね。
ただね、魚類については「上見」からでは非常にわかりにくいので「横見」の方が種の特定がしやすくなります。
まぁ「カダヤシ」で間違いなさそうですが、個人的に少し気になっていたのが「モロコ」や「モツゴ」系の小魚と思っていた少し大きめの生体が実は実は実は「カダヤシ」だった説。
【 カダヤシとメダカ 】
生き物に詳しくない人(※特に親子連れ)はほぼ間違えるであろう在来メダカとの比較です。
このサイズが割と一般的な大きさになるので見間違いが多発します。
日本全国の「池」で取れるサイズはコレぐらいが多いような気がします。
だがしかし!
たぶん成長には3年~は必要になると思いますが、カダヤシのメスは最大で6㎝に達するので通常の3㎝サイズと比べ胴回りの太さも視覚的に影響し別種のように見えると思います。
ってことは?
撮影日の4日後に大阪市立自然史博物館に電話をして判定依頼の為に画像をメールで送ったんですよ。
1週間ぐらい経って『返信が来ないなぁ…』と思ってたら送れてなかった…
この後から【大阪都構想】の絡みで忙しく、一切時間が取れなかったので放置という流れでしたね(笑)
まぁ…そもそも…
2020年5月中に「かいぼり」によって一度は全滅したはずの「カダヤシ」が『なんで復活しとるねん?』という話になりますが、水生生物が消えたこの場所に再放流した人が「特定外来生物」と知らなかったんでしょうね…。
確かにこんな小魚が「特定」と言われても…そもそも一般人が詳しく知る機会なんて原則的に無いと思います。小学校でも習わないしね?
そういう意味ではアホの環境省の罪は重いでしょうね。何より罰則が重すぎる。
そもそも興味が無いからカダヤシが特定外来生物に選定された経緯を知りませんが、「カミツキガメ」みたいな見たマンマの凶悪そうな種と同列の扱いというのがもうねw
『環境省が如何にアホなのか?』についてはたぶん「ミシシッピアカミミガメ」の記事に入れ込む予定ですが、とりあえず有識者の話を真に受け過ぎの論文バカ。
“現場”を知らないアホがこんな罰則の重い法律を運用してると思うと嘆かわしくなります。
当然ながら日本は法治国家なので法律で決まった事を反故にする…そうのような野暮ったいことはナンセンスですが…とは言え、欠陥だらけの制度設計から間違っていた「外来生物法」の運用見直し…やらんだろうなw
これを言っちゃうと終わりますが、そもそも役人なんて与えられた目の前の仕事をこなすだけしか能がなく、自発的に調べることなんて無いでしょう。
つまり、休みの日に自らの自費で“現場”を見に行くことなんてしないよね。だって移動して他部署に行けば…ねぇ?www
要は本気で『日本の自然を守ろう!』って思ってる職員なんて一人もおらんやろw
ザリガニはどこだ?
正解はココでした。
なかなか問題やなぁ…
たぶんTL1.6~1.8㎝ぐらいだと思われますが、逆算するとハッチアウト時期は9月中旬~下旬ぐらい?
ペットショップではこのサイズが販売されていないし、家庭で飼育されているザリガニと言えば「clarkii」の中でもカラーザリガニの一択ですよね。
う~ん…難しい…
他の地域で捕獲した生体をこの場所に再放流するために…そもそも大阪市内ではアメリカザリガニがいない…
この問題については今年2021年もそれなりに追いかけるのでまた次回ですね。
おわり。