それでは【別記事】で補足すると書いておいたこの個体。
そう、この個体について!
【2020年5月24日】の記事内で紹介をしているので先に読んで下さい。
日曜日の朝7時30分からスタートしましたが、もちろん狙いがあってこの時間帯を選んでいます。凄い?偉い?やるやろ?
とりあえず注目ポイントは外骨格の上半分、カッピカピに乾燥している事が画像からわかると思います。
まず大前提として、これぐらい明るくなったらこのサイズのザリガニは隠れるので目視で見つけることは非常に困難であるということ。
ちょっと水をかけてあげて反応を確認しましたが、とりあえず『動いてはいるかなぁ~』ぐらいです。
わかるかな?
家庭における通常飼育において、ここまで足を広げる行動はたぶん観たことが無いハズです。
もちろん水位が非常に低いのでエラ呼吸の観点から通常の体勢にしにくいと言えますが、この個体は抱卵しており卵を乾燥から守っているんですよね。
切ないなぁ~。
もう抵抗する余力が無く、されるがままです。元気な生体であれば流石に抵抗をするし、こんな掴みで簡単にひっくり返らないからね!まして利き手ではない左手だもん。
卵の状態を確認したくて尻尾を伸ばしてみましたが、注目は上の画像との比較で足の位置がさほど変わっていませんよね?
ほぼ無抵抗で命が尽きる前と言えそうです。
撮影の為に引き上げてみましたがやはり無抵抗です。
アメリカザリガニの産卵抱卵を知っている人は一目見れば「卵の状態」もわかると思いますが、潰れて死んだ卵の中に「生きてる卵」も確認でき、下の方に付いてる色味が良い卵は“目”ができだしています。
ちなみに、今回の一件が無ければ全ての卵が孵化していたでしょうね。
ココまで育っていれば親から離しても成長が期待できますが、この生体を助けたくて我が家のザリガニをガツンと減らしたわけではないし、もう大阪城公園については【静観】のスタイルを貫こうと思っているので
せめてもの救いで一番水位が深い場所に移動させました。僕にできる事はここまでです。
どのみちね、この生体の余命は2日ほどでしょうか?
後はコレだね。
「岩の上に乗っているザリガニの死骸」も複数枚載せていたと思いますが、別に子供たちが遊んだ後ではないし何処かしらの宗教による何かしらの儀式…
(ヾノ・ω・`)ナィナィ
こちらはまた撮影日が異なりますが、この絵面はちょっと微妙で誰かが一ヵ所に集めた可能性が捨てきれません。
わかるかな?
こういうのは“教科書”に載ってないから自分の目で確かめて調べないと詳しくなれないよ。
まぁ僕は“優しい”からねw
この足跡については形状からして「サギ」が濃厚です。割と都市部でも確認できる少し大きめの白い鳥ね!
ザリガニを食べます!
黒いのもいるよね?
はい、読み通り。
都市部のカラスは生ごみの味を知っていますがザリガニもしっかり狙います。
全国的にどうなのか知りませんが、大阪市では朝にゴミ出しをするので7時~8時半ぐらいの間はカラスが活発なんだよね。
そうは言ってもこの撮影するだけで30分も待ったけど、この時間帯を外すと何時間待つことになるかわからないからね!
先の【2020年6月12日】の記事で「ザリガニの気配を感じない」と書いたのはこの場所なんですよね。
でもさ、何気に都市部に生息するカラスがザリガニを狙う貴重な撮影だったと思いますわ。
だ か ら ね ?
この生体もカラスやサギに見つかったら終わりなんだよね。命が尽きるのとどちらが先か?ってレベルですよ。
【 カラスの巣 】
この前ね大阪市立長居植物園内の「花と緑と自然の情報センター」で見つけましたが、カラスってめちゃくちゃ頭が良い鳥として知られていますよね。
ザリガニのどの部分が美味いか知ってるんだよ。
とにかくね…
【 2017年9月 撮影 】
これぐらいのフィールドであれば抱卵個体を見つける事は至難の業であり、僕自身は2回目となりました。
もちろん川の中にズケズケと入り込み川底を荒そうが生き物を踏み潰そうが手段を選ばないのであればもう少し探せたとは思いますけどね。
まさかまさか…こんな形で二回目の発見になるとは…。
アメリカザリガニって外来生物なんですよね。でも命ある立派な生き物でもあるんですよね。
難しいよね…。
おわり。