【 2021年11月6日-夜 】
本当に久しぶり!
昼間の観察時におよそ探せそうな場所をピックアップしておきました。
まだ関連記事を書いておらず順番が前後しますが、この最下流域は泥の堆積が多くザリガニが隠れられる横穴も比較的多い場所になります。
向かって小川の奥、傾斜がある場所に「アジサイ」が植えられており、定期的な散水によってこの場所も適度に水分を維持してました。してました…。
もう無理、絶滅ですね。
配水開始から1週間も経っていませんが、本当に水があるのかどうか疑いたくなる透明度です。
この一枚だけを観るとその辺の地面の撮影にしか見えませんが、正真正銘本当に小川の中ですからね!
配水口が複数個所に設けられていますが、総配水量は以前と変わらず同程度だと思われます。
生態調査をするには十分な環境に戻りました。
観るべきポイントがたくさんありますが、とりあえず高㏐のハンディライトで照らすと生き物が驚き跳ねるので目に留まりやすく「いるか?」「いないか?」の判断ができます。
このように落ち葉が堆積している場所は掘り返さないことには正確な判断ができませんが、アメリカザリガニが夜間帯に潜っている事は稀なのでライトの当て方や時間の置き方を駆使し一定の判断材料にしています。
下流域の中間付近、この石畳みがある地点から水流がきつくなるので最下流域に生息するアメザリが遡上することは稀です。
TL7㎝以上の大きな個体であれば遡上できない事もないような気がしますが、やはりそのような行動をするアメザリは稀ですね!
もうわかったかな?
なぜ日本の河川に「アメリカザリガニ」が定着しないのか?
アメザリは極端に強い水流を好まないし、水流が強いということは主食となる「デトリタス」が水流に流され貯まりません。
まして捕食能力が低いアメザリが小魚や水生昆虫を簡単に捕まえられる事などありません。
甲殻類の専門屋、環境屋、保全屋、誰一人として突っ込んで無いよね?
たぶん知らんでw
でも肩書は立派なんです。信者にはドヤれるんです。論文も書けるんです。でも何もわかってませんw
所詮こんなもんやで?
ここら辺を書き出すと長くなるから「ファクトチェック」の方でみっちり解説したいと思います。
今年は昨年とは異なり8月はそこまで暑くならなかったんですよね。
その影響で一部の水草が残りましたが、かいぼり期間中に人がけっこう入ってるから「根」が損傷してますね。
光の屈折具合で水流の強さがわかりますかね?
大きな個体であれば遡上できないこともない。ただし、こんな居心地の悪い環境を望むほど生き物はバカではありません!
下流域の上流の上段側です。わかりにくいなw
ココは一転して水流が少ないので落ち葉等もしっかり堆積してますよね?
満遍なくうっすらと綺麗に流されてきた泥が堆積していますがわかりますかね?
この時点で大きな個体はいないと判断ができます。探すまでもありません。
アメザリが生存してるとするならばこの地点のみですね。
この画を観ると既に大きな個体は全滅したという判断ができます。
あっ…おったわwww
ちょっと不鮮明ですが、目測でTLが3.3~3.5㎝ぐらいかな?
あとはねー
ココと~(写ってない)
ココと~(写ってない)
これぐらいの距離で3匹を現認できました。サイズはほぼほぼ同じだったのでけっこう前に捕獲し我が家に持って帰った個体と同腹の可能性が高いですね。
つまり、生き延びたわけ!
これがアメザリなんだよ!
ココと~(探してない)
ココと~(探してない)
ココと~(探してない)
こんな所をくまなく探すと夜が明けるのでしませんが、およその面積から割り出すと30匹~最大で70匹ほどが生存してる可能性があります。
石橋から上の地点
少し歩くと大きな段差があるのでアメザリは登れません。
だからね
この辺りに生息してる生体はゆくゆく下流域の方へ移動していきます。
でだ!でだ!
小さいよね?
僕が捕まえたのが9月上旬頃だったから…もう2ヵ月ほど前になるのかな?
アメザリを「養殖」してる奴らは何もわかってないと思うけど、これも書きだすと長くなるから「ファクトチェック」で書きましょうか。(※覚えていれば)
でね、今シーズンはどうも「ラニーニャ現象」で日本列島が寒くなるようなので来春以降がどうなるのか気になるところですね。
おわり